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札幌市では、札幌市内に生息するマルハナバチを通じて、外来種問題や、身近な自然の大切さなどを考えるイベント「マルハナバチ調査隊inサッポロさとらんど~外来種問題について考えよう~」を開催しました。
本イベントでは、外来種問題やマルハナバチについての講座のあと、サッポロさとらんど内で外来生物法の特定外来生物である「セイヨウオオマルハナバチ」と、在来のマルハナバチの生息調査を実施しました。
なお、このイベントは「マルハナバチ調査隊2015」の一環として実施したものです。
日時 | 平成27年7月25日(土曜日)10時00分~12時30分 |
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場所 | サッポロさとらんど(札幌市東区丘珠町584-2) |
参加数 | 54名 |
主催 |
札幌市、北海道石狩振興局、北海道セイヨウオオマルハナバチ対策推進協議会、 |
スケジュール |
10時00分~ あいさつ 10時05分~ 講座1.「外来種問題・生物多様性とは」 10時20分~ 講座2.「マルハナバチとは」 11時00分~ マルハナバチ調査(野外調査) 12時00分~ 調査結果のまとめ・講評 12時30分~ 解散 |
当日の朝は、あいにくの雨模様でしたが、54人の方がさとらんどセンターに集合。札幌市職員と北海道環境科学研究センターの西川さんの外来種問題とマルハナバチについての講座からイベントがスタートしました。
講座が終わるころには雨も上がり、グループごとに「ラベンダーの丘」と「さとらんどガーデン」に移動。「マルハナバチ調査隊2015」の調査とともに、北海道内で活動するボランティア「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」の駆除活動を体験しました。
1時間の調査で、確認した外来種のセイヨウオオマルハナバチは300匹、ハイイロマルハナバチやエゾオオマルハナバチなどの在来種は47匹。
身近にいるマルハナバチの生息調査を通じて、外来種の存在を実感し、外来種問題を考えるイベントとなりました。
講義の様子
ラベンダーの丘での調査の様子
捕獲の様子
平成18年9月に外来生物法の「特定外来生物(※)」に指定されたセイヨウオオマルハナバチは、国外から輸入されたマルハナバチ類の一種で、トマトなどのハウス栽培で受粉作業の省力化や農作物の品質向上のために貢献しています。
しかし、一部の個体が野外に逃げ出して野生化し、在来種のマルハナバチを減少させるなど、生態系への悪影響が懸念されています。
セイヨウオオマルハナバチ
(写真提供:さっぽろ自然調査館)
※「特定外来生物」:国外から人間により持ち込まれた生き物で、まわりの生き物への影響が大きいことから、外来生物法で規制の対象になっているもの。生きたまま保管・運搬することなどが禁止されています。
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