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更新日:2023年8月31日

少人数学級に関する意識調査(平成20年度)

実施: 平成21年4月
対象校: 平成20年度に、新規で少人数学級実践研究事業を実施した小中学校全校(小学校第1学年:18校、小学校第2学年:6校、中学校16校)
回答者: 各学校長
内容: 少人数学級実施校の児童生徒について、通常の学級編制だった場合と比較して、生活面・学習面で変化が見られたかどうかについて調査を行った。

[回答結果]

1 生活面に関する設問

(1) 進んで友達と遊び、友達との関係を深める

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 4 12 2 0 0 18 89% 85% - 74% 77%
小学校2年 2 3 1 0 0 6 83% 87% - 83% -
中学校1年 3 12 1 0 0 16 94% 94% 100% - -

(2) 学級の様々な活動に、進んで取り組む

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 9 9 0 0 0 18 100% 96% - 95% 96%
小学校2年 2 4 0 0 0 6 100% 97% - 100% -
中学校1年 2 11 3 0 0 16 81% 89% 90% - -

(3) 係や当番の仕事などを、最後までやり通す

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 7 9 2 0 0 18 89% 94% - 95% 88%
小学校2年 2 4 0 0 0 6 100% 95% - 95% -
中学校1年 2 8 6 0 0 16 63% 83% 80% - -

(4) 時間やきまりを守る

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 4 8 6 0 0 18 67% 94% - 70% 90%
小学校2年 2 4 0 0 0 6 100% 92% - 90% -
中学校1年 1 9 6 0 0 16 63% 81% 70% - -

2 学習面に関する設問
(1) 意欲的に学習に取組む

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 8 10 0 0 0 18 100% 98% - 98% 92%
小学校2年 2 4 0 0 0 6 100% 100% - 95% -
中学校1年 1 14 1 0 0 16 94% 94% 85% - -

(2) 思考力・判断力が高まる

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 3 12 3 0 0 18 83% 89% - 84% 88%
小学校2年 0 6 0 0 0 6 100% 84% - 93% -
中学校1年 0 7 9 0 0 16 44% 76% 65% - -

(3) 知識・理解が深まる

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 6 11 1 0 0 18 94% 98% - 95% 94%
小学校2年 2 4 0 0 0 6 100% 97% - 98% -
中学校1年 0 15 1 0 0 16 94% 87% 85% - -

(4) 表現力が高まる

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 5 11 2 0 0 18 89% 100% - 86% 96%
小学校2年 2 4 0 0 0 6 100% 97% - 93% -
中学校1年 3 11 2 0 0 16 88% 83% 65% - -

(5) 技能が定着する

今回調査結果   過去調査結果
区分 向上した
(a)
やや向上した
(b)
変化なし やや低下した 低下した (a)と(b)の割合 H19調査 H18調査 H17調査 H16調査
小学校1年 9 8 1 0 0 18 94% 100% - 100% 98%
小学校2年 4 2 0 0 0 6 100% 100% - 100% -
中学校1年 1 15 0 0 0 16 100% 89% 80% - -

[まとめ]
生活面及び学習面の両面で、「向上した」「やや向上した」の数値が高い割合を占めており、「低下した」「やや低下した」については1校も選択されていない。これは過去4年の調査結果と同様の傾向である。
内容としては、生活面においては、「友達との関係を深める」や「学級の様々な活動に進んで取り組む」の項目で高い割合で改善を認める結果となっている
学習面においても、「意欲的に学習に取組む」や「技能が定着する」の項目で高い割合で改善効果が示されている。
これらの変化が起こる要因としては、これまでの調査結果同様、大半の学校が「一人一人に目が行き届き、きめ細かな指導が可能になった」ことを挙げている。

これらのことから、過去の調査結果も含め、少人数学級は生活及び学習の両面において、一定以上の効果があるものと考えられる。

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