ホーム > まちづくり・地域の活動 > 地区ニュース > 地区ニュース(篠路地区) > 地域の伝統文化を園児が継承~篠路文化祭で篠路中央保育園の園児が「篠路子ども歌舞伎」を披露
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10月13日午前11時から、篠路コミュニティセンター(北区篠路3条8丁目)で、篠路中央保育園(北区篠路2条9丁目、林茂子(はやし・しげこ)園長)の園児17人による「篠路子ども歌舞伎」が披露された。同センターでは、10月13日から14日まで「篠路文化祭」が開催され、各種サークルや地域住民による舞台発表などが行われている。
「篠路子ども歌舞伎」は、1934年(昭和9年)を最後に途絶えた農村歌舞伎を伝承しようと発足した「篠路歌舞伎保存会(大髙英男(おおたか・ひでお)会長)」の活動の一環として始まり、1986年(昭和61年)からは同園のカリキュラムにも取り入れられ、同文化祭の目玉の一つとして例年披露されている。
この日(13日)は、園児の保護者や地域住民など約230人が来場。園児たちは、5月から稽古を積んできた「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」から「足利館門前進物の場(あしかがやかたもんぜんしんもつのば)」と「足利館松の間刃傷の場(あしかがやかたまつのまにんじょうのば)」を大人顔負けの迫力で熱演。練習を重ねて覚えた長い口上を読み上げる
と、観客からは惜しみない拍手が園児に送られた。
観客の女性の一人は「初めて見に来ました。衣装も素晴らしくて、子どもたちが長いせりふをしっかり覚えていたことにも本当に驚きました。よく練習したと感心して見ていました。これからも伝承していくべきだと思います」と笑顔で話していた。
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