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更新日:2023年12月7日

高齢者・障がい者施設における新型コロナウイルス感染症への備え

高齢者・障がい者施設で陽性者が発生した場合、症状が比較的軽症である方や無症状の方については、必要な医療の提供を受けつつ、施設内で対応していただくこととなることが想定されます。

このページでは、施設内療養が必要となったときのために備えておきたいこと、陽性者が発生した際に行うことや関連通知のリンクなどをまとめています。

 施設で備えておきたいこと

1. 日頃から施設内の感染対策を実施しましょう

  • 手洗いや換気、マスクなしの状態での近接した会話は避ける等の基本的な感染対策を実施しましょう。
  • 入居者や利用者のほか、職員についても健康観察を行い、体調不良を速やかに発見・対処できるようにしておきましょう。
  • 体調不良の入居者や利用者のケアを行う場合等、職員は作業内容に応じた個人防護具(PPE)を着用するなど、必要な対策を行いましょう。

2. かかりつけ医や医療機関の連絡先を把握しておきましょう

  • 入居者や利用者のかかりつけ医や施設が契約している医療機関、嘱託医等の連絡先を確認するとともに、体調不良時や感染が疑われる際、往診や電話による対応が可能であるかについて、あらかじめ確認しておきましょう。
  • 施設内に陽性者が発生した場合、陽性者の家族やケアマネージャー等関係者のほか、陽性者が利用している外部サービス等に速やかに連絡できるよう、それぞれの緊急連絡先を事前に把握しておきましょう。

3. 緊急時に使用する個人防護具(PPE)を備蓄しておきましょう

  • 日常で使用する分とは別に、陽性者が発生したときに不足しないよう、PPE(マスク、フェイスシールド(ゴーグル)、ガウン、手袋、消毒用アルコール等)を備蓄しておきましょう。
  • 備蓄量は「1日の出勤人数×5回×3日分」が目安として挙げられますが、これは、施設内の対応が終了するまでに必要な量のPPEを至急発注することを前提としています。納品までに要する日数によって必要な備蓄量も変わりますので、あらかじめ、仕入業者に確認しておきましょう。
  • PPEは正しく使用しなければ、十分な予防効果を発揮することができません。職員全員がPPEの正しい着脱手順を身につけておきましょう。
  • パルスオキシメーター(SPO2測定器)を準備しておきましょう。ユニット単位で使用できるように用意しておくことをお勧めします。

4. 職員の応援体制を確認しておきましょう

職員が陽性になり、出勤できなくなった場合、従業員が不足し、適切な運営や感染対策に支障をきたす可能性があります。不足した人員を確保できるよう、同一法人や関係施設との応援体制を整えておきましょう。

施設で感染が疑われる入居者等を確認したとき

1. かかりつけ医や医療機関に相談しましょう

いつもと違う症状が見られた際は、かかりつけ医や施設が契約している医療機関、嘱託医等へ速やかに連絡・相談しましょう。

2. 入居者や利用者の健康状態等を確認しましょう

施設内に陽性者が発生した場合、入居者・職員にかかわらず、施設内に感染が広がっている可能性が考えられます。ほかの入居者や利用者の健康状態や行動状況を速やかに確認し、感染が疑われる方、感染リスクの高い方(※)については、陽性者と同様に扱うなど、施設内の感染拡大を防止しましょう。

※発症日2日前から陽性者と以下の関係に該当する方

  • 手で触れることのできる距離(目安として1メートル)で、陽性者・接触者のどちらかが必要な感染予防策(マスクなど)無しの状態で、15分以上の接触があった
  • お互いマスクがない状態で接触(同席で食事、会話、喫煙など)があった
  • 同室の入居者

3. 感染対策を強化しましょう

陽性者や体調不良者、感染リスクの高い方と職員が接する際は必要に応じてPPEを着用する等、職員の感染対策を強化しましょう。

4. ご家族や外部サービス等へ連絡しましょう

施設外への感染拡大を防止するため、陽性者の家族やケアマネージャー等関係者のほか、陽性者が利用している外部サービス等に速やかに連絡し、感染リスクの高い方がいる場合は必要な対応を実施してもらいましょう。

 保健所への報告・相談について

施設・医療機関において、所定の報告基準のいずれかを満たす場合、所定の様式に必要事項を入力の上、保健所に報告して下さい。

1. 高齢者・障がい者施設等の報告基準・様式

報告基準

  • 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が1週間以内に2名以上発生した場合
  • 同一の感染症若しくは食中毒の患者又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
  • 上記の2点に該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合

報告書様式

【社会福祉施設等における感染症又は食中毒が疑われる者等の発生報告書】(エクセル:21KB)

【社会福祉施設等における感染症又は食中毒が疑われる者等の発生報告書】(PDF:46KB)

関連通知

社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について」の一部改正について(令和5年4月28日健発0428第3号他厚生労働省健康局長等通知)(PDF:251KB)

2. 医療機関の報告基準・様式

報告基準、様式等はこちらのページ【院内感染報告(医療機関向け)】をご覧ください。

3. 感染対策に関する相談があるとき

施設の感染対策について保健所に相談があるときは、メール又はFAXでご連絡ください。保健所で内容を確認後、ご連絡をいたします。なお、相談にあたっては、必要に応じて相談シートをご利用ください。

相談シート(ワード:55KB)

相談シート(PDF:180KB)

記入例(PDF:229KB)

4. 送付先

送付先 : 札幌市保健所医療対策室疫学調整担当係

メールアドレス : sapporo_ekigaku@city.sapporo.jp
※「sapporo」と「ekigaku」の間に「-」(アンダーバー)があります。添付ファイルが4MBを超えると受信できません。

FAX : 011-788-6832

関連リンク集

5類化以降の陽性者対応について

各種参考資料

介護サービスに従事している職員向けの、各種参考資料です。

その他のページ

その他、関連ページのリンクです。

発熱時の受診相談や陽性判明後の体調急変時の相談

コロナ健康相談ダイヤル
電話番号:011-350-5877(9時00分~18時00分、土日祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)

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