ここから本文です。
鹿児島市内で、2例目のBウイルス病患者が確認されました。
1例目の疫学調査を行う中、同じ実験動物施設で過去にサルと直接的接触等があった方で、当時採取されていた検体(検査材料)を改めて検査し、Bウイルス病が確認されたものです。
鹿児島市内におけるBウイルス病患者の発生について(令和元年12月24日厚生労働省事務連絡)(PDF:133KB)
Bウイルス病発生の届出について(令和元年12月24日鹿児島市)(PDF:187KB)
鹿児島市内で、実験サル取扱施設の従業員がBウイルス病を発症したことが確認されました。
鹿児島市内におけるBウイルス病患者の発生について(令和元年11月28日厚生労働省通知 )(PDF:132KB)
Bウイルス病発生の届出について(令和元年11月28日鹿児島市)(PDF:180KB)
病原体:Bウイルス(ヘルペスウイルス科αヘルペスウイルス亜科に属するMacacine alphaherpesvirus 1)
感染経路:アカゲザルなどのマカク属サルに咬まれたり、ひっかかれたりした場合や、これらのサルの体液(だ液、尿など)に直接接触することによってヒトへ感染します。
潜伏期間:2~5週間(早い場合は2日)
症状:サルとの接触部位(咬傷、擦過傷等)周囲の水疱性あるいは潰瘍性皮膚粘膜病変、発熱、接触部位の感覚異常、麻痺などです。重症例では神経障害が後遺症として残ります。
自然界におけるアカゲザル、カニクイザルなどのマカク属サルは、半数以上が抗体陽性で、ウイルスを体内に潜伏感染していることが報告されています。
Bウイルス病はとてもまれな感染症で、ヒトへの感染事例はこれまでのところ世界的に50例程度とされています。国内では初めてです。
傷口をできるだけ早く流水で洗浄してください。
治療薬はアシクロビル(バラシクロビル(アシクロビルの経口薬))、ガンシクロビル(バルガンシクロビル(ガンシクロビルの経口薬))が有効です。マカク属サルを扱った後にサルとの接触部位周辺の水疱性あるいは潰瘍性皮膚粘膜病変、発熱、接触部位の感覚異常、麻痺などがあった場合は、早期に病院を受診することが重要です。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
このページについてのお問い合わせ
※ 緊急の対応が必要な場合は、直接お電話にて御連絡を願います。
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.