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更新日:2016年2月22日

「平成16年度第2回札幌市健康づくり推進協議会」議事録

○川初会長 川初でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 7月の協議会で保健福祉局長のごあいさつにありましたとおり、本年度から、この協議会は年に2度開催する運びとなっております。委員の皆様におかれましては、師走のお忙しい中、このようにお集まりいただきまして、大変ありがとうございました。
 順次、議事に入っていきたいと思います。
 初めの議事3題は事務局からの経過の報告です。これが終りましたら、四つ目でございますけれども、札幌市の受動喫煙防止対策ガイドラインの案について事務局からご説明いただきまして、委員の皆様からご意見をいただくことになります。
 それから、最後の五つ目でございますが、前回の会議でもご意見をいただいたところですが、健康づくりに関する日ごろの活動状況、特に連携と協働によって健康づくりに取り組んでいる様子や地域の取り組み状況などについてご意見をいただきたいと思います。前回は、時間が少なくて全員の皆様から意見を伺えなかった経緯がございますので、きょうは、何とか全員の皆様からご意見をいただきたいと思っています。ただ、何分にも25名近くおりまして、仮に1人1分お話しいただいても30分近くなります。冒頭に皆様方にお願いしますが、最後の議題は1人1分少々でお言葉をいただくのが最も理想的かと思いますので、会議の進行と並行して少しお考えいただくとありがたいと思います。どうぞ、ご協力をよろしくお願いします。
 それでは、初めの議事ですが、(1)から(3)の報告事項について、事務局からまとめてご報告をお願いいたします。

