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更新日:2013年4月10日

講演とワークショップ - 講演4

4.公共領域

「新しい公共」領域を5つの枠に分けて考えてみよう。

A:行政が執行者として責任をもって行う領域
B:行政が主導し、市民に委嘱する市民参加方式による領域
C:行政と市民が協働で立案・実行する領域
D:市民が主導し、行政が積極的な支援をする領域
E:市民が主体的かつ自立的に活動する領域

公共はみんなのことをみんなのためにするというならば、どこに参加するのか考える必要がある。今、協働についての概念が混乱しているのは、この領域設定がしっかりしてないからだ。例えばAは、戸籍を管理するなど別に市民と関わらなく行政に任せてやってもらってよいと言う部分だ。今までは、行政がやって市民が手伝うというBの領域を住民参加と言い、ここの協働だけを考えてきた。例えば行政が公園を作るときにワークショップに参加してくださいとか、アイデアを出してくださいなどで、行政への住民参加だ。

昔はBの所も無くほとんどすべてAの所がやっていた。特にダムや建物などを作る時も別に市民の声を聞かないで作っていた。しかしそれでは市民のニーズに応えられないので意見を聞こうという動きが生まれた。ただし行政のレールの上で参加をしたり参加させられたりという所での住民参加の議論に終始してきた。だからBでの参加は、たとえば、いろいろな審議会や委員会で住民の代表を委員にするなどアリバイ的な参加が横行してきた。それもアリバイ的で、もっと市民の声を聴かなければならないからどうしたら良いのかを考えて出てきたのが公募というやり方だ。Bの領域は行政への市民参加の領域であり、Bをやることによって協働が進む訳ではない。

公共は行政セクターと市民セクターを含めてを言う。行政と関わり無く、必要なことを、みんなのために自分で発意して、自由にやるという、市民が市民として自由にやる部分が必要だ。必要に応じて行政が場の提供をすることもあり、そういう時はDの所になる。また、やるべきことが多くの市民の共有ルールにしたり、共有のお金を使ったりすることになったらCの領域になるときがある。

 このように、協働の領域の色分けすべてを通して協働の領域と考えたほうがよい。今自分達が考えるべき協働の領域がどの部分なのかをはっきりしないと“協働”の議論が噛み合わない。

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