第8期第4回障がい者によるまちづくりサポーター会議議事録 1 開催日時   令和4年7月13日(水曜日)午前10時〜午後12時40分 2 出席者   計11名 3 議事 ※詳細は下記「会議の内容」を参照 (1)開会   ・4月に人事異動に伴い、事務局担当変更の挨拶 (2)「各障がいに配慮した情報保障」について   ・第3回会議後に各サポーターが感じている情報保障が必要となる場面や場面ごとの課題などについて意見集約し事務局よりまとめた資料を事前送付。   ・資料をもとに各サポーターから普段感じている情報保障が必要となる場面等について、意見を出し合った。 (3)「災害時の備えについて考える」について   ・第3回会議後に各サポーターが感じている災害の時に困ることや、あると望ましい配慮、受けて助かったサポートなどについて意見集約し事務局よりまとめた資料を事前送付。   ・資料をもとに各サポーターから災害の時に困ること・改善方法などについて、意見を出し合った。   ・次回会議は2022年2月を予定。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 会議の内容 (1)「各障がいに配慮した情報保障」について     各サポーターから出された主な意見   ・手話言語条例について、どこまで浸透しているのか見えない。   ・手話ができる職員が少ないため、役所・図書館等に安心して相談できる場がない。   ・他市町村ではタブレットを使用したタブレット遠隔手話システムがある。札幌市も導入してほしい。   ・市職員等手話ができる職員が増えると、いい環境が生まれる。   ・資料、動画等にわかりにくい言葉・文字だけではわからないことがある。ふりがなを振る、イラストを使う等、読み手が分かりやすいようにしてほしい。   ・一人暮らし等が緊急に助けを求めたいときに民生委員や高齢者・身体障がい者あんしんコールというの使う方法もある。   ・目の見えない方に、形を変える(例えば、〇、△、□のように)ことで触って情報を入手することができる。   ・ヘルプマークはとてもいいマークなので、バス事業者等にもっと周知徹底してほしい。。   ・地下鉄利用時に、南北線・東豊線・東西線に行く案内ラインが途中で切れているところがあり、困っている。   ・公共交通機関を利用時に、障がい者交通費助成を利用している。福祉乗車証、サピカ、タクシー券、ガソリン券のいずれかで1つ選択。福祉乗車証は非常に便利。タクシー券、ガソリン券だと運転手等がいやな顔することがあり、対応に困っている。   ・福祉割引等は自分で調べないとどういう内容なのかわからない。みんながわかりやすく明示してほしい。   ・ドニチカキップは障がい者割引というのがない。   ・耳が聞こえない人に銀行やスーパーでの対応の仕方等、配慮してほしい。また無人の券売機等では、音が聞こえないので解消してほしい。   ・タッチパネルという機器が増えてきており、音が聞こえない人や文字情報が読み取れない人にはサポートが必要。   ・5月に「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が公布・施行されたことを広く周知してほしい。障がい者が様々な情報をスムーズに取得して十分な意思疎通ができる社会を目指すためにも、障がい者に対する配慮してほしい。同様に、障がい者への合理的配慮についてももっと発信してほしい。   ・手話言語条例や障害者差別解消法について、どういう法律なのか知らない人が多い。啓発が必要。   ・シースルーキャプソンズというのがある。これは、発話者の言葉をリアルタイムで表示する字幕パネル(ボード)のこと。手話がいなくても、耳の聞こえない方にも会話が可能。外国語にも翻訳可能。他市町村で は導入しているところがあるので札幌市も導入してはと思っている。 (2)「災害時の備えについて考える」について     各サポーターから出された主な意見   ・北海道胆振東部地震時に、トイレが使用できない、公共交通機関が利用できないなど、不便なことが多かった。   ・災害時の備えについて、危機管理対策室から講習会のように開いてはどうか。   ・北海道胆振東部地震時に、障がい者や高齢者等の被災状況(死亡・事故件数等)があれば報告してほしい。   ・災害支援というのを取り組んでほしい。   ・災害時にサポートが必要な方が多くいる。   ・地震防災マップを見てもわかりにくいところがある。   ・災害対策基本法という制度があるが、どういう制度でどういう計画なのか知りたいところ。   ・災害トイレについて、熊本地震時に災害用トイレ(黄色テント)というの活用。札幌市において、災害トイレの状況を知りたい。   ・発達障がい者には、災害時に身の回りのサポートが必要であり、どういう支援があるのかわからない。北海道胆振東部地震時では、家族からサポートがあって助かった。   ・一人で生活されてる方には、サポートは必要不可欠。民生委員や身近の方とサポート体制は必要。   ・障害のある方や配慮が必要な方のための災害の備えについて、障がい福祉課が作成した「障害のある方のための福祉ガイド」に記載しているので参考にしてほしい。   ・感覚過敏を持たれた方への個別スペースが必要。ワンタッチテントというのがあればいい。   ・感覚過敏マークのように、独自のマークがあるとよい。   ・札幌市では、災害時に障がい者に対してどこまで配慮しているのか。 (3)今度の取組について    各サポーターから出された主な意見   ・同じ意見があるので、ここからピックアップし、今後の方向性を決めてはどうか。   ・2つのテーマを、チーム分けするよりもサポーター全員で取り組んだほうよい。   ・2つのテーマの課題が重いので、1つのテーマを絞って取り組んだほうがよい。   ・論点の整理が必要。    結果   ・今後について、まずは事務局と代表・副代表とで打ち合わせをし、次回の会議に示すこととした。 (4)事務局からの事務連絡    事務局から以下の点について事務連絡を行った。   ・会議で御質問があったことについては、関係部局等に確認し後日回答する。   ・第4回会議の議事録については、7月中に送付する。   ・次回会議の日程について、令和4年(2022年)の10月を予定。後日あらためて日程の調整を事務局から行う。   ・8月上旬に代表・副代表と打ち合わせを行い、次回会議でどう議論していくのか決める。