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○札幌市職員の配偶者同行休業に関する条例
平成26年12月11日条例第62号
〔注〕平成29年3月から改正経過を注記した。
札幌市職員の配偶者同行休業に関する条例
(趣旨)
第1条 この条例は、地方公務員法(昭和25年法律第261号。以下「法」という。)第26条の6第1項、第2項、第3項、第6項、第7項、第8項及び第11項の規定に基づき、職員の配偶者同行休業(同条第1項に規定する配偶者同行休業をいう。以下同じ。)に関し必要な事項を定めるものとする。
一部改正〔平成29年条例2号〕
(配偶者同行休業の承認)
第2条 任命権者は、法第26条の6第1項の規定により、職員(条件附採用期間中の職員を除く。)が申請した場合において、公務の運営に支障がないと認めるときは、当該申請をした職員の勤務成績その他の事情を考慮した上で、当該職員が、配偶者同行休業をすることを承認することができる。
(配偶者同行休業の期間)
第3条 法第26条の6第1項の条例で定める期間は、3年を超えない範囲内の期間とする。
(配偶者同行休業の対象となる配偶者が外国に滞在する事由)
第4条 法第26条の6第1項の条例で定める事由は、次に掲げる事由(6か月以上にわたり継続することが見込まれるものに限る。第7条において「配偶者外国滞在事由」という。)とする。
(1) 外国での勤務
(2) 事業を経営することその他の個人が業として行う活動であって外国において行うもの
(3) 学校教育法(昭和22年法律第26号)による大学に相当する外国の大学(これに準ずる教育施設を含む。)であって外国に所在するものにおける修学(前2号に該当するものを除く。)
(4) 前3号に掲げるもののほか、これらに準ずる事由として任命権者が認めるもの
(配偶者同行休業の承認の申請)
第5条 配偶者同行休業の承認の申請は、配偶者同行休業をしようとする期間の初日及び末日並びに当該職員の配偶者(法第26条の6第1項に規定する配偶者をいう。第6条の2、第7条第1号及び第8条第1項第1号から第3号までにおいて同じ。)が当該期間中に外国に住所又は居所を定めて滞在する事由を明らかにしてしなければならない。
2 任命権者は、配偶者同行休業の申請をした職員に対し、当該申請について確認するため必要があると認める書類の提出を求めることができる。
一部改正〔平成29年条例2号〕
(配偶者同行休業の期間の延長)
第6条 配偶者同行休業をしている職員は、当該配偶者同行休業を開始した日から引き続き配偶者同行休業をしようとする期間が第3条に規定する休業の期間を超えない範囲内において、延長をしようとする期間の末日を明らかにして、任命権者に対し、配偶者同行休業の期間の延長を申請することができる。
2 第2条の規定は、配偶者同行休業の期間の延長の承認について準用する。
(配偶者同行休業の期間の再度の延長ができる特別の事情)
第6条の2 法第26条の6第3項の条例で定める特別の事情は、配偶者同行休業の期間の延長後の期間が満了する日における当該配偶者同行休業に係る配偶者の第4条第1号の外国での勤務が同日後も引き続くこととなり、及びその引き続くことが当該延長の請求時には確定していなかったことその他任命権者がこれに準ずると認める事情とする。
追加〔平成29年条例2号〕
(配偶者同行休業の承認の取消事由)
第7条 法第26条の6第6項の条例で定める事由は、次に掲げる事由とする。
(1) 配偶者が外国に滞在しないこととなり、又は配偶者が外国に滞在する事由が配偶者外国滞在事由に該当しないこととなったこと。
(2) 配偶者同行休業をしている職員が札幌市職員の勤務条件に関する条例(平成6年条例第39号)第14条札幌市立学校教育職員の勤務条件に関する条例(平成28年条例第47号)第2条第1項において準用する場合を含む。)に規定する特別休暇(女性職員の出産を事由とするものに限る。)を取得することとなったこと。
(3) 任命権者が、配偶者同行休業をしている職員について、地方公務員の育児休業等に関する法律(平成3年法律第110号)第2条第1項の規定による育児休業を承認することとなったこと。
一部改正〔平成28年条例52号〕
(届出)
第8条 配偶者同行休業をしている職員は、次に掲げる場合には、遅滞なく、その旨を任命権者に届け出なければならない。
(1) 配偶者が死亡した場合
(2) 配偶者が職員の配偶者でなくなった場合
(3) 配偶者と生活を共にしなくなった場合
