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ヒグマによる被害の防止とヒグマとの共生を両立するために、ヒグマの市街地侵入抑制策を中心とした未然防止の取組と出没時の対応を適切に行うことを目的とした「さっぽろヒグマ基本計画」を平成29年3月に策定しました。
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【計画の目的】
本計画は、札幌市域における生物多様性の保全を前提とし、ヒグマとのあつれきを軽減することで、市民生活の安全の確保を図りながら、ヒグマとの共生を目指すことを目的としています。
この目的の実現のため、ヒグマとのあつれきを軽減する方策として、特に市街地への侵入抑制策に重点を置いています。
また、生物多様性を保全するという視点で、地域の特徴に応じて適切な対応をとることとし、人間がヒグマとどのような関わり合いを持つことが正しいのか、現在想定しうる方策を示すとともに、今後もモニタリング等の結果を踏まえ、その方策と運用を見直していきます。
これらの方策により、人の行動が原因となるような問題個体を作らないよう努力をすると同時に、出没したヒグマについては、個々の有害性を慎重に判断したうえで適正な対策を行うこととし、不要な捕獲をなくすことにより、希少な地域個体群の維持にもつなげていきます。
札幌市では、ヒグマ出没時の安全対策に関して札幌市ヒグマ対策委員会を組織しています。毎年、ヒグマの出没多発期を迎える前に、同委員会を開催し、関連情報の共有と、より実践的な対策の実施を検討しています。
※所轄警察署などの関係機関や北海道立総合研究機構、北海道猟友会札幌支部などの専門家を委員会の会議に加え、より適切な安全対策を講じています。
【ヒグマ出没時の札幌市ヒグマ対策委員会の対応決定】
札幌市ヒグマ対策委員会は各区役所に組織された区のヒグマ対策委員会と協力してヒグマ対策を行います。区のヒグマ対策委員会は痕跡情報の通報を含むヒグマ出没時に、連絡、調査、周知、広報の初期行動を担当し、さっぽろヒグマ基本計画手引き編に掲載したヒグマの対応基準における基本行動マニュアルに基づき対応を決定します。対応の判断が困難な場合は、札幌市ヒグマ対策委員会と協議します。追払い、捕獲等の重要な対応は、札幌市ヒグマ対策委員会が決定して行います。
札幌市ヒグマ対策委員会と区のヒグマ対策委員会は、対応の判断の際、必要に応じて専門家(北海道立総合研究機構、北海道猟友会札幌支部等)の意見を仰ぐこととしています。
下記により、平成27年度に実施した「札幌市ヒグマ生息基礎調査結果概要」をPDFファイルでダウンロードできます。
下記により、平成23年度に実施した「野生動物の市街地侵入防止策と出没対応モデル実施事業報告書」をPDFファイルでダウンロードできます。(野生動物の市街地侵入防止策と出没対応モデル実施事業報告書と巻末資料、概要版があります。)
野生動物の市街地侵入防止策と出没対応モデル実施事業報告書要約版
野生動物による市街地等への侵入経路調査及び侵入防止策の調査・研究報告書
野生動物による市街地等への侵入経路調査及び侵入防止策の調査・研究報告書巻末資料
下記より、平成22年度に実施した「野生動物による市街地等への侵入経路調査及び侵入防止策の調査・研究報告書」をPDFファイルでダウンロードできます。(野生動物による市街地等への侵入経路調査及び侵入防止策の調査・研究報告書と巻末資料、概要版があります。)
野生動物による市街地等への侵入経路調査及び侵入防止策の調査・研究報告書概要版
野生動物による市街地等への侵入経路調査及び侵入防止策の調査・研究報告書
野生動物による市街地等への侵入経路調査及び侵入防止策の調査・研究報告書巻末資料
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