開催日時 令和6年9月5日(木曜日)午後2時〜午後4時30分 出席者数 計11名 主な議事と概要  ※詳細は下記「会議の内容」を参照 1 自己紹介の後、サポーターから代表等を選出   代表は荒木麻由氏、副代表2名は古川雅徳氏と道下夢子氏に決定。 2 まちづくりサポーター制度について、事務局から資料3に基づき説明。 3 先輩サポーターからの話   前期サポーター代表を務められた山田 英雄 様から、サポーター活動のご経験をお話しいただいた。 4 第9期サポーター活動のテーマ・活動内容について ・ 事務局から配布資料4~6(今期サポーターの応募された方々が取り組みたい活動として挙げていた意見を集約したものや過去3期分の活動テーマ一覧、前期活動報告書)について説明。  ・ 活動テーマは次回会議で決めることとし、本日は、各委員が日頃感じていること、こうなればいいと思っていることなどについて自由に意見を出し合った。  ・ 次回会議までに、今期の活動テーマとして取り上げたいことを、各委員が事務局へ提出することとし、集約した内容は、一旦代表、副代表、事務局が検討し、次回会議時にお知らせする。 5 事務局からの事務連絡  ・ サポーター活動に関する、SNS等による情報発信のルールについて説明。  ・ 次回会議は秋頃開催を予定。日程調整は、後日事務局が行う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 会議の内容 2 まちづくりサポーター制度について(事務局から説明) 障がい者によるまちづくりサポーター制度は、平成15年に「政策提言サポーター制度」として始まった制度で、サポーター制度の目的は、障がいのある方が普段思っていることや考えていることを、 同じ目線で理解したり、応援することができる障がいのある方に、聞き取り役や取りまとめ役となる「サポーター」になっていただき、障がいのある方の意見を札幌市のまちづくりに反映すること。 活動内容は、身の周りの障がいのある方から、あるいは、必要に応じて懇談会等を開催したり、ヒアリング調査等を行うなどして、障がいのある方の意見を聞き取り、それを整理・集約していただくこと。 活動内容は報告書としてまとめ、3年間の任期の最終年に、札幌市自立支援協議会に報告していただく。 3 先輩サポーターからの講話 ? 講話の概要    大きなメインテーマと、サブテーマを決めるに当たり、3回ぐらい会議をやっておりまして、大変時間のロスが発生した。 特に最初にアンケートを取ってメインテーマを決め、その後またアンケートを取って、具体的にどんなことをやりたいかということで、最初のうちはやりたいサブテーマを2つあり、 実際にそれについてどういう活動をしたいかというところがなかなか決まらなかった。結果的には、アンケート調査を行い、かなり短期的な時間でアンケートを、市内の障がい当事者等に含めてアンケートを実施し、 パソコンスキルが非常にある方に、ChatGPTの方で解析をかけて、それを報告書に要約するという作業を、アンケートの部分についてはほぼ1人の方がやっているような感じの活動となった。 報告書としてはかなり立派なものが出来上がったのですが、一部の方にかなり負担がかかったことと、あとこの会議自体が、有識者、学識経験者の方がいらっしゃらない、入らない会議ということで、第9期に当たっては、 あまり難しいテーマにしない方がいいだろうなという感想あります。どういうテーマであってもいいのですが、自分たちが活動しやすいテーマにするというところを一番に考えた方がいいと思っています。 そういう意味では代表副代表の方々は、前後での打ち合わせ等で大変かと思いますが、なるべくメンバーの方々が、代表副代表をサポートするような形で、話し合いが進んでいくとよい。 質問:テーマを絞るときの目的は。 回答:メインテーマに関しては、どんな活動内容になってもいいように、ある程度事務局の方で絞り込みをしていった方がいいのではというような意見はおそらくそのあたりは少し改善されると思う。 あとは自分たちの色付けとして、ぜひこういったテーマを盛り込みたいとか、こういったような内容でやっていきたいというようなところを、少し修正をかけていくという形で、全会一致といいますか、 皆さんそれぞれが妥協するしかない感じ。非常にテーマの絞り込みというのは、難しいです。