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7月12日(木曜日)午前10時から、TKPガーデンシティ札幌きょうさいサロン(中央区北4条西1丁目)で、北区防災講演会が行われた。これは、町内会による自主防災活動において中心的な役割を担う防災リーダーらを対象に、北区役所が毎年行っている防災リーダー研修。今回は、宮城県本吉郡南三陸町の語り部「ガイドサークル汐風(しおかぜ)(鴻巣修治(こうのすしゅうじ)代表)」の後藤一磨(ごとうかずま)さんを講師に招いて行われた。同サークルは、もともとは南三陸町の観光をPRするために立ち上げられたが、東日本大震災以降、その被災状況や自らの体験などを学識者や行政の立場ではなく、生活者としての立場で語り継いでいく活動を中心に行っている。
この日(12日)は、区内各地域の防災リーダーら約120人が参加。はじめに、北区市民部の山道克也(やまみちかつや)総務企画課長が、防災リーダーの役割や重要性を説明し、同サークルの活動と講師を紹介。その後、後藤さんから被災時の状況や避難所での生活の様子などが、約1時間にわたって語られた。後藤さんは「私たちの町でも、チリ地震で被害を受けた約50年前から、年に一度の避難訓練をずっと続けてきました。ただ、備蓄品や非常持出品、通帳や印鑑などの避難グッズをどんなに用意していても、実際に非難する時にそれらを持って避難できた人は一人もいませんでした。急場で実際に役立つ訓練が必要なんです」と力説。最後に「生の現場である被災地をぜひ一度、ご自分の目で見て確かめてください。私の話よりも、ずっとみなさんの心に響くものがあるはずです」と締めくくった。
北区市民部総務企画課地域安全担当係
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