2014/10/15 第5回計画検討会議 資料1 さっぽろ障がい者プラン改定のための市民懇談会 概要 日時 平成26年9月28日(日曜日) 13時00分〜15時00分 場所 札幌市教育文化会館3階 305研修室 【参加人数】 37名 【札幌市】 障がい福祉課長、事業管理係長、事業計画担当係長、 就労・相談支援担当係長、給付管理係長、運営指導係長、 在宅福祉係職員、事業計画担当 【意見等】 <安全・安心> ●札幌市のハザードマップは、危険度で色分けされたものが出されているが、視覚障がい者にはわからないため、視覚障がい者にもわかるように工夫して出してほしい。また、視覚障がい者の意見を聴きながら作ってほしい。 ●視覚障がい者は、災害時にどこに逃げたら良いのかがわからない。また、勧告や指示といった言葉が使われるが、危険度がわからないため、こういった概念的なことも伝わるよう工夫してほしい。 ●9月19日の大雨で、避難場所を開設したとの情報が携帯電話に入ったが、視覚・聴覚障がい者にわかりやすい方法で提供するよう、もう一歩進んだ配慮をしてほしい。 ●人工呼吸器や認知症の人など、一般の避難所では対応できない人もいるため、最初から福祉避難所を開設してほしい。 ●重度の自閉症や発達障がいのある子に配慮した避難所について、考えてほしい。 ●災害が起こる予測が立つ場合には、大雨や大雪が降るなどの災害が起きる前に、自主避難することのできる体制づくりをしてほしい。 ●災害時の避難行動要支援者名簿については、町内会と協力して整備してほしい。 ●防災訓練については、障がい当事者や作業所等の職員も一緒に参加するようにしてほしい。 ●グループホーム等の防災関係の運営推進会議には、要望があれば市の職員も参加してほしい。 ●知的障がい者の見守り活動については、指定相談事業所をもっと活用した方が良い。事業所に対し、一般相談を受けることに関する報酬等の増額や事業所の基本的経費(家賃等)の補助があれば、今よりもできることがかなり増えると思われる。 ●企業などとの連携推進とあるが、個人情報を取り扱うものであるため、慎重に検討してほしい。 ●サービス等利用計画の作成について、セルフプランを活用している人にもモニタリングのできる体制づくりをしてほしい。 <差別の解消・権利擁護> ●精神障害者保健福祉手帳3級の保有者は、交通費助成はあるものの半額制度がないため、見直してほしい。 ●視覚障がい者の中には一度も字を書いたことのない人がいるため、社会全体に理解促進を図り、代筆などのサービスが進むようにしてほしい。 ●サービス等利用計画の作成について、セルフプランを活用している人は第三者の目が入りにくいため、学校や職場、施設の中など、虐待が起こりやすい場所で第三者が入れるような仕組みづくりをしてほしい。 ●障がい者の雇用の際には行政にも力を貸してほしい。労働基準法が重視されていないため、労働者として扱われるように、プランにも記載してほしい。 ●障がい者が一般就労した際に、差別的な扱いを受けることがあるため、札幌市から事業者に対し、配慮することなどについて、指導をしてほしい。 ●てんかんで精神障害者保健福祉手帳を保有している人のために「てんかんによる」などの一文を手帳に加えてほしい。 <行政サービスにおける配慮> ●図書館の郵送貸出については、身体障がい者や高齢者に限定せず、その人の状況によって使えるようにしてほしい。 ●区役所の職員は、知的障がい者にもわかりやすいように、丁寧に説明するよう心掛けてほしい。 ●相談支援事業所は、平日の日中に行けない人もいるため、日曜日や祝日、夜間など開ける時間を増やして欲しい。また、これが実現した際にはパンフレット等で周知してほしい。 ●保護課の職員はもっと障がい者のことを理解し、配慮してほしい。 <その他> ●障害者の権利に関する条約の批准について、プランに記載してほしい。 ●札幌市では移動支援から行動援護への移行を進めているが、行動援護は制約が厳しいため、移動支援も使えるようにしてほしい。また、重度訪問介護と行動援護は併用できるようにしてほしい。 ●グループホームに居住している人には家賃助成があるため、一人暮らしの障がい者にも家賃助成をしてほしい。 ●市電の停留所の幅が、車いす利用者には狭いので、改善してほしい。また、障がい者に関係する施策を進めるにあたっては、担当部局と障がい福祉部局がしっかりと連携してほしい。 ●教育については、一部で交流をはかるのではなく、障がいのある子もない子も同じ空間で同じように育つことを基本として、インクルーシブ教育を目指すよう計画を策定してほしい。 ●障がいのある子が普通学級に通う際に、親の付添を求められることが多く、負担が大きいため、改善してほしい。 ●障がいのある子が希望するのであれば、どんなに障がいが重くても、地域の学校や高校に通えるような体制をつくってほしい。 ●札幌市では障がい者の採用に積極的に取り組んでほしい。 以上