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更新日:2013年3月13日

平岸西小学校の取組(平成24年度)

研究内容

「札幌市アイヌ文化交流センター『サッポロピリカコタン』」と「財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構『アイヌ文化活動アドバイザー』」の活用について

学習を通して育てたい力

実際にアイヌの人たちと交流し、自然と共に生きてきたアイヌ民族の精神文化や、日本には様々な民族が暮らしていることなどを学ぶ中で、現代社会が抱える問題に目を向けたり、差別のない人間関係を育んでいこうとしたりする力を育てる。

実践の内容1

総合的な学習の時間・社会「『サッポロピリカコタン』での活動」(9月5日)

ねらい

アイヌの人たちの文化や歴史について、交流や体験を通して、関心を高める。

学習内容

平岸西小1

1講話、歌舞・楽器等の公演

2アイヌ古式舞踊体験

3昔のアイヌの子どもの遊び体験

4屋内展示物の解説

5屋外展示自由見学

6質問コーナーなどを体験

7ピリカコタンでお世話になった皆さんに手紙を書き、今回の活動を通して学んだことを伝える。

実践の内容2

総合的な学習の時間・学校行事「学習発表会の劇『命を守ったオキクルミ』の取組」(10月)

ねらい

カムイユカラを演じる中で、自然と共に生きてきたアイヌ民族の精神文化を知るとともに、仲間と協力し合って活動する楽しさを味わう。

学習内容

知里幸恵さん「アイヌ神謡集」の11番目のカムイユカラをもとに創作劇を作った。内容は、アイヌの人たちが尊敬するカムイ「オキクルミ」が、毒の水、毒の風で、森の川や空気を汚し、サケやシカを「根絶やし」にしようとする悪魔の子に猛然と立ち向かい、森の命を守るという話。また、カムイユカラのCDからアイヌ語の歌詞を聴き取り、劇中歌とした。子どもたちは、場面ごとのグループに分かれ、自分たちでセリフや動きを工夫しながら練習した。当日は、保護者の皆さんから拍手喝采を浴び、満足した様子だった。

平岸西小2

実践の内容3

総合的な学習の時間・道徳「アイヌ文様の刺繍家小川早苗さんから学ぶ」(10月18日)

ねらい

アイヌの方との交流を通して、アイヌ民族の文化や歴史、現在の暮らし、差別について知る中で、アイヌ民族が受けてきた問題等について考え、人権意識を高める。

学習内容

財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の「アイヌ文化活動アドバイザー」の派遣を申請し、アイヌ文様の刺繍家の方にゲストティーチャーとして学校へ来ていただいた。当日は、ゲストティーチャーに練習中の『命を守ったオキクルミ』の劇を観ていただいた。劇で演奏するムックリの弾き方について教えていただいた。その後、子どもたちからのアイヌ民族についての様々な質問に、一つ一つ丁寧に答えていただいた。

平岸西小4平岸西小3

 

実践の内容4

総合的な学習の時間「『アイヌハッピーランド』の取組」(11月30日)

ねらい

これまでの活動のまとめとして、ワークショップを開催する中で、アイヌの歴史や文化を多くの人に伝えることの意義に気付く。

学習内容

子どもたちと相談して、児童会主催の「りんごっこ祭り」は、今まで学んできたアイヌのことを全校のみんなに発信する内容にすることにした。テーマは「アイヌハッピーランド」として、様々なワークショップを開催することにした。ゲームで1位になった人には、ゲストティーチャーが制作したアットゥシ織りの着物を着せてあげることにした。当日、子どもたちは、アイヌの文化や歴史を全校の子どもたちに伝えようと、精一杯頑張っていた。

平岸西小5平岸西小6

成果

・子どもたちは、アイヌの人たちとの直接の触れ合いを通して、「アイヌ語という独自の言語をもつ民族が先住していた」ことなどを理解することができた。また、アイヌの人たちがこれまでどんな思いを抱いて暮らしてきたかを知ることで、人権の大切さや、身の回りの差別等について考えることができた。

・カムイユカラの劇づくりを通して、アイヌの人たちの伝統的な暮らしや自然観を知るとともに、現代社会の抱える問題についても考えることができた。

課題

・過去から現在に至るまでのアイヌ民族の苦悩については、アイヌの人たちのお話や副読本から学ぶことができた。今後は、「アイヌの人たちの人権が守られる社会は、自分たちも含めみんなが尊重される社会となる」という人権への理解がさらに深まっていくよう、学習を進めていきたい。

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