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○札幌市消防吏員服制等に関する規則
昭和25年8月22日規則第56号
札幌市消防吏員服制等に関する規則
題名改正〔昭和40年規則20号〕
(目的)
第1条 この規則は、消防吏員の被服の制式、その貸与等に関し必要な事項を定めることを目的とする。
(被服の種類)
第2条 消防吏員に貸与する被服の品目、員数、貸与期間及び標準着用月数は別表1による。
(制式)
第3条 被服の制式は別表2による。
(特殊な被服の貸与等)
第4条 別表1に掲げる被服のほか、消防局長は、消防音楽隊員、火災調査員、救急隊員、救助隊員、消防航空隊員その他特に必要と認める消防吏員に必要な被服を貸与することができる。この場合において、当該被服の員数、貸与期間、制式等については、消防局長が別に定める。
(その他の装備品)
第5条 消防局長は、消防作業上必要と認めるときは、別表1に掲げる被服及び前条の規定により貸与する被服のほか、消防吏員にその他の装備品を貸与することができる。
(貸与の時期)
第6条 別表1に掲げる被服及び第4条の規定により貸与する被服並びに前条に規定するその他の装備品(以下「被服等」という。)は、新任者にあつてはその職務を行う期限までに、貸与期限の到来したものにあつては到来した月の翌月に貸与する。ただし、消防局長は、被服等の管理上必要と認めるときは、これらの被服等の貸与時期を変更することができる。
(返納)
第7条 被服等の貸与を受けた消防吏員は、退職又は転任によりその職務を行わなくなつたときその他特に消防局長が必要と認めるときは、被服等を直ちに返納しなければならない。
(転貸、処分の禁止)
第8条 被服等の貸与を受けた消防吏員は、被服等を他人に使用させ、又は処分してはならない。
(保全義務)
第9条 被服等の貸与を受けた消防吏員は、貸与期間中、被服等を正常な状態において維持保全するとともに、その補修を自己の負担において行うものとする。ただし、当該消防吏員の責に帰することができない事由により生じた損傷については、この限りでない。
(貸与の記録等)
第10条 課長(札幌市消防局組織規則(昭和39年規則第12号)第3条第1項に規定する課の長及び札幌市消防署組織規程(昭和40年消防長訓令第1号)第3条第1項に規定する課の長をいう。以下同じ。)は、被服貸与簿を作成し、被服等の貸与、返納等の状況を記録しなければならない。
2 前項の被服貸与簿の様式、記録方法その他被服貸与簿に関する事項は、消防局長が別に定める。
3 課長は、必要があると認めるときは、貸与中の被服等の使用、保管等の状況を実地に調査することができる。
(委任)
第11条 この規則の施行に関し必要な事項は、消防局長が定める。
附 則
この規則は、公布の日から施行する。
従前の制服は、当分の間これを用いることができる。
附 則(昭和27年規則第7号)~附 則(平成20年規則第7号)
省略
附 則(平成23年規則第18号)
この規則は、公布の日から施行する。
附 則(平成24年規則第9号)
この規則は、平成24年4月1日から施行する。
附 則(平成27年規則第18号)
1 この規則は、平成27年4月1日から施行する。
2 この規則の施行の際現に貸与している被服の種類及び制式については、改正後の別表1及び別表2の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附 則(平成29年規則第29号)
この規則は、公布の日から施行する。
別表1

品目

制帽

業務帽

制服

夏服

活動服

ブルゾン

防火衣

保安帽

編上靴

員数

貸与期間

2年

2年

2年

2年

1年

3年

別に消防局長が定める。

別に消防局長が定める。

1年

標準着用月数

24月

24月

16月

8月

12月

9月

別に消防局長が定める。

別に消防局長が定める。

12月

備考
1 制服とは、男性にあつては上衣、ズボン、ネクタイ及びバンド各1を、女性にあつては上衣、ベスト、ズボン、スカート、ネクタイ及びバンド各1をいう。
2 防火衣とは、防火外とう、防火ズボン及び防火帽をいう。
3 貸与期間は貸与を受けた日の属する月から、標準着用月数は着用を開始した日の属する月から、それぞれ起算する。
4 消防局長は、被服の使用実態等を考慮して必要と認めるときは、この表に定める被服の員数を増減し、及びこの表に定める被服の貸与期間を伸縮することができる。
一部改正〔平成27年規則18号〕
別表2

