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札幌市指定有形文化財
【建築年】明治19(1886)年【構造】木造
JR新琴似駅の程近くに残るこの建物は、九州士族146戸の入植によっ屯田兵が残した安春川て発足した新琴似屯田兵村の本部として建てられました。兵村の役場としての機能を担い、この地に兵村が築かれたことを伝える貴重な遺構です。屯田兵役が解除となった後は、兵村自治機関である兵村会の共有財産となり、以後、町内会・産業組合・市役所新琴似出張所・集会所などに利用され、昭和40(1965)年、札幌市に寄付されました。創建時の姿に復元された現在は、新琴似屯田兵中隊本部保存会により屯田兵に関する資料が保存・展示されています。
新琴似を流れる安春川は地域にゆかりの深い川で、湿原だったこの地域の水害を防ぎ、地下水位を下げて農地利用するため、明治23(1890)年に屯田兵が掘削した灌漑用水路です。市街化の進展で枯渇し荒廃していましたが、まちづくりと一体となった河川改修により、せせらぎが回復し遊歩道が整備され、良好な憩いの空間を提供しています。
内部観覧可
10時00分~16時00分
月・水・金・日曜、冬期間(12~3月)
無料
専用駐車場あり
札幌市北区新琴似8条3丁目1-8
・JR新琴似駅下車、徒歩5分
011-761-4205(新琴似まちづくりセンター)
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