ここから本文です。
細菌性赤痢は、下痢(粘血便)・腹痛・発熱を主症状する腸管感染症です。
潜伏期間は1~5日で、熱帯地域の開発途上国で多発しています。
患者や保菌者の便内の赤痢菌に汚染された水、食物による経口感染が主な感染経路です。
発症に要する菌量が極めて少ないため、ヒトからヒトへの直接感染の危険性もあります。
コレラは、下痢、嘔吐を主症状とする腸管感染症です。
重症例では、米のとぎ汁様といわれる激しい水様便の下痢を伴って、これにより脱水症状がおこります。
潜伏期間は数時間~5日で、通常は1日前後で、熱帯地域の開発途上国で多発しています。
コレラ患者の排泄物で汚染された水、食物による経口感染が主な感染経路です。
札幌市における流行状況は、札幌市感染症発生動向調査のページをご覧ください。
リンク先のページ中段、3類感染症に掲載されています。
開発途上国などへの旅行中に細菌やウイルス、原虫等の感染が原因で発症する人が増えていますので、次のことに注意しましょう。
日本での生活感覚・スタイルをそのまま海外にもっていくのは危険です。
旅行先、あるいは帰国後に以下の症状がどれかひとつでもあれば、赤痢やコレラ、食中毒などが考えられますので、すぐに医療機関で受診してください。
このページについてのお問い合わせ
※ 緊急の対応が必要な場合は、直接お電話にて御連絡を願います。
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.