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このページでは、その季節に合わせた火災予防等の広報テーマを「今月の特集」としてお知らせします。 今月は令和3年の火災発生状況と、大雪の影響による車両火災についてお知らせします。 |
令和3年1月1日から令和3年12月31日までの札幌市内の火災発生件数は383件で、前年同日と比べ、7件増加しました。
また、平成27年から減少傾向だった火災件数が、6年ぶりに増加に転じてしまいました。
令和3年中の火災には、どんな特徴があるのかを見てみましょう!
【火災発生件数とその内訳】
【平成27年以降の火災件数の推移】
建物火災で発生した火災が274件で、そのうち177件が住宅で発生しています。
昨年と比較すると22件も増加しており、住宅火災の出火原因は、多い順から以下のようになっています。
特に、電気関係の火災は、昨年よりも10件多く、ストーブ火災も昨年より9件多く発生しています。
住宅火災のうち、全焼火災が19件発生し、昨年と比較して14件も増えています。
これは、前年と比較して3.8倍、つまり約4倍に増えているということです。
全焼火災が増えるということは、火災による金銭的な損害も大きくなります。
住宅火災による死者は、16人で、そのうち14人が逃げ遅れにより命を落としています。
逃げ遅れた14人のうち、11人が65歳以上の高齢者でした。
また、「逃げ遅れ」といえば、寝ている間に発生した火災と思われがちですが、昼間に発生した火災でも、逃げ遅れによる死者が発生しています。
火災から身を守るためには、火災の早期発見が重要です。火災を早期に発見し、被害を最小限に食い止めるには、「住宅用火災警報器」、「住宅用消火器」、「自動消火装置」が有効です。
詳しくは、お近くの消防署予防課又は消防局予防部予防課までお問合せください!
大雪の影響で、タイヤが雪に埋まり動けなくなってしまったとき、無理にアクセルを踏み続けると、思わぬ火災につながる場合があります。
実際の事例をご紹介します。
雪道で埋まってしまい、抜け出そうとアクセルを踏んでも、車体が雪に乗り上げてしまい、タイヤは空回りするばかり。それでもアクセルを踏み続けたことで、車両下部から出火しました。
考えられる原因は・・・
車が埋まって脱出できないときは、無理にアクセルを踏み続けることは避け、臭いや煙などの異変を感じた場合はすぐに降車して確認しましょう。
消火栓は、火災が発生したときに使用する大切な施設です。
消防署においても除雪を行っていますが、大雪の時には除雪が遅れる場合もあります。お近くの消火栓の除雪にご協力ください。
右の写真のように、消火栓の半分(先端から約30cm)が露出していればスムーズな消火活動ができます。
なお、けがや事故等については、除雪協力者の自己責任となりますので、車や歩行者などに十分気を付けてください。
【消火栓に関するお問い合わせ先】
消防局警防部消防救助課(電話011-215-2060)
除雪の目安としては、消火栓の先端から約30cmの部分が出ていれば十分です。
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