(4) 前条第1号又は第2号に掲げる事由に該当することとなった場合
2 第5条第2項の規定は、前項の届出について準用する。
(配偶者同行休業に伴う任期付採用及び臨時的任用)
第9条 任命権者は、第2条又は第6条第1項の規定による申請があった場合において、当該申請に係る期間(以下この項及び次項において「申請期間」という。)について職員の配置換えその他の方法によって当該申請をした職員の業務を処理することが困難であると認めるときは、当該業務を処理するため、次の各号に掲げる任用のいずれかを行うことができる。この場合において、第2号に掲げる任用は、申請期間について1年を超えて行うことができない。
(1) 申請期間を任用の期間(以下この条において「任期」という。)の限度として行う任期を定めた採用
(2) 申請期間を任期の限度として行う臨時的任用
2 任命権者は、前項の規定により任期を定めて採用された職員の任期が申請期間に満たない場合にあっては、当該申請期間の範囲内において、その任期を更新することができる。
3 任命権者は、第1項の規定により任期を定めて採用された職員の任期を更新する場合には、あらかじめ当該更新に係る職員の同意を得なければならない。
(職務復帰後における号俸の調整)
第10条 配偶者同行休業をした職員が職務に復帰した場合において、部内の他の職員との均衡上必要があると認められるときは、当該配偶者同行休業の期間の100分の50以下の換算率により換算して得た期間を引き続き勤務したものとみなして、その職務に復帰した日及びその日後における最初の昇給日(札幌市職員給与条例(昭和26年条例第21号)第13条第1項又は札幌市立学校教育職員の給与に関する条例(平成28年条例第48号)第11条第1項に規定する人事委員会規則で定める日をいう。)又はそのいずれかの日に、昇給の場合に準じてその者の号俸を調整することができる。
2 配偶者同行休業をした職員が職務に復帰した場合における号俸の調整について、前項の規定による場合には部内の他の職員との均衡を著しく失すると認められるときは、同項の規定にかかわらず、あらかじめ人事委員会と協議して、その者の号俸を調整することができる。
一部改正〔平成28年条例52号〕
(退職手当の取扱い)
2 配偶者同行休業をした期間についての退職手当条例第9条第4項又は教育退職手当条例第17条第4項の規定の適用については、これらの規定中「その月数の2分の1に相当する月数(地方公務員法第55条の2第1項ただし書に規定する事由又はこれに準ずる事由により現実に職務に従事することを要しなかつた期間については、その月数)」とあるのは、「その月数」とする。
一部改正〔平成28年条例52号〕
(委任)
第12条 この条例の施行に関し必要な事項は、任命権者が定める。
附 則
(施行期日)
1 この条例は、平成27年4月1日から施行する。
(札幌市職員定数条例の一部改正)
2 札幌市職員定数条例(昭和27年条例第12号)の一部を次のように改正する。
(次のよう略)
(札幌市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正)
(次のよう略)
(札幌市職員の育児休業等に関する条例の一部改正)
(次のよう略)
(札幌市単純な労務に従事する職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正)
(次のよう略)
(札幌市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正)
(次のよう略)
附 則(平成28年条例第52号抄)
(施行期日)
第1条 この条例は、平成29年4月1日(以下「施行日」という。)から施行する。
(札幌市職員の配偶者同行休業に関する条例に係る経過措置)
第5条 施行日において現に北海道職員等の配偶者同行休業に関する条例(平成26年北海道条例第83号)第2条(同条例第6条第2項において準用する場合を含む。)の規定に基づく承認を受けている職員(市高等学校等給与等条例第5条の規定により配偶者同行休業の承認を受けているものを含む。)は、札幌市職員の配偶者同行休業に関する条例第2条(同条例第6条第2項において準用する場合を含む。)の規定による承認を受けたものとみなす。
附 則(平成29年条例第2号)
この条例は、公布の日から施行する。



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