制帽

濃紺

製式

男性

円形とし、前ひさし及びあごひもは、黒色とする。あごひもの両端は、帽の両側において金色金属製消防章各1個で留める。形状は、図のとおりとする。

女性

円形とし、つばはハイバック形で飾り帯を付ける。形状は、図のとおりとする。

帽章

き章

銀色金属製消防章をモール製金色桜で抱ようする。台地は、濃紺とする。形状及び寸法は、図のとおりとする。

周章

帽の腰回りには、黒色のなな子織を巻き、消防司令以上の消防吏員の場合には蛇腹組金線及び蛇腹組黒色線を、消防司令補の場合には蛇腹組黒色線を巻く。形状及び寸法は、図のとおりとする。

業務帽

濃紺

製式

前ひさしは、濃紺とし、消防司令補以上は金色の、消防士長及び消防副士長は銀色の、消防士は紺色の飾り刺しゆうをする。形状は、図のとおりとする。

き章

前面の中央に消防章を刺しゆうし、消防司令以上は帽の両側側面に金色消防章の刺しゆうをする。形状及び寸法は、図のとおりとする。

制服

上衣

制帽と同様とする。

製式

前面

男性

折襟とする。胸部は二重とし、消防章を付けた金色金属製ボタン(以下「消防章付きボタン」という。)を2行に付ける。形状は、図のとおりとする。

女性

打合わせを右上前とするほかは、男性と同様とする。Vネックのベストを含む。形状は、図のとおりとする。

階級章

黒の台地とし、上下両縁に金色刺しゆう状を施し、中央に平織金線及び銀色消防章を付ける。階級章は、右胸部に付ける。ただし、消防長の職にある者は、これを付けないことができる。形状及び寸法は、図のとおりとする。

消防長章

銀色の台地とし、金色線3条及び黒色線2条を配し、中央に、いぶし銀色の桜葉及び銀みがきの桜花で囲んだはめ込みの金色消防章を配する。消防長章は、階級章の上部に付ける。形状及び寸法は、図のとおりとする。

そで章

黒色しま織線1条に消防司令補以上は蛇腹組金線1条を、消防士長は蛇腹組銀線1条を表半面にまとい、その下部に消防司令以上の場合には、金色金属製消防章を付ける。形状及び寸法は、図のとおりとする。

襟章

左襟に札幌市消防職員バッジ1個を付ける。形状及び寸法は、図のとおりとする。

下衣

上衣と同様とする。

製式

男性

長ズボンとする。形状は、図のとおりとする。

女性

長ズボン又はスカートとする。形状は、図のとおりとする。

夏服

上衣

淡青

製式

前面

男性

シャツカラーの長袖又は半袖とする。淡青又はその類似色のボタンを1行に付ける。左胸部にエンブレム(胸用)を付ける。形状は、図のとおりとする。

女性

打合わせを右上前とするほかは、男性と同様とする。

階級章

制服上衣と同様とする。

肩章

外側の端を肩の縫い目に縫い込み、襟側を淡青又はその類似色のボタン1個で留める。

下衣

制帽と同様とする。

製式

制服下衣と同様とする。

活動服

上衣

紺系色とし、背面上部(図中網掛け部分)にオレンジ色を配する。

整式

台襟付きシャツカラーの長そでとし、背面上部に「札幌市消防局」及び「SAPPORO FIRE BUREAU」と表示する。前中心は、ファスナーで留める。左右胸部にふた付きアウトポケット各1個を付ける。左上腕部にエンブレム(腕用)を付ける。形状は、図のとおりとする。

標識

左胸部ポケットの上にエンブレム(胸用)を付け、その下に貸与を受けた職員の姓を金茶色で刺しゆうする。

階級章

制服上衣と同様とする。

肩章

外側の端を肩の縫い目に縫い込み、襟側を紺系色のボタン1個で留める。

下衣

上衣と同様とする。

製式

長ズボンとする。形状は、図のとおりとする。

ブルゾン

濃紺

製式

男性

フード収納型立襟とし、前中心は、ファスナー留めとする。打合せの上前及び下前共にフライ布とし、上フライ布にドットボタン6個を付ける。袖口は、筒袖とし、ドットボタン2段掛けのタップ布を付ける。ポケットは、左胸部にファスナー開き大型ポケット1個と胴部左右にドットボタン掛けフラップポケットを付ける。左胸部にエンブレム(胸用)を付ける。背面上部に「札幌市消防局」及び「SAPPORO FIRE BUREAU」と表示し、その下に反射テープを付ける。形状は、図のとおりとする。