本当に私も視覚障がいがいいとか、老人福祉の関係のことしかわからないので、それ以外の方々のその大変さというのは、 これまでの学習してきた中では、理解しているつもりでも、実際に、現実的にこういうふうにお話を聞くと、かなり自分たちの興味がそれぞれ、バラバラであるということが、 なかなか一つの着地点にもう作るというのは難しいなというのが、感じていたところです。そこは皆さんでやはり話し合って、よりまとまりやすいように、事務局の方には、そういった役割を期待したい。 質問:先にこれ決めといた方がスムーズにいくなどの経験上のアドバイスはありますか。 回答:テーマや、サブテーマを決めていく、そこに当てはめていくっていう形の方がいいと思う。事務局の進め方もあるかと思いますので、それについては、今期の第9期のやり方でやっていってみていただいていいと思うんですが、 第1期から第7期まではどうだったかということ等の情報を把握できていないが、第8期については、先にメインテーマ、その後にサブテーマを決めるという感じでしたので、それを逆に皆さんが何をやりたいかっていうことを、 先に拾い上げてからやっていくっていうのも一つ。何をやりたいかというところが、メンバーの中それぞれ持っていると思うので、それを把握してから、先に進んでいっていはどうかと思う。 4 第9期サポーター活動のテーマ・活動内容について(各委員から出された主な意見) ・ 今期のサポーター活動のスケジュール(開催の曜日・頻度)を事前に決めてはどうか。 ・ テーマを決めるにあたり、ソフト面(広報や障がい者教育等)とハード面(バリアフリー整備等)の2つに分けてから、細かなテーマに絞っていくと活動しやすいと思う。 また、いくつかのグループに分かれて各テーマに取り組むとより具体的な活動につながると思う。 ・ 札幌市として、社会的援護を必要とする方がどの程度いるのかを把握するため、生活・所得状況の統計を幅広に取ってほしい。また、コロナ禍による失業等で精神的に追い詰められる方もいると思うので、 福祉制度にアクセスしやすい制度周知(アクセシビリティの整備)を必要とする人が多いと思う。 ・ インターネット環境について取り上げたい。SNS(ラインやツイッター等)は外出が困難な方にも利便性があり、まちづくりに関する若者への情報発信にも活用できる。コロナ禍という状況も含め、障がい者のまちづくりに必要なことだと思う。 ・ 身体障がい以外の障がい者の就労先は少ないため、就労をテーマとして取り上げ、相談事業所と連携するなどして活動していきたい。 ・ 知的障がいのある方々に分かりやすい情報を提供してほしい。今回のコロナの接種券の予診票には記載見本がなく、分かりづらい部分がたくさんある。 ・ 聴覚に障がいがある方は、コロナ禍の状況において、情報コミュにケーションができず困っている。ワクチン接種の予約方法が分からない人もいた。安心して暮らすことができるよう、きちんとした情報保障が必要。 ・ 重度障がい者の制度について。見守りの部分の時間が認められていないが、その時間がなぜ必要なのかということ等、当事者の声を聴くことがとても大事だと思う。 ・ 若者とコミュニケーション。若い世代に来てもらい話を聞く場をつくればいいのではないか。障がいのある方がどんなふうに生活をしているのか分からないこともあると思うので、そうしたことを話すことは大事だと思う。 ・ 自己紹介で、障がいがあってもなくても住みやすい環境をつくっていくということがキーワードとしてたくさん出ていたように思う。大きなテーマでもよいし、ヘルパーや制度のことといった小さなテーマでもよい。 具体的な事例でも取り組みたいことでも、事務局に意見を集約することから始めたい。 結果 次回会議までに、事務局で作成したバリアフリーに関するアンケートに記入し、事務局へ提出すること。集約した内容は、一旦代表、副代表、事務局で打合せを行い、次回会議時にお知らせする。    5 事務局からの事務連絡   ・ SNS等による情報発信のルールについて。まちづくりサポーター会議で出された他のサポーターの意見等のうち、個人が特定されるような情報(障がいの状態や日常生活上のこと等)の発信は、 プライバシー保護が損なわれる恐れがあるため留意いただきたい。 ・ 次回会議は秋頃開催を予定。日程調整は、後日事務局が行う。