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更新日:2015年1月20日

まちづくりや地域活動に関すること

<司会(吉田さん)>
最後のテーマの「まちづくりや地域活動に関すること」について、石川さんと清水さんにお話しいただきたいと思います。
石川さんは資料を用意していただいています。この資料を見ながら、お話しいただければありがたいと思います。

<石川さん>
石川私どもは、マンション居住者、老人の集い「このゆびと~まれ!」という会員が20名ほどのグループをつくって活動しています。
「自分がいつ、どのような場で突然に、皆さんのお世話になるかとても不安。せっかくのこのマンションでの出会いを大切にしていきたい」「あいさつを交わし合い顔見知りになって、名前が分かりあう中から交流が広がり、自分だけの日常では味わえない喜びを持てたら」「皆さんのお知恵をいただきながら、自分なりにお手伝い出来ることは出来るうちに、焦らず慌てずに続けられる機会が生まれたらうれしい」というように、心地よいマンション風景をいかにつくっていくかという願いのもとに、とにかく気負うことなく、集会室をいわば心を通わせ合う文化センターにということを合い言葉にして、どうしても閉じられがちになる空間をいかに開かれた空間にするか、そういうものを常に意識しながら、この5年間、地味に小さな活動を続けてきました。

「市政情報に関する、市各部局講師による研修会の出前講座」「健康マージャンや談笑会」「季節に応じた戸外での行事など」の3点を活動内容として、そのときどきに、当日は連絡網を使い、声を掛け合って、健康状態も確かめ合います。時には迎えに行くというふうにして、三々五々、集会室に集まってきます。
つい先日も、児童福祉総合センターの緊急対応担当課の課長、係長のお2人から、出前講座として「児童虐待の現状と対応について」という講話をもらいました。そこで実感しましたことは、うまく言えないのですが、人と人とが心を通わせ合うというのでしょうか、そういうごくごく平凡な、いわゆる地域文化を生み出す土壌というか、そういうものがこれほどまでに痩せ細ってしまっている現実を、私どもは自分に引き寄せて、ある意味、危機意識を持って問い続けるときだと考えざるを得ないのではないかと。それほどにインパクトがある講話内容でした。日々、汗している方々の静かな迫力といいましょうか、そういう姿に頭の下がる思いでいっぱいになった、そんな昼下がりのひとときでありました。

5年前、サークル活動発足に当たって、最も心しましたことは、やはりお互いが目指すべき方向というのを確かめ合うということです。そのためにも、お見せしている資料を基にして、それぞれの思いで自分に引き寄せて、そして、納得し合う、そういう語り合いの場を大切にしてきました。
最初の1年目は、第1地域包括支援センターや介護予防センター、そして、南区の保健福祉課のお力もいただきながら進めたサークルですが、我がサークルが自立して継続するという非常に重いテーマへの挑戦というか、そのこと自体はごく平凡なことですが、より具体化する、そして、充実させていく、そのためにどうするべきか悩んでいたときに出前講座に出会うことができました。
ここ数年の1年間の流れを、具体的に資料としてまとめています。皆さんにも緑の出前講座の冊子が配付されているようですけれども、この中から季節だとかニーズに応じて、1月の段階で4月からの予定を原案として作成し、2月に会員へ提示します。了解後、各部局とのやりとりをし、3月に広報誌としてまとめて進めてきました。4月からの予定、来年3月までのことですけれども、人事異動も控えているころなのに、担当者は本当に快く引き受けて支えてくれました。

受講した出前講座からは、これまで無関心で、しかも、気付けずにいた市政に関する具体的な情報を得てきました。それを新しい刺激として会員一人一人がすてきなマンションライフを実感しながら、より視野を広げる、自ら行動を起こす、そういうきっかけづくりになることを願って、この5年間、出前講座を毎月のサークル研修の核として進めてきました。
先ほど紹介しました児童虐待に関わる出前講座では、オレンジリボン地域協力員へのお誘いがありまして、比較的元気な会員が意思表示をしておりました。つい先日も、私の元にこのような協力員証が送られてきて、これを大事に受けとめようと思っています。
講座それぞれが非常に重い内容で、一見、関連やつながりがないようなテーマでも、私どもなりに1年間を通してみますと、自分自身を問い続ける本質的な命題が秘められていることに気付かされました。そこで学んだことのごくごく一部ですけれども、限られた紙面に私の一方的な解釈でお手元にお届けしているような広報誌としてまとめて、会員のみならず、マンションにいる居住者103軒と町内会有志にも配布しています。そして、掲示板にも掲示しまして、来館者へも見てもらいながらということになっています。

