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このページは、降下ばいじんについての情報を掲載しています。
なお、札幌市における降下ばいじん調査は、平成21年度をもって終了しています。
降下ばいじんとは、大気中の粒子状物質のうち、自重あるいは雨により沈降するばいじんや粉じんなどが地上に降下したものです。
降下ばいじんの発生源には、重油等の燃料の燃焼に伴い大気中に放出されたもののほか、風により土砂が舞い上げられたものなどがあります。
降下ばいじんの採取は、デポジットゲージ法といわれる方法で行います。
このデポジットゲージとは、漏斗部と受水部を組み合わせた簡易な構造からなり、降下してきたばいじん等を漏斗部で受け、一ヵ月に受水部に溜まった量を降下ばいじん量としています。
降下ばいじん量は、水に溶ける「溶解性成分」と水に溶けない「不溶解性成分」から成り立っていて、1ヶ月の単位面積当たりの採取量(ton/km2/月)として算出しています。なお、降下ばいじんには環境基準はありません。
札幌市では、昭和34年度(1959年度)から平成21年度(2009年度)まで降下ばいじん調査を実施していました。
札幌市が昭和34年に測定を開始してから、降下ばいじんは次の3つの出来事を経て段階的に減少していきました。
その後、降下ばいじんの濃度が非常に低い濃度で推移していたことや、環境基準のない降下ばいじんの代わりに環境基準のある浮遊粒子状物質及び微小粒子状物質を測定するようになったことなどから、平成21年度の調査を最後に札幌市における降下ばいじん調査は終了しました。(詳細なデータについては以下の経年変化のデータを参照ください)。
測定局\測定年 | 昭和 | 昭和 | 昭和 | 昭和 | 昭和 | 昭和 | 平成 | 平成 | 平成 | 平成 | 平成 | 平成 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
36年 | 41年 | 46年 | 51年 | 56年 | 61年 | 3年 | 8年 | 13年 | 18年 | 20年 | 21年 | |
中央 |
38.13 |
53.85 |
16.9 |
13.89 |
15.86 |
9.91 |
6.45 |
4.12 |
5.21 |
2.75 |
2.9 |
2.34 |
鉄東 |
- |
- |
19.38 |
8.07 |
8.38 |
7.41 |
8.27 |
4.28 |
5.49 |
3.24 |
3.48 |
2.64 |
篠路 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
2.5 |
3.01 |
2.36 |
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