  (1)「札幌新まちづくり計画」における健康づくりの主要事業について
○事務局(柴田課長) 地域保健課長の柴田と申します。よろしくお願いいたします。
 それでは、この9月に公表しました札幌新まちづくり計画に盛り込まれております健康づくり関係の事業につきまして、私の方からご説明させていただきたいと思います。
 資料としては、「『さっぽろ元気プラン』(概念図)」と「札幌新まちづくり計画(概要版)」をご用意させていただいております。
 まず、札幌新まちづくり計画はどういう計画なのかということをお話しさせていただきますので、「『さっぽろ元気プラン』(概念図)」をごらんいただきたいと思います。
 昨年7月になりますけれども、札幌市の施政方針となります、いわゆるさっぽろ元気ビジョンを公表しましたけれども、この中で、札幌のまちを「市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街」とすることを今後のまちづくりの目標として掲げております。この目標を実現するため、中段の四角の囲みになりますけれども、まちづくりのプラン、市役所改革プラン、それから市民自治推進のプランという三つの計画、これを総称しましてさっぽろ元気プランと名づけておりますけれども、これらの計画を策定したところでございます。
 この中のまちづくりのプランが札幌新まちづくり計画でございます。この計画は、これからのまちづくりの考え方、重点的に推進していく施策や事業を盛り込んで、市民・企業・行政が力を合わせて新しいまちづくりに取り組んでいこうという計画になっております。
 これまでは、5年計画というものを札幌市の中期計画として策定しておりましたけれども、札幌新まちづくり計画は、これにかわるものとして、平成16年度から18年度の3カ年になりますが、中期的な実施計画として位置づけられたものでございます。
 それでは、札幌新まちづくり計画の計画事業につきましてご説明させていただきます。
 冊子の48ページをお開きいただきたいと思います。
 この計画の全体像が整理されております。
 計画では、まちづくりの大切な視点としまして、「市民自治の推進」あるいは「安心・安全なまちづくり」など五つの視点を踏まえまして計画事業を推進することにしております。さらに、下段の方になりますけれども、「元気な経済が生まれ、安心して働ける街さっぽろ」「健やかに暮らせる共生の街さっぽろ」、こういった五つの基本目標と17の重点戦略課題を挙げておりまして、そのもとに267の事業が体系づけられており、この計画の総合事業費としましては 3,514億円に上っております。
 健康づくり関係の事業でございますが、18ページ、19ページをごらんいただきたいと思います。
 基本目標2ということで、「健やかに暮らせる共生の街さっぽろ」の中に、重点戦略課題が四つございます。その四つ目に「地域での健康づくりの推進」を位置づけております。重複もございますけれども、健康づくり関係の10の事業を盛り込んでおります。
 具体的な事業の概要でございますけれども、32ページをごらんいただきたいと思います。
 まず、一つ目の一人ひとりの健康づくりを支援する事業としまして、健康さっぽろ21推進事業、食育推進事業、歯周疾患検診事業の充実の三つを挙げてございます。
 健康さっぽろ21推進事業につきましては、この後に詳しくご報告いたしますので、ここでは省略させていただきます。
 次の食育推進事業でございますけれども、新しい食生活指針の策定に取り組みます。このほか、フォーラムの開催や食のボランティア団体との連携によりまして、食育に関する普及啓発を進めていくことにしております。
 また、歯周疾患検診事業の充実でございますけれども、ことしの1月から満40歳と50歳の方を対象にしまして、歯科医療機関の方で500円で検診を実施しておりますけれども、対象者を満60歳と70歳に拡大して実施するものでございます。最近、介護予防という観点からも、歯あるいは口、口腔の健康管理の重要性が叫ばれておりますので、歯周疾患の検診につきましても充実を図ることにしております。
 次に、二つ目の地域での健康づくりの促進でございますが、まず、地域での健康づくり活動推進事業を挙げております。これは、地域における健康づくり活動のすそ野を広げるということで、活動の中心となる人材を健康づくりリーダーとして養成し、そのほかに、健康づくりに取り組む自主活動グループに対しまして助成金を交付して活動の活性化を図るものでございます。18年度には300グループを支援することを目標にしております。
 次に、東区におけるパートナーシップヘルスケア事業ですが、これは、地域の健康づくりに取り組むボランティア組織の育成や活動内容の充実、相互のネットワークづくりなどを支援してまいります。
 さらに、スポーツを通しての健康づくりという観点から、市民局スポーツ部の所管になりますけれども、地域のスポーツクラブの運営に役立つ情報提供などを行う地域スポーツクラブ育成支援事業、さらにキャラバン隊が地域に出向いてスポーツや健康づくりなどのプログラムを提供する札幌スポーツキャランバン隊といった事業に取り組んでまいります。
 三つ目は、健康づくりを支援する社会環境の充実でございます。健康さっぽろ21推進事業の次になりますけれども、外食料理栄養成分表示の推進ということで、カロリーあるいは栄養成分の表示を積極的に行っていただいている飲食店を地図におとしまして幅広く紹介してまいりたいと思っております。それから、栄養成分表示を普及啓発するとともに、栄養に関する情報を活用して健康管理ができる食環境づくりを進めてまいりたいと考えております。
 最後になりますけれども、子供や若者の健康に関する知識の普及啓発ということでは、子供や若者に対して性あるいは健康に関する正しい知識の普及を進めるために、保健センターの医師や保健婦が、学校の総合学習の時間を活用して、独自のプログラムによりまして性教育を行ったり、医療機関などと連携しまして正しい避妊方法や性感染症の予防などに関する保健指導、あるいは相談指導を行う体制整備に新たに取り組んでまいりたいと考えております。
 このほか、健康づくりに関連した事業でございますけれども、30ページをごらんいただきたいと思います。
 重点戦略課題の少子化対策の推進というところの中段下あたりに、保健と医療が連携した育児支援のネットワーク事業ということで、医療機関などと連携しながら育児不安を抱えていらっしゃるお母さんに対して、保健師などが訪問して指導を行ってまいりたいと考えております。
 また、その次の事業になりますけれども、特定不妊治療費助成事業としまして、不妊で悩んでいらっしゃるご夫婦に対して、対外受精など不妊治療費の一部を助成する事業なども計画しているところでございます。
 さらに、札幌新まちづくり計画に盛り込まれていない健康づくり関係の事業ということでございますけれども、子宮がん検診につきましては、従来の30歳からの検診を20歳からの検診に対象者を拡大してまいりたいと思っております。
 また、乳がん検診につきましては、40歳以上の方を対象にということになりますが、乳房のX線撮影、マモグラフィーという新しい検査方法を導入しまして、検診の精度を高めるとともに、両方の検診とも受診間隔を1年に1回から2年に1回にするといった実施方法の変更を検討しているところでございます。
 また、すこやか健診や胃がん検診を初めとするがん検診についてでございますけれども、所得の低い方や70歳以上の高齢者の方などを除きまして、検診に際して徴収しております自己負担額につきまして、関係する団体あるいは皆さんのご理解を得ながら見直しを図ってまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、札幌市の財政状況は非常に厳しい中にございますので、既存の事業の検証や必要な見直しを行いながら、少子高齢社会に対応した健康づくりの施策、事業をさらに充実強化できますように、札幌新まちづくり計画などに基づきまして、効果の上がるさまざまな事業を推進してまいりたいと考えておりますので、ぜひ今後とも、皆さんのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いしたいと思っております。
 私からの説明は以上でございます。
○川初会長 ありがとうございました。
 報告事項は3件の説明が終了しましてからご質問を賜りたいと思います。
 それでは、次の報告をお願いいたします。

