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札幌市指定有形文化財
【建築年】明治5(1872)年【構造】木造
この建物は、札幌から定山渓を経て有珠へ往来する旅行者や、荷物を運ぶ人馬の宿泊・休憩所として、その要所であった簾舞に、開拓使によって建てられました。その後、通行人が減ったため通行屋は廃止され、明治20(1887)年に定山渓への新道(現在の旧国道230号)が開通した際に、通行屋の屋守だった黒岩家によって現在地に移築されました。その後の増築を経て、宿泊機能を考慮した通行屋の間取りと、開拓農家によく見られた小屋、納屋などを備えた現在の姿になっています。札幌に残る唯一の通行屋、かつ最古の開拓農家の住宅で、役場の出張所や、私設教育所(簾舞小学校の前身)などにも利用された、地域の歴史を物語る貴重な建物です。
現在は、旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)保存会が収集した地域の歴史を伝える写真や道具類を展示した、手作りの郷土資料館として活用されています。
内部観覧可
9時00分~16時00分
月曜日(祝日の時は翌日)、祝日の翌日、年末年始
無料
札幌市南区簾舞1条2丁目4-15
・地下鉄南北線「真駒内」から、じょうてつバス[12]真駒内線(藤野線)乗り換え。「東簾舞」または「旧簾舞通行屋前」下車、徒歩3分
011-596-2825(旧簾舞通行屋)
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