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2010年の調査結果(分布と発生環境)
38名の方が参加し、札幌市内から合計274個体の“ぬけがら”と合計48地点の鳴き声の情報が寄せられました。“ぬけがら”ではアブラゼミ、コエゾゼミ、エゾゼミ、アカエゾゼミ、エゾハルゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミの7種が見つかりました。鳴き声では、“ぬけがら”が見つかっていないニイニイゼミ、ヒグラシ、エゾチッチゼミの3種を含む8種が確認されました。これまでに札幌市内から記録のある10種全てが少なくとも“ぬけがら”または鳴き声のどちらかで確認されたことになります。
全種 | ニイニイゼミ | アブラゼミ | コエゾゼミ |
エゾゼミ | アカエゾゼミ | エゾハルゼミ | ミンミンゼミ |
ツクツクボウシ | エゾチッチゼミ | ヒグラシ |
寄せられたぬけがらの数:67個体
採集地点数:50地点
鳴き声確認地点:6地点
ぬけがらの見つかった環境の内訳
公園(7)、川原の林(1)、針広混交林(15)、針葉樹林(7)、広葉樹林(20)
分布の傾向
発生環境の8割以上は森林でした。発生地はほぼ山地に限られますが、北区や東区の平地でも鳴き声が聞かれました。コエゾゼミと同様に広く分布しますが、コエゾゼミほど標高の高い場所では発生しないようです。
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