最後ですが、市長はまちづくり戦略ビジョンの中の巻頭言で、いわゆる「パラダイムの転換」を非常に主張されていましたけれども、非常に勇気づけられました。そのことに全て包含するのですが、この出前講座に限っても、今後も私どもが市政への興味関心、そして、地域社会への参加意欲を意思へと高め生み出す、そういう大きなきっかけの場になっていってもらいたいのです。そして、市民との双方向による情報を共有できるような開かれた行政のあり方の一つの典型として、その機能をより一層発揮してもらいたいなと強く思っています。

<司会(吉田さん)>
市からの情報提供をうまく活用したこの活動は貴重なコミュニティ活動だと思います。丁寧に具体的に話していただいて、ありがとうございます。
市長、そういう活動についていかがですか。

<上田市長>
9年ぐらい前から出前講座という制度を始めまして、10人ぐらい集まっていただければ、2時間くらいの講座をさせていただきますということでご案内させていただいています。テーマを200ぐらい設けておりまして、いろいろな情報提供をすると同時に、そこにお集まりになった皆さん方のご意見、市政に対するご要望もお聞きしてくるということで、これまで20万人ぐらいの方にご利用いただいております。延べ人数ではありますけれども、市民の約1割ぐらいの方に出前講座をご利用いただいている計算になります。

これをやり始めた理由は、もちろん情報提供をさせていただいて市民の皆さん方に知っていただくことが大事ですが、それと同時に、私ども内部の考え方は、説明に行く職員の仕事の仕方を変えていくということがございます。いつも市役所の中に閉じこもっていますと、やらなければいけない仕事は無限にあります。やっている仕事の内容を市民に説明するのはものすごく難しいことです。それを、「市民にいつも見られている。説明できる」という状態をつくっていくことが、職員の質の向上になり、仕事の質を上げていくと思って、始めさせていただいたところです。
説明するのは難しく、本当に大変なことです。わかっているつもりでも、本当はわかっていないことがたくさんあります。そういったことも含めて、人の前でお話しするということは大変なのだということを、また、それを意識しながら仕事をすることによって、僕たちは自分の仕事が本当に市民のためになっているかどうかもチェックできるのです。そういう意味では、繰り返しやることによって多くの市民の皆さん方に自分の仕事を理解してもらい、自分も正しい視点で自分の仕事を見直すということもできるというウイン・ウインの関係ができ上がって、いい成果が出るのではないかと思っているところであります。

今の石川さんのお話は、大変理想的な地域における知の拠点といいますか、市民として行政、市政に関心を持ち、参加の契機を見つけ出していこうというグループ、サークル活動というのは、本当に望ましいといいますか、素晴らしい活動だと心から思います。いろいろな話を聞かれた中で、「自分もやれることをやってみよう」という意識が必ず出てくるのです。他のことも気になるし他のことにも関心を持つようになるという、とても大事なチャンスだと思います。会員の皆様だけではなくて、成果を掲示板に掲げられて、パンフレットをつくっていろいろな方に見ていただけるという素晴らしい循環を、「このゆびと~まれ!」という活動の中でやっておられることに、心から敬意を表したいと思います。

<司会(吉田さん)>
市の活動に協力して積極的に地域活動を進めていくということです。続いて、清水さんから、高齢者の過ごしやすいまちづくりという視点からお話しいただければありがたいと思います。

