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更新日:2011年2月10日

福祉のまちづくり推進会議ニュース第8号

福祉のまちづくり推進会議ニュース第8号

平成15年(2003年)4月15日発行

 

前回までの会議のあらまし

 当会議は、札幌市の福祉のまちづくりに関する重要事項について、審議するもので、市民からの公募委員、学識経験者、事業者、民間諸団体の代表などで構成されています。
 前回の会議では、福祉のまちづくり賞選考部会の設置、福祉のまちづくり条例整備基準の適合状況などについて審議しました。

 

開催日時など

日時 平成15年(2003年)3月17日(月曜日) 14時00分~16時24分

場所 札幌市役所本庁舎12階会議室(中央区北1条西2丁目)

出席者 20名

 

審議事項
1 開会(事務局あいさつ)
2 報告事項
(1)第2回福祉のまちづくり賞について
(2)ハートビル法施行令改正案、北海道福祉のまちづくり条例改正案について
3 議題
札幌市福祉のまちづくり推進指針の取組状況について
4 関連施策の紹介
(1)交通バリアフリー基本構想について
(2)福祉関係計画について
5 閉会

会議の様子

 

 事務局からの説明事項

 

報告事項
(1)福祉のまちづくり賞について
最優秀賞 NPO法人北海道アイディアランド協議会
優秀賞 NPO法人知的障害者在宅支援・りぼん
優秀賞 美園地区福祉のまち推進センター黄色いりんご
・選考部会による審査を経て上記を決定。
・昨年12月市役所市長会議室で受賞団体、市長出席のもと表彰式を実施。同12月に市役所ロビー、今年1月西区役所ロビーでパネル展実施
(2)ハートビル法等の改正について
・ハートビル法の主な改正点は以下のとおり
<改正前>
○バリアフリー対応の努力義務
・現行用途(デパート、劇場、ホテル等不特定かつ多数の者が利用する建築物)
・新築・増改築・用途変更
<改正後>
○バリアフリー対応の義務づけ(2千m2以上に限る)
・現行用途及び老人ホーム等の主として高齢者、身体障害者等が利用する建築物
・新築・増改築・用途変更
○バリアフリー対応の努力義務
・現行用途及び追加用途(学校・工場・事務所・共同住宅等の多数のものが利用する建築物)
・新築・増改築・用途変更・修繕・模様替
・政令で示された個別の基準は、改正ハートビル法の基準より、市の基準が若干上回っている。
・平成15年(2003年)4月より施行予定。
・北海道福祉のまちづくり条例も見直しの予定。

 

議題
福祉のまちづくり推進指針の取組状況について
・「福祉のまちづくり推進指針」に札幌市の関連事業として掲載した各種事業の進捗状況を報告。
○「地域住宅計画推進事業」
・「住宅基本計画」の部門別計画「地域住宅計画」を推進するためのもの。
・都心周辺部の老朽木造賃貸住宅の調査及び支援方策の検討、市民・企業・行政のパートナーシップによる計画推進に向け、シンポジウム、パネル展の開催、パンフレットの作成を実施。
・上位計画「住宅基本計画」を改定中。策定後の「地域住宅計画推進事業」の推進のため,(仮称)住宅基本計画推進計画を取りまとめる予定。
・1年目に現況調査,意向調査を実施。課題整理し準備委員会を設立。実現化の方策を検討。
・2年目以降、市民と協働体制をとる組織の設立・運営支援、行政・居住者・民間の役割の明確化、市民・NPOとの連携、多様化する住まいに関するニーズや課題解決への相談体制強化、福祉住環境コーディネーターへの役割分担を検討中。
○地下鉄駅エレベーター設置事業
・平成14年度は、平岸駅(真駒内方面)の設計、東札幌(宮の沢方面)・麻生・すすきの駅の工事を実施中。琴似、白石駅に障害者用トイレを設置
・平成14年度末現在、全49駅中39.5駅にエレベーター設置の目途が立っている。

 

関連事業の紹介

(1)交通バリアフリー基本構想について

・交通バリアフリー法は公共交通機関を中心とした移動に関するバリアフリー化の促進のため、
1 公共交通事業者が今後実施すべきバリアフリー化に向けた措置
2 地方自治体が基本構想を策定して重点整備地区を定め、複数の事業者が一体的にバリアフリー化を進めていくための枠組み
を示している。
 この中で、地方自治体が基本構想を策定した場合、以下の事業が必要に応じて実施される。
1 公共交通特定事業(駅などのバリアフリー化)
2 道路特定事業(歩道などのバリアフリー化)
3 交通安全特定事業(信号機,道路標識などのバリアフリー化)
4 その他(駅前広場、通路、公園のバリアフリー化)
・重点整備地区
 都心地区、副都心地区、麻生地区の3箇所。
・事業の概要
 1 公共交通特定事業
地区内旅客施設の段差解消、点字ブロックの充実、案内・誘導の充実。
 2 道路特定事業
 各路線の段差の解消や勾配の改善、案内表示の充実などの検討・実施。重要な路線の除雪水準向上。
 3 交通安全特定事業
音響式信号機等、交通規制標識等の高度化を検討・実施。違法駐輪や違法駐車対策、それら行為に対する啓発活動を実施。

 

