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更新日:2022年12月26日

【医療従事者の皆様へ】デング熱の国内感染症例の発生について

デング熱については、アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広くみられる感染症で、日本では、海外において感染し帰国後発症するいわゆる輸入症例が、近年は年間約200例報告されています。

過去60年以上国内における感染報告はありませんでしたが、2014年8月、国内感染事例が確認されました。また、2016年には、海外から帰国した方がデング出血熱を発症し、死亡する事例が発生しました。2019年にも国内で感染したと推定される事例が確認されています。

主な発生状況

国内

国内で感染した可能性のある事例がありましたのでお知らせいたします。

東京都 報道発表(令和元年10月16日)

今般、東京都内において、海外渡航歴がないにもかかわらず、デング熱を発症した患者が確認されました。東京都の報道発表によると、患者は国内の旅行先(奈良市内又は京都市内)でデング熱に感染したと推定されています。これまで両市で同様の患者は確認されておりませんが、関係自治体は協力して、蚊の防除対策等の実施を進めているところです。

【通知】デング熱の国内感染症例の発生について(令和元年10月16日_健感発1016第1号_厚生労働省健康局結核感染症課長通知)(PDF:899KB)

沖縄県那覇市 報道発表(令和元年9月20日)

今般、那覇市において、海外で感染した家族から国内で蚊を介して感染した可能性が否定できないデング熱の患者が確認されました。この患者は海外渡航歴がありますが、共に海外に渡航した当該患者の同居家族が帰国後すぐにデング熱を発症していること、帰国後しばらく経ってから発症していることから、同居家族から国内に生息する蚊を介してデング熱に感染した可能性は否定できないものと考えられます。現在、関係自治体では感染が推定される地域の蚊の駆除や疫学調査等を実施するなどの対応をしているところです。

【通知】デング熱の国内感染が疑われる症例の発生について(令和元年9月20日_健感発0920第3号_厚生労働省健康局結核感染症課長通知)(PDF:1,456KB)

海外

アフリカ地域、アメリカ地域、東地中海地域、東南アジア地域、西太平洋地域の熱帯・亜熱帯地域で発生が見られます。最新情報は以下ホームページをご確認ください。

疑い患者発生時の対応

現在、海外の流行地域からの帰国者だけでなく、海外渡航歴がない者についても、デング熱を疑う所見(詳細は「蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第5版)」参照)がある場合はデング熱感染の可能性があります。

デング熱が疑われる患者を診察した場合は、速やかに札幌市保健所(電話番号:011-622-5199)に情報提供をお願いいたします。

デング熱について

デング熱に関する詳細は厚生労働省ホームページをご参照ください。

 

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局保健所感染症総合対策課

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階

電話番号:011-622-5199

ファクス番号:011-622-5168