<清水さん>
清水「高齢者の幸せは何なのか」と考えたときに、「住み慣れた場所で、本当に基本的な日常生活が自分の手で行えるということだろう」と思いました。そんな観点から見てみますと、まず、買い物する所が近くになくて。私は真駒内の南町に40年住んでいるのですけれども、真駒内は駅の通りに東光とラルズがあるだけです。昔は、南町商店街、泉町商店街というものがありまして、お肉屋から、野菜から、お花屋から、クリーニングから、薬局からと全部そろっていました。今、真駒内の駅まで行くとなると、バス停では約4つ分です。若いころはどんどん歩いて持って帰ってきていたのですが、だんだんこれがしんどくなってきました。
私は、子どもが2人いますが、いずれは月に1回ずつ子どもに来てもらい、買い物をしてもらおうと。2人いるので、月に2回になりますね。また、ヘルパーに週1回か2回来てもらい、買い物をしてもらう。あとは、体が少々悪くなっても、自分で家事をする。「自分のことは自分でやりたいな」と思っていたところです。
1カ月くらい前から新聞の見出しで、札幌でも買い物難民ということで載っているのです。昨日、一昨日の新聞でも、石山で商店街振興会の人たちが、月2回、朝市のようなものをやっているというのが載っていました。いろいろな地区で、手稲区とか白石区とかいろいろやっているようではあるのです。本当に高齢で加齢によってハンディキャップを負った人たちに対するフォローは絶対していかなくてはいけないと思うのですけれども、「まだ自分のことは自分でやりたいのだ」と思っている人たちについては、本当にそれができるような地域になってもらいたいと思うのです。

上田市長にお聞きしたいのですが、札幌市には2,000ちょっとぐらいの公園があると思うのですけれども、今、公園で子どもが遊んでいる姿もなければ、お年寄りがゆっくりと日なたぼっこをしている姿もほとんど見ないのです。公園には公園のいろいろな規制があるかと思うのですけれども、公園は本当にどこにでもあるのです。ですから、冬はできないでしょうけれども、夏に朝市とか日曜市ができたとしたら、皆さん、マンションから出てきてということも可能かと思います。

高齢者も、本当に一人暮らしだから孤独な老人というイコールではなくて、やっと全部いろいろなことが終わったから、本当にこれから自分たちのことができるのだなという人たちのほうが多いと思うので、そういう人たちが活動しやすいというか、動きやすい、生活しやすい地域みたいなものをぜひお願いしたいと思っているのです。
先ほど、司会者が公園のことを言っていましたが、どんな規制があるのかなと思いますし、2,000もある公園をただ置いておくのももったいないと思いますし、その辺をお聞きしたいと思っています。

<司会(吉田さん)>
吉田札幌市には公園が3,000以上あって、札幌市の公園の特徴は小さいということなのです。一つ一つが小さくて、70平米とか、90平米だったでしょうか、割と小さな公園があります。
これは、つくったときのいろいろな経緯があるのですが、規制については、都市公園法というものがあって、本来の目的がそれぞれ決まっているので、それ以外には転用できません。
それはそれとして、本来、公園はそういう場所だったのです。明治のころにつくった以前の公園の場所というのは、人が集まって縁日をやったり物を売ったりする場所だったので、本当は、そういう要素が公園の中にうまく入ってくるといいのではないかと思います。

石川さんからは、高齢化社会に向けていろいろなことをやっているということでしたが、今の清水さんのお話は、当面困っていて、高齢社会におけるまちづくりで具体的にどうしたらいいのだろうか、そして、例えばこんなふうにしたらいいのではないかというご提案でした。上田市長、お願いします。

<上田市長>
高齢者の中には、介護施設でお世話になる方や、在宅のサービスを受ける方や、いろいろな方がいらっしゃると思います。そういうサービスを受けておられる方々が大体2割で、あとの8割は元気高齢者と言われていまして、自分のことは自分でできる方々だと思います。
もちろん、介護などのサービスが必要な方にはそういうサービスを提供するということは今の制度の中でできているわけですが、元気高齢者がどう生きるかということについてはまだ工夫が全然されていないと思います。

「自分のことは自分でしたい」というのは、人類がここまで栄えてきた大きな原動力になっている意識行動だと思います。それをどう結びつけて、先ほどのネットワークもそうですけれども、上手に自分たちの地域のために役に立つネットワークができるか、ということになるのではないかと思います。場所も、買い物難民という観点から言えば、どうやって地域の中で共同購入するか、あるいは、地域の中にお店をワンポイントで。日曜日の朝とか。石山の朝市なんて随分実践されてこられまして、連町の皆さん方が本当に努力されて今ではすっかり定着しているということで、素晴らしい実践だと思っています。
これを他の地域でもできないかということは、かなりのノウハウと、こだわりを持って中心になってやっていただく方がいないと難しいですが、もうちょっと軽いノリで小さな公園でも公園マルシェみたいな感じで野菜などを販売できるような場所ができるといいなと思います。