(2)福祉関係計画について
○障害保健福祉計画
・計画の理念
「共生・共感・共同」
(1)すべての市民が世代や性別、ハンディキャップのあるなしにかかわらず、ともに生きる(共生)を理解しあい、
(2)ともに人生のすばらしさを感じ認めあいながら(共感)、
(3)ともに社会の構成員として役割を担っていく(共同)社会の構築をめざします。
・重点課題
(1)市民、地域の障害に関する理解の促進
(2)施設、病院から地域への移行推進とサービスの自己決定のための支援
(3)精神障害者社会復帰施策の総合的な取り組み・目的 地域で自立した生活を送ることができる共生社会の実現
・目標
(1)個人として尊重されるための地域社会への理解促進
(2)市民、地域との連携と相互支援
(3)社会的自立の実現に向けた支援
(4)サービスの総合的な提供
・施策体系
(1)理解促進 (2)生活支援 (3)保健・医療 (4)生活環境 (5)教育・育成 (6)雇用・就労 (7)情報・コミュニケーション (8)スポーツ・文化

 

○高齢者保健福祉計画
・計画の目的
「活力のある健やかな高齢社会の実現」
・計画の理念
「共生・共感・共同」(障害保健福祉計画と同じ)
・計画目標
(1) 自立した生活の確保と継続
(2) 市民・地域の連携と相互支援
(3) サービスの総合的・体系的な提供
・計画を進めるうえでの視点
視点1多様な価値観を持つ高齢者
視点2成熟した社会の構築
視点3地域福祉と協働型社会
視点4札幌らしさを求める
・施策の体系と基本方針
(1)介護サービスの基盤整備 (2)保健福祉サービスの質的向上
(3)痴呆性高齢者対策の推進 (4)介護予防の総合的推進
(5)地域ケア体制の整備  (6)健康づくり施策の推進
(7)積極的な社会参加の促進 (8)生活環境の整備
・各論で,福祉のまちづくり条例,バリアフリー,ユニバーサルデザインなどを掲載。

 

○地域福祉社会計画
・基本理念
都市の多様な構成員が地域福祉活動の主体となる「協働」のもとで、地域福祉を推進する。
・計画目標
(1)市民の支えあいによる地域福祉社会の実現
(2)地域で適切な福祉サービスを利用するための仕組みづくり
(3)快適な地域福祉社会を育む環境の創設
・施策の展開
(1)福祉のまち推進事業への活動支援、ボランティア活動などの振興など
(2)保健・医療・福祉の連携推進、情報提供、苦情解決の仕組みの整備など
(3)福祉のまちづくり条例に基づく各種施策の推進、隣近所で見守りの推進、人材育成など
・計画の推進
(1)市民,事業者,行政の協働による計画推進
(2)社会福祉協議会との連携による事業推進
(3)計画の検証など

 

委員の意見の概要
ハートビル法等の改正について
・外部から見えない内部障害などへの記述がない。非常時に聴覚障害者は放送が聞こえないといった細かい部分の対応を考慮すべき。
・廊下、階段、浴室の床が滑りにくい仕上げと表現されているが、数字で明確に表現すべき。
・エレベーター故障時に聴覚障害者がタッチ式で内部から連絡する装置を基準に入れてほしい。
・点字ブロックの色について、「識別しやすい色」と表現するのではなく、数字で表現すべき。
・障害者用の駐車場は100台に1台以上となっているが、他都市に比べて少なすぎる。
・視覚障害者が標識を判断する手段を工夫すべき。
・障害者が実際困っているのは、2千m2未満の小規模な施設。面積規定を下げる可能性はないか。
福祉のまちづくり推進指針の取組状況について
・麻生駅のエレベータの設置時期、設置場所は?
(東急ストア入口付近に、15年度中完成予定)
・障害を持った方が利用する際には、ごく自然に手を貸してあげるといった心の部分が一番大事。
・優先席が空いていてもだれも座らず、若い人達が座っている。体の不自由な方が来たら、席を譲ればよいので優先席はない方が良いのでは。
・駅員がいない時間が長時間あり、その間は対応はできない。また、駅構内の場合、駅員以外に手伝ってもらっては困るという実状がある。
・地下鉄駅のエレベーターの有無が事前にわかるよう、パンフレットに掲載すべき。
・エレベーターはわかりずらい場所にあることが多い。だれが見てもわかるところにつくるべき。
交通バリアフリー基本構想について
・重点整備地区及び特定経路が確定した過程がよくわからない。もっと詳細な情報公開を。
・交通バリアフリー基本構想の対象外の駅について、今後どのように対応するのか情報がほしい。
・担当部署に現状認識が足りない。
・重点整備地区が3箇所ということに疑問あり。
福祉関係計画について
・いわゆる色盲の方は、ホームページ、印刷物などで非常に制限を受けている方が大変多い。こうした情報も加えて検討してほしい。
・聴覚障害には、生まれつきの場合と途中で聞こえなくなった場合など、いろいろな状況がある。それぞれの状況に合わせて話しあってほしい。
・いろいろな障害に合った仕事ができないかどうか札幌市も考えてほしい。
・福祉関係計画は市議会でも論議するのか。
(市長・助役会議に諮った。議会では論議しない)
・人間に「共生社会」という言葉を使用することに非常に違和感を覚える。
・障害者を、市職員として別枠採用してほしい。
・最近では、学習障害(LD)も、障害の中に入ってきている。
・障害者保健福祉計画についても、数値目標を設定するよう最大限の努力を。
・支援費制度に移行した際、十分なサービスを提供できるよう努力していってほしい。


 

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