開催日時 令和3年10月15日(金曜日)午後2時〜午後4時00分 出席者数 計8名 主な議事と概要  ※詳細は下記「会議の内容」を参照 1 開会   前回会議においてZoomの不具合のため発言ができなかったサポーターから自己紹介 2 活動テーマの決定について   ・代表より、第8期まちづくりサポーター会議の運営について説明。   ・第1回会議後に意見聴取したメインテーマとサブテーマの一覧から、希望するメインテーマ(1つ)とサブテーマ(2つ)について意見を出し合った。   ・様々な意見があり、意見集約ができなかったことから、次回会議において決定することとした。 3 活動スケジュールについて   事務局より、会議は4か月に1度のペースで開催し、2024年に活動報告書を作る予定である旨の説明を行った。 4 事務局(じむきょく)からの事務(じむ)連絡(れんらく)   事務局より、以下の3点について連絡。   ・会議の傍聴に関するアンケートの協力依頼。   ・サポーター会議出席の謝礼については、年度ごとの交付とする。   ・次回会議は2022年2月を予定。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 会議の内容 2 活動テーマの決定について (1)代表より第8期まちづくりサポーター会議の運営についての説明    ・サポーター会議の進め方は、大きく分けて2つあると考えている。    ・1つは皆さんから寄せられたテーマについて、所属する団体や個人でできることについては、個人で取り組んでいただくということがまずひとつ。    ・もう1つは、会議の中で、札幌市にこういう現状があるということについて話をまとめていく。意見を拾い集めて、最終的に札幌市へ報告をあげていく。ご協力をお願いしたい。    (2)事務局より、各サポーターの皆さんから寄せられたメインテーマとサブテーマに関する意見の概要について説明    ・まちづくりサポーターの役割とは、障がいのある方が普段思っていることや考えていることを、聞き取り、取りまとめていただくこと。    ・メインテーマについては、「共存」「共生社会」「やさしさを広める」「橋渡し役」という言葉を使っていた方が多かったので、これらの単語を使ったメインテーマを決められたらよいのでは ないかと考えている。    ・サブテーマについては、4つのバリア(@意識のバリア A物理的なバリア B文化・情報のバリア C制度的なバリア)に分けている。    ・パーキングパーミットとは、障がい者用駐車場の利用を障がいのある方や介護の必要な高齢の方等の歩行が困難な方に限定して、対象となる方には利用証をお渡しすることで、広いスペースの 駐車場を本当に必要としている方が適正に使える仕組み。札幌をはじめ、北海道では導入されていない制度。 (3)各サポーターから出された主な意見    ≪メインテーマ≫    ・人に優しい方が増えればいいなと思い、「やさしさを広める」というものを提案した。    ・「橋渡し役」という言葉を使うとよい。    ・「やさしいまちづくりを目指そう」というテーマを考えた。「やさしいまちづくり」がひとつのキーワード。    ・「共生社会」がよい。障がいの有無に関わらず、社会のどこにいてもスムーズに生活できる環境を作るために、札幌市の皆さんに理解してもらうことが大切。誰一人取り残さないという意味が 含まれており、全ての障がい者が札幌市のどこに行っても困らないという社会づくりをするのが一番大切。    ・今までの経験から、「共生社会」の実現に向けた活動がよいと感じた。    ・共生という言葉はお互い同等であって、歩み寄らなければならないと思うのだが、互いに歩み寄る気持ちが無いと難しいのでは。もう少し能動的なメインテーマが浮かばないかと思ったが、 なかなか思いつかず困っている。    ・共生社会という言葉には、個人的には違和感がある。障がいの有無に関わらず、人と人は相性があり、合う合わないがあるので、共生よりも共存の方がしっくりとくるのではないか。    ・共存は二者が互いに助け合うという意味であり、橋渡し役は仲介・仲立ちという意味である。これらを広くまとめると、「優しい共生社会」という言葉になるのではないか。    ・「人に優しい共生社会を目指して」というテーマではどうか。    ・共生を外して、「誰もが優しい社会を目指して」というテーマではどうか。    ・共生社会は、「みんな一緒に生きる、生きることが大事だ」という、深い言葉だと思っている。      ≪サブテーマ(さぶてーま)≫    @意識のバリアに関する意見   ・「@見える障がいと見えない障がいについて理解を深める」      「A障がい者自身による体験談発表を増やす」。 @については、これまでの経験上、なかなか分からないという方がたくさんいたことから。Aについては、こちらもこれもなかなか機会が少ないという障がい者がたくさんいて、 何とかしたいと思っていたので、テーマとして挙げた。  ・ヘルプマークを普及させたい。電車に乗っていても、ヘルプマークを身に着けているのに無視される。もっと周知啓発を進めてほしい。      A物理的なバリアに関する意見  ・サブテーマで提案したのが「物理的バリアの解消」。札幌市においてバリアフリー化された施設についての情報集約がされていないのであれば活動にしてみたいと思った。  ・物理的なバリアの解消の中でも、バリアフリー施設の情報を収集し、データベースとしてパソコンやスマホで見ることができるようにし、「今日はここに行きたい」という時に参照できる ものがあったら困らないと思う。  ・今までは子どもたち向けだけだった公園が、これからは多様化するという話があったので、障がいのある方も無い方も過ごせる気持ちのよい公園を作っていけるのか学ぶため、 ワークショップを開いてもらいたい。  ・パーキングパーミットについては、制度ではなく物理的なバリアフリーと考えている。制度的なものはすぐに変わらないので、困っているという人がどのくらいいるのか調べることで実現 させたいと思っている。      B文化・情報のバリアに関する意見  ・サブテーマは「情報・コミュニケーション」がよいと思う。手話言語という考え方が市民に広まっておらず、手話が使えない市民が多い。手話が分かっている人は10%くらいで、残り90%は 使えない。聞こえない人が社会に参加して、社会の中でコミュニケーションができず、社会参加ができないというのはおかしい。電光掲示板等の視覚的な情報を増やすことなど、情報保障を 進めていく必要がある。  ・「文化・情報のバリアの解消」の中で、非接触・非対面のオンラインコミュニケーションを考えた。UDトークのように、聴覚障がいの方も視覚障がいの方もわかりやすく使え、文章に ふりがなをふることができるようなツールを活用してはどうかと考えている。     ・情報とコミュニケーションに関するバリアの解消。書類にふりがながふられていなかったり、見本がなかったりして、バリアを感じる。  C制度的なバリアに関する意見 ・制度的なバリアの解消の、「福祉相談事業所、ナカポツ、ピアサポーターの意見交換」をテーマとしたい。 ・制度的なバリアフリーの解消に関することで、色々な障がい者の避難マップ(わかりやすい地図のようなもの)を作ってみたいと考えている。 ・災害時のハンディキャップを持っている人の避難の安全確保をテーマとしてはどうか。 (4)活動テーマの決定にあたって     ・具体的に取り組みたい活動(サブテーマ)を各自3つまで絞り込みを行ったうえで、次回会議でテーマを決定する。アンケート用紙は後日事務局から送付する。 3 活動スケジュールについて   事務局から以下について説明。   ・基本的には、4か月に1回のペースで、会議を開催する。   ・テーマに基づいた活動は2022年度より行うことになる見込み。話し合いの進み具合によっては、会議の開催月や回数が変わる場合もある。 ・3年目は活動結果の取りまとめや報告書を作る年となるが、任期の終わりである2024年(令和6年)までに活動結果を取りまとめ、報告書を完成させなければならない。   ・会議の開催時間は、日中の時間帯とする。以前のサポーター会議で遅い時間帯では体調が優れないサポーターがいたことから、今期は日中の開催とした。お仕事の御都合をつけて参加して いただいている方もいるため、お手数をおかけするが、ご理解いただきたい。 4 事務局からの事務連絡  事務局から以下3点について事務連絡を行った。 (1)会議の傍聴について ・札幌市の会議は、可能な限り情報を公開するように決められていることから、まちづくりサポーター会議についても、個人の発言が特定できない状態で、議事録を公開している。 ・情報を公開する方法については、議事録を公開する方法のほか、会議の場にサポーター以外の第三者が同席する「傍聴」という方法があり、今回、事務局が、まちづくりサポーター会議の傍聴 について検討するにあたり、皆さんのお考えを伺いたい。 ・後日、議事録等と一緒にアンケートを送付させていただくので、協力をお願いしたい。 (2)謝礼(しゃれい)について   ・サポーター会議に参加していただいた謝礼は、年度末にその年度に参加した会議の回数分をまとめてお渡しする。 (3)次回会議の日程について    次回会議は2022年(令和4年)の2月を予定。後日あらためて日程の調整を事務局から行う。    第8期サポーター会議(第2回)議事概要