公園は基本的に目的外使用が禁じられております。したがって、「冬もそこに雪を捨ててはいけない」となっておりました。でも今は、どんどん排雪をするのに、札幌市内だけではおさまらず、隣の当別町とか北広島市とかにたい積場を借りなければならないほどになってきております。それは余りにも大変なので、少し身近な所の雪を仮置きするという名目で「公園にも入れていいですよ」となっているのです。これは目的外使用です。でも、「それができるぐらいであれば、マルシェや朝市が立ってもいいではないか」という話が皆さん方のご意見の中で強くなれば、また一定のルールをつくって、「何時から何時まで」とか「後片づけをちゃんとします」とか「責任者がいてちゃんと組織をつくりますよ」ということができれば、可能性としては十分あると私は思います。

今高齢者の仲間入りをする我々、戦後生まれで、いろいろな仕事をやってきて、「組織のつくり方」とか「どんな工夫をしたら効率よくできるか」とか「継続性をどうやって保つことができるか」とか「人と人とのネットワークのつくり方」とか、そういったことを企業社会の中でしっかり学んできた人たちが地域に帰っていく時代であります。コンピューターを使う能力のある人たちも地域の中におりますので、そういう人たちが問題意識を少し持っていただける動機付けとなるよう、市役所の情報機関を使って情報を提供させていただくと。そして、「本当に声が上がっていますよ」「みんなでちょっとずつ力を出し合えばこんなこともできますよ」ということを情報提供させていただく。石川さんの実践も含めて一生懸命宣伝させてもらうということをやれば、できないことはないと思ってお聞きしていたところです。

もう一つの真駒内という地域の特性に関しましては、吉岡区長からもお話があるかと思いますが、「Center of Community」という文部科学省から研究費が交付される団体に札幌市立大学が選ばれました。真駒内駅前の使い方を一つの研究課題にして、人が集うことができるようなまちづくりにしようではないかということを大学として取り組んでいこうという取り組みがなされようとしているところです。
そんなことも含めて、環境が素晴らしいのに「使い勝手が悪い」とか「住みにくい」というところを工夫するために、新しい取り組みをしていこうとしているところです。

<吉岡南区長>
吉岡区長まず、公園のお話をさせていただきます。
昔は、官の民に対する規制が強かったのですけれども、市長からお話がありましたように、市民の皆さんのお役に立てるような役所ということで、時代の流れが変わってきております。そういう中で、公園についても、自発的なご要望があれば、役所としても皆さんに使っていただくということはできる素地はあるのかなと思います。
石川さんのお話も含めて考えますと、地域の核となる方、「やるぞ」という方がいらっしゃるとうまくいくのかと思います。先ほどの石山の朝市とか、今は他にも波及して藻岩下とか駒岡とか芸術の森でもやっていただいているのですけれども、そういう核となる方がいらっしゃらなければならない。そういった中で、真駒内はマンションが多いとか閉じこもりがちになってしまう傾向があるなど、なかなか難しいところがございます。まちづくりも、「落ち着いたまち」ということで開発された箇所でございます。ゆえに、今の時代になると、「お店がない」とか「集う場所がない」ということが起こっております。そういったことを解消するため、パブリックコメントで市民からもご意見をいただいたかと思いますが、真駒内の駅前再開発ということで、どういったまちづくりがいいだろうかと。それと、この区民センターの隣に廃校になりました旧緑小学校というのがございますけれども、そこを活用して、皆さんに集まっていただき、世代を超えた交流の場となるようなことができないかということを、今、市立大学のお力をお借りしながら、また、地域の方々とも一緒になって進めていこうとしているところです。

そういった中で、地域の皆さん、真駒内の住民にはいろいろな力をお持ちの方がいらっしゃると思うのですけれども、地域の方の盛り上がりによって循環していくような仕組みづくりができないかということ。これもまた、市立大と一緒になって進めていきたいと思っています。