女性

打合せを右上前とするほかは、男性と同様とする。

防火外とう

地質

主要部はアルミフィルム加工した銀色の難燃繊維とし、その他の部位は難燃繊維とする。

製式

立ち襟とし、内衣を設ける。袖は、立体裁断構造の長袖とする。蓋付ポケットを左右に付ける。肩部に耐衝撃材を入れる。前面は、ファスナーで閉じ、水よけを付ける。前面及び後面に反射テープを付ける。形状は、図のとおりとする。

防火ズボン

地質

難燃繊維とする。

製式

長ズボンとし、両ももの左右に蓋付ポケットを付ける。すねに反射テープを付ける。形状は、図のとおりとする。

防火帽

地質

表は銀色。裏は灰色のグラスファイバー(ガラス繊維)を基材として、ポリエステル樹脂加工による強化プラスチックとする。

製式

ヘルメット型とし、帽体の左右内側に難燃繊維製あごひもを付ける。頭部の密着部に適当な隙間を設ける。下部内周に吸汗パット付ヘッドバンドを付け、後部から前ひさしの両端にかけてホック6個を付ける。帽体両側側面に「札幌市消防局」と黒で記入する。形状は、図のとおりとする。

帽章

き章

前ひさしの上部に制帽のき章のものを付ける。

周章

帽の腰まわりに1条ないし3条の赤の反射線を付ける。寸法は、図のとおりとする。

しころ

地質

アルミフィルム加工した難燃繊維

製式

丈23センチメートルとし、ホック6個を上部内側に付け、その前面は両眼を出すように開け、面ファスナーを付けて留める。消防司令以上の場合には、すそに赤の反射テープを付ける。

標識

左右に楕円形の反射布を付け、消防署又は出張所名を記入する。形状は、図のとおりとする。

保安帽

地質

表は白色。裏は防火帽と同様とする。

製式

ヘルメット形とし、帽の左右内側に布製あご紐をつり、頭の密着部に適当な間げきを設け、帽の腰まわりに白の反射テープを付ける。帽体両側側面に「札幌市消防局」と黒で記入する。形状は、図のとおりとする。

帽章

き章

前面にクロームメッキの消防章を付ける。

周章

防火帽と同様とする。

革靴

男性

黒の短靴及び編上靴とする。

女性

黒の短靴又はパンプス及び編上靴とする。

ワイシャツ

白色無地の角襟とする。

ネクタイ

濃紺にオレンジ色を配する。

バンド

前金具の中央には消防章を付ける。形状は、図のとおりとする。

エンブレム(胸用)

えんじ色の布地の台地に金糸で縁取り及び図柄を刺しゆうし、白糸で「SAPPORO」及び台地を、紺糸で「FIRE BUREAU」を、オレンジ糸で台地をそれぞれ刺しゆうする。形状及び寸法は、図のとおりとする。

エンブレム(腕用)

えんじ色の布地の台地に金糸で縁取り及び図柄を刺しゆうし、白糸、赤糸及び黒糸で「SAPPORO」、「FIRE BUREAU」及び「119」をそれぞれ刺しゆうする。形状及び寸法は、図のとおりとする。

備考 本表に特に定めのないものについては、消防局長が別に定める。
図(数字は、寸法を示し、その単位は、ミリメートルとする。)

制帽

男性

女性

消防章

き章

あごひも留め消防章


制帽の周章

周章

消防司令

消防司監

消防司令補

消防正監

消防監

消防士長

消防副士長

消防士

消防司令長


業務帽

両側側面の消防章





消防司令

消防司令長

消防監

消防司監

消防正監






制服

男性

上衣

前面

後面

女性

上衣

下衣

前面

後面

ベスト

後面

男性女性共通

ズボン

ボタン


階級章

消防司令補

消防司監

消防士長

消防正監

消防副士長

消防監

消防士

消防司令長


消防司令



消防長章

札幌市消防職員バッジ


制服上衣そで章

消防司令長

消防監

消防司監

消防正監

消防副士長

消防士

消防士長

消防司令補

消防司令


夏服

長そで

前面

後面

半そで

前面

後面


活動服

上衣

前面

後面

下衣


ブルゾン

前面

後面


防火外とう

防火ズボン

前面

後面


防火帽

防火帽及び保安帽の周章


しころの標識(例)


保安帽

バンド


エンブレム(胸用)

エンブレム(腕用)

一部改正〔平成24年規則9号・27年18号・29年29号〕



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