ホーム > 市政情報 > 都市計画・再開発 > 都市計画 > 景観 > 景観資源の保全・活用 > 札幌の歴史的建造物を旅する「れきけん×ぽろたび」 > No.5ひろがる札幌郊外の産業 > 旧中井家リンゴ倉庫(平岸天神太鼓道場)
ここから本文です。
札幌景観資産
【建築年】昭和10(1935)年【構造】レンガ造
開拓使顧問ケプロンが、寒冷地でもよく成長すると進言し広まったりんご栽培。このれんが倉庫が残る平岸地区は、かつて「平岸りんご」の産地として全国的に知られており、地区の主要産業として昭和30年代まで盛んにりんごが栽培されました。りんご保管用倉庫も各所に建てられており、今も残されるこの倉庫は、りんご園が広がっていた地域の歴史を伝える貴重な存在です。外壁のれんが積みに用いられたのは、断熱性を高めるために中空を設けてれんがを積む「小端空間積み」と呼ばれる工法。倉庫全体は装飾などのないシンプルなデザインです。現在は地元商店街の事務所と、太鼓道場として地域の人々に活用されています。
当初この倉庫は、平岸街道沿いに建てられていました。昭和63(1988)年に建物ごと動かす曳家(ひきや)という方法で、20mほど離れた現在の位置に保存されました。
内部観覧要許可
9時00分~17時00分
土・日曜日・祝祭日
札幌市豊平区平岸3条2丁目2-1
・地下鉄東豊線「豊平公園」下車、徒歩7分
011-841-1803(振興組合事務所)
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.