<司会(吉田さん)>
市立大学の話になりましたけれども、私も授業で、旧緑小学校だけではなくて、南区全体が生き生きとなるようにということで、先日は旧真駒内小学校の調査をしまして、この地域は高齢化社会にどう対応するか、元気にするかということを学んできました。この研究は5年計画なので、その中で皆さん方のご提案を聞きながらやっていきたいと思っています。

先ほど公園の話が出ましたけれども、市長から「後片付けとか使い方のルールをつくって」という話がありました。公園だけではなくて、例えば買い物する場所はそんなに大きくなくてもいいですよね。コミュセンとか札幌駅の地下の道路にも市場が立っているのです。いろいろな形で公共的な用地は近くにあるので、そういう所で、定期市なりをする手もある。昔の引き売りみたいな移動販売も田舎に行くとあります。いろいろな手段があると思うので、その辺は地元の方々と一緒にやるということになるのではないかと思います。

今のことは非常に難しい話で、高齢社会の件で市長と区長にお話をいただいたのですが、石川からもお話をいただけませんか。

<石川さん>
出前講座という場を通してお話をしましたけれども、先ほど市長のお話にあった「情報の捉え方の未熟さ」という言葉は非常に重い言葉だと思います。私もそうです。この出前講座の中で具体的にそれぞれの部局の方々からお話をもらうことで、「えっ、そうだったのか」ということが山ほどありました。そこで気づいて、それを日常生活にどう展開させるかということが、講座を受けた我々の、そういうチャンスをいただけた者たちの責任になるのです。市民と行政の双方向という言葉を使いましたけれども、そういうやりとりが地道に重なっていかない限り、一方的な情報の発信として誤解されてしまうということがあると思います。例えば、広報さっぽろの場合だったら横への広がりが横軸だし、出前講座というのは縦の深まりというか縦軸ですね。さらに、先日のまちづくり戦略ビジョンでまさにそこに一つのくさびを打っていただけたと。これで都市風景が立体的になってきたのではないかと私は実感しています。

もう一つは、先ほど「市民が集う場」について公園を一つの例にしてお話がありましたけれども、例えば、これからのまちづくりの一つの大事な方向性は何なのだろうかと老人なりに考えてみましたが、結局、都市政策と福祉政策の相互補完だと思うのです。都市政策というのは「空間とか場所をいかに構築するか」ということで、福祉政策というのはまさに「サービス」ですね。相互補完の具体として、うちの澄川地区にもそういうものがたくさんあるのです。しかし、通りすがりの人はその意味になかなか気付けないです。そうしますと、行政の先端であるまちづくりセンターがその情報を収集して、価値付けて、方向付けて、そして知らしめるという役割をさらに強めていかない限り、一生懸命やっている人の足元だけで終わってしまうというものがあるのではないか、その危機感みたいなものがいろいろな市民の不満とか不安になって表れてきているのではないかと思います。

結局、我々には、非常に厳しいけれども、自己責任という言葉があるはずです。市からの情報をもらうと同時に、こちらからも発信していく責任感というか、そういう生き方というものを、私どもの「このゆびと~まれ!」では、老人クラブの中だけでお互いに戒め合っております。でも、心地よい空間をどういうふうにつくるかということで、そこに市からの刺激をいただいて、とにかく動き出すことに喜びを感じ合う、それが第一歩だろうと思っています。
相互補完の具体的な姿として、先ほど地下空間のお話が出ました。各地区にそういう場がいっぱいあると思うのです。例えば駅前通。北3条も開発されるでしょうけれども、そこにカフェコーナーがあって、三々五々、そこにみんなが集って、楽しい雰囲気をつくっている、そこをたまたま通りすがりの人が「あっ、俺の地域でもこんなものあるよな」と、地域に戻っていって行事を構築するときに一つのアイデアとしてやってみる。ここでやっていることは市でもやっていることではないか。そういう意味でのまちづくりセンターとして価値づけする役割というか、そういうことがこれからすごく求められてくるのではないかと思っています。

<司会(吉田さん)>
今日は清水さんが「こういうことでどうしたらいいか」としたときに、上田市長と吉岡区長が具体的な話をされた。このように情報提供をして、新しいアイデアがないかというものがあちらこちらで開かれたり、情報交換されるようになれば、我々も、より別な生き方というか、生活が見えてくるのではないかと思いました。

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