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更新日:2014年10月3日

審議会平成26年度第1回議事概要

平成26年度第1回札幌市犯罪のない安全で安心なまちづくり等審議会議事概要

開催日時等

開催日時:平成26年(2014年)7月4日(金曜日)14時00分から16時00分

開催場所:札幌市役所本庁舎地下1階2号会議室

主な内容

札幌市犯罪のない安全で安心なまちづくり等に関する見直しについて諮問を行い、札幌市内における犯罪情勢、地域防犯に係る市民アンケート結果等について、事務局より以下のとおり報告し、各委員に基本計画の見直しの方針について審議していただきました。

札幌市より諮問

札幌市犯罪のない安全で安心なまちづくり等に関する条例第13条に基づき、基本計画の見直しについて、市民まちづくり局長より審議会会長へ諮問書を手交した。

札幌市の犯罪情勢

  • 一般刑法犯認知件数は、平成13年(41,290件)をピークに毎年減少し、昨年の平成25年には1万9,423件と大きく減少している。
  • 平成21年から平成25年まで大きく減少しているのは窃盗犯で、平成21年の19,303件が平成25年には12,932件まで減少した。それ以外の粗暴犯等については増加又は横ばいであり、特に、公然わいせつ、強制わいせつ等女性が被害にあいやすい犯罪は増加傾向にある。
  • 振り込め詐欺の発生状況については、隔年ごと手口にばらつきがあるが、概ね50件前後であり、平成21年から平成25年までの5年間の被害総額は約3億7,000万円である。

地域防犯に係るアンケート結果

  • 札幌市が犯罪の被害に遭わずに安全に安心して暮らせるまちだと思う市民の割合
    平成21年51.6%⇒平成25年52.6%(微増)
  • 空き巣等の「侵入盗」、「車上ねらい」や「路上での犯罪遭遇」に対する不安が高い。
  • 地域や身の回りで起きている犯罪の認知経路は「テレビ」、「ラジオ」、「新聞」が増加、「町内会」、「隣近所の住民」、「札幌市」が減少
  • 防犯対策に関して意識を持っている市民は89.3%と高いが、防犯グッズの活用は34.9%と低調
  • 見通しの悪い場所の改善や街路灯の設置などの犯罪防止に配慮した環境の整備、子どもや高齢者などの配慮を要する人の安全対策、市民、事業者、市などの各主体の連携促進への要望が高くなっている。

犯罪被害者支援の取組み

平成25年度における性暴力被害者支援センター北海道(通称SACRACH(さくらこ))での相談内容の内訳としては、過去被害の相談が大半であるが、急性期の相談も11件あった。年代の多くが10代以下から20代、30代までで子どものころや若いころの被害を、誰にも相談できなかったという被害の潜在化の傾向が明らかである。

見直しの考え方

見直し時期

平成22年3月に策定した現基本計画において、その見直しに当たっては、おおむね4年を目安として、中長期的な考察を実施し、その必要性を検討するとの規定があり、既に4年余りが経過している。

見直しの方針

平成26年3月の審議会(平成25年度第2回審議会)において、現基本計画を基本としつつ、修正すべき点があれば修正、新たに加えるべき内容があれば加えるという方針が示されている。

見直しのスケジュール案

(1)8月下旬~9月上旬…第2回審議会

(2)10月…第3回審議会

(3)11月…計画素案の作成

(4)12月~平成27年1月…計画素案に対するパブリックコメントの実施(約1ヶ月間)

(5)2月…第4回審議会

(6)2月…基本計画公表

主な審議内容

検討課題:基本計画の見直しの方針について

犯罪情勢について

  • 犯罪情勢の推移については、減少したものと横ばいや増加したものを分けて、分かりやすくすべき

成果指標の在り方について

  • 現在の成果指標は、実際に施策を行って、ここが改善したという具体的な効果が見えないという意味で難しい
  • 成果指標が達成できないのはマスコミ報道の影響より、実際の取組が市民の安心(効果)に繋がっていないからでは

基本方針1(自らの安全を確保するため、市民一人ひとりの防犯に対する関心を高める)について

【市の広報・啓発、情報発信の強化について】

  • 市の広報、啓発は弱い

【犯罪弱者ごとの対策の細分化について】

  • 子ども・女性などが受ける暴力被害に対応する施策を強化してほしい

基本方針2(みんなの暮らしを守るため、お互いに協力し支え合うまちをつくる)について

【事業者の社会貢献の在り方について】

  • 事業者の社会貢献の意識が低いので何を行ったらよいかわからない。事業者に対して意識づけすることが重要

【犯罪弱者ごとの対策の細分化について】

  • 知人、交際相手、親とのトラブル、DV、虐待、いじめ問題も施策に入れることを検討してはどうか

基本方針3(犯罪が起きにくいまちをつくるため、環境の安全性を高める)について

【犯罪の起きにくい環境整備の在り方について】

  • ストレンジャー(他者)からの犯罪被害にはハード面の整備が必要
  • 防犯カメラは必要である。設置場所として人が集合する場所は、科学的に特定できるのではないか

その他

諮問書(PDF:86KB)

当日の配布資料(PDF:1,716KB)

平成26年度第1回犯罪のない安全で安心なまちづくり等審議会 議事録(PDF:574KB)

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