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札幌市では、札幌市内に生息するマルハナバチを通じて、外来種問題や身近な自然の大切さについて考えるイベント「マルハナバチ調査隊2016 in サッポロさとらんど~外来種問題について考えよう~」を開催しました。
本イベントでは、外来種やマルハナバチについての講座のあと、サッポロさとらんど内で外来生物法の特定外来生物である「セイヨウオオマルハナバチ」と、在来のマルハナバチの生息調査を実施しました。
【関連イベント】
日時 | 平成28年7月23日(土曜日)10時00分~12時30分 |
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場所 | サッポロさとらんど(札幌市東区丘珠町584-2) |
参加者数 | 21名 |
スケジュール |
10時00分~ 開会 10時05分~ 講座1「外来種問題とは」 10時15分~ 講座2「マルハナバチとは」 10時50分~ マルハナバチ調査(ラベンダーの丘・さとらんどガーデン) 12時00分~ 調査結果のまとめ 12時30分 解散 |
主催 |
札幌市・北海道石狩振興局・北海道セイヨウオオマルハナバチ対策推進協議会 |
協力 | サッポロさとらんど |
当日は、やや風が強かったものの好天に恵まれ、絶好の調査日和となりました。
札幌市職員による外来種問題についての講座と、北海道環境科学研究センターの西川さんによるマルハナバチについての講座からスタートし、講座のあとは、「ラベンダーの丘」と「さとらんどガーデン」において、在来のマルハナバチの観察や外来のセイヨウオオマルハナバチの駆除を行いました。
昨年より、セイヨウオオマルハナバチの数は少なかったものの、21名の方が参加した約1時間の調査で確認されたセイヨウオオマルハナバチは78匹、在来のエゾオオマルハナバチやハイイロマルハナバチは42匹となり、身近にいるマルハナバチの生息調査を通じて、外来種の存在を実感し、外来種問題を考えるイベントとなりました。
ラベンダーの丘での調査の様子
捕獲の様子
結果の講評
平成18年9月に外来生物法の「特定外来生物(※)」に指定されたセイヨウオオマルハナバチは、国外から輸入されたマルハナバチ類の一種で、トマトなどのハウス栽培で受粉作業の省力化や農作物の品質向上のために貢献しています。
しかし、一部の個体が野外に逃げ出して野生化し、在来種のマルハナバチを減少させるなど、生態系への悪影響が懸念されていることから、飼育したり、生きたまま保管・運搬することなどが原則禁止されています。
セイヨウオオマルハナバチ
(写真提供:さっぽろ自然調査館)
※特定外来生物:国外から人間により持ち込まれた生き物で、まわりの生き物への影響が大きいことから、外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)で規制の対象となっているもの。飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどが原則禁止されており、違反すると罰則があります。
【参考】
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