ホーム > 健康・福祉・子育て > 健康(からだ・こころ) > 感染症・予防接種 > 感染症 > 医療従事者(医師・獣医師等)の皆様へ > 【医師の皆様へ】鳥インフルエンザについて
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38度以上の発熱と急性呼吸器症状を呈し、症状や所見、渡航歴、接触歴等から鳥インフルエンザを疑う患者を診察した場合は、札幌市保健所感染症総合対策課(622-5199)への情報提供をお願いします(鳥インフルエンザの症状や発生状況は、本ホームページやリンク先を御確認ください)。
また、必要がある場合、確定検査のため、PCR法による行政検査を実施いたしますので、咽頭ぬぐい液等の検体採取の御協力をよろしくお願いいたします。
鳥インフルエンザとはトリに対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症です。人におけるほとんどの感染者は、感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があります。日本では発症した人は確認されていません。
感染症法では、A(H5N1)及びA(H7N9)の鳥インフルエンザは2類感染症に、それ以外の亜型の鳥インフルエンザは4類感染症に位置づけられています。
2003年以降、東南アジアを中心に、中東・アフリカの一部地域などで報告されています。人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、多くの患者が直接的又は間接的に家きん等との接触があったことが報告されています。また、これまでのところ、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておりません。
概ね2~8日
初期症状の多くが、高熱と急性呼吸器症状を主とするインフルエンザ様疾患の症状を呈する。下気道症状は早期に発現し、呼吸窮迫、頻呼吸、呼吸時の異常音がよく認められ、臨床的に明らかな肺炎が多く見られる。呼吸不全が進行した例ではびまん性のスリガラス様陰影が両肺に認められ、急性窮迫性呼吸症候群(ARDS)の臨床症状を呈する。
死亡例は発症から平均9~10日(範囲6~30日)目に発生し、進行性の呼吸不全による死亡が多く見られる。
鳥インフルエンザ(H5N1)発生国及び人での感染症例(厚生労働省)
2013年3月以降、中国において患者が報告されています。多くの患者が直接的又は間接的に家きん等との接触があったことが報告されています。また、これまでのところ、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておりません。
1~10日(多くは2~5日)
高熱と急性呼吸器症状を特徴とする。下気道症状を併発し、重症の肺炎が見られることがある。呼吸不全が進行した例ではびまん性のスリガラス様陰影が両肺に認められ、急速に急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の症状を呈する。二次感染、脳症、横紋筋融解症に進展した報告がある。
発症から死亡までの中央値は11日(四分位範囲7~20日)であり、進行性の呼吸不全等による死亡が多い。
鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況(2013年3月以降)(厚生労働省)
【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)に関するリスクアセスメントについて(平成30年6月14日厚生労働省健康局結核感染症課)(PDF:78KB)
【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)に関するリスクアセスメントについて(平成29年11月2日厚生労働省健康局結核感染症課)(PDF:78KB)
【事務連絡】鳥インフルエンザ(H7N9)疑い発生時の対応について(平成29年3月9日厚生労働省健康局結核感染症課)(PDF:50KB)
【事務連絡】中国の鳥インフルエンザA(H7N9)に関する検疫所の対応について(平成25年5月2日厚生労働省健康局結核感染症課)(PDF:129KB)
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