  (2)「健康さっぽろ21」推進事業について
○事務局(伊東係長) 健康企画担当係長の伊東と申します。
 続きまして、私の方から、事前にお配りしております資料1に従いまして、健康さっぽろ21の推進に関する平成16年度事業につきましてご説明申し上げます。
 7月の協議会でご説明申し上げましたとおり、今年度は市民が健康づくりに関心を持ち、みずから主体的に健康づくりに取り組み、継続的に実践していけるよう、関係団体、企業等と連携しながら、その支援体制を整備してまいりたいと考えております。
 そこで、健康に関心の薄いと言われる若年層を主たる対象といたしまして、パソコンや携帯電話などのITを活用しまして、市民が気軽に健康づくりに参加できる仕組みをつくりながら健康に関する情報を提供していくこととしております。
 一方、全く視点を変えまして、産業振興の面から見た場合、健康関連産業というものは有望な分野として位置づけられているところでございます。
 本市におきましても、先ほどの新まちづくり計画の中におきまして、主要事業の一つとして健康サービス産業振興事業というものを産業振興関連の方で掲げているところでございます。
 この事業は、ITの活用による情報提供など、健康をキーワードとして新たな視点からビジネス開発を展開することとしております。
 今般の健康さっぽろ21推進事業につきましては、この健康サービス産業振興事業と連携させながら進めてまいりたいと考えております。
 その考えを図式化したものが、資料の最初にあります事業全体の枠組みというところでございます。
 健康さっぽろ21推進事業でのITを活用した健康情報の提供を通じまして、情報通信産業や流通飲食産業など、市内の健康づくりに関する産業の振興を図ってまいろうというものでございます。
 次に、資料1ページの下半分のITを活用した情報提供についてですが、市民健康宣言、ここから健康づくり応援団について、市民が気軽に健康づくりに参加できる仕組みとして、前回の協議会でご説明申し上げたところでございます。
 また、健康についての正しい情報の提供につきましては、本市の現状、あるいはこの事業の主たる対象者が若年層であることを踏まえまして、資料の2ページにありますような内容で、今年度は組み立ててまいりたいと考えております。
 本市の人工妊娠中絶率の高さ、さらに喫煙率の高さ、このような現状を踏まえまして、とりわけ、母子保健とたばこの領域につきましては、情報を充実させてまいりたいと考えております。
 また、健康づくりの基本でもあります運動、あるいは栄養面につきましても、情報をわかりやすく提供し、若い世代から健康づくりに親しみやすくしていきたいと考えております。
 また、これらの情報のうち、主要なものにつきましては、携帯電話でも情報を提供し、いつでも気軽に情報に接することができる環境を整備することとしております。
 来年度以降は、提供する情報の分野を徐々に広げてまいる予定でございます。
 以上、簡単でございますが、健康さっぽろ21推進事業の説明を終らせていただきます。
○川初会長 ありがとうございました。
 それでは、三つ目の健康栄養調査について、お願いいたします。

  (3)平成15年札幌市健康・栄養調査結果について
○事務局(松下課長) 栄養指導担当課長の松下と申します。よろしくお願いいたします。
 私の方から、資料2の「札幌市民の健康と栄養の現状」をごらんいただきながら、昨年11月に実施されました平成15年札幌市健康・栄養調査の結果についてご説明を申し上げます。
 1ページ目をごらんください。
 調査の概要となっておりますけれども、この調査は、市民の食生活の現状を把握し、栄養改善対策に役立てることを目的に実施しております。
 昭和62年に第1回目の調査を行い、その後、5年ごとに実施しまして、今回で4回目となります。3回目の調査は平成10年に行われたのですけれども、その調査の結果は、健康さっぽろ21の基礎データの一つとなっております。
 今回の調査は、市内10区から無作為抽出した339世帯、829名を対象に行いました。
 次のページをごらんください。
 下の(3)の調査の項目ですけれども、調査項目としましては、1歳以上の方を対象に食事すべてを記入していただいて調査する栄養接種状況調査、それから 15歳以上を対象に食事と健康についての意識の調査を行いました生活習慣調査、それから身体状況調査を実施しております。
 次の3ページから、結果の概要が述べられております。
 栄養素の接種状況ですけれども、市民が必要な栄養量をどのくらい取っているか、そして、その充足率はどのくらいかということを、そのページの表4、図1に示しております。
 ここでは、たんぱく質、脂質、カルシウム、鉄、ビタミンA、B1、B2、Cという主要なエネルギーを書いておりますが、これを見ますと、カルシウムと鉄が不足しております。そのほかのここに挙げている主要な栄養素については、ほぼ充足されているという状態です。
 次に、5ページと6ページですけれども、栄養素等摂取量ということで、5ページの方が男性の分、裏の方が女性の分ということで、男女別、年代別に栄養素の摂取量をあらわしています。
 全年代で不足しているのはカルシウムと鉄と銅です。それから、カルシウムは女性の6歳から14歳までの年代は充足されているのですけれども、そのほかの年代、性別とも不足しておりました。また、ビタミン類も、先ほどビタミンCは充足されていましたが、個別の年代で見ますと、20歳代、40歳代で不足しているということが目立っております。
 次の7ページですが、ここでは、エネルギーの栄養素別接種構成比が載せられております。
 下の図3を見ていただきたいのですけれども、特に注目していただきたいのは、接種エネルギー比に占める脂質のエネルギー比率です。脂質の多い食事を続けていますと、高脂血症という生活習慣病になりやすいということが言われております。それで、男性と女性別々にグラフが載っていますけれども、男性では15 歳から59歳までの五つの年代で脂肪エネルギー比が適正比率を超えております。女性も、6歳から49歳までの五つの年代で脂肪エネルギー比が適正比率を超えているような結果となっております。
 次に、8ページ、9ページをごらんください。
 食品の接種状況です。
 性別、年代ごとに、どのような食品をどれくらい取っているかということで、それをグラム数であらわしたのが表9と表10です。
 ビタミンやミネラルの供給源となる大豆製品や緑黄色野菜、その他の野菜は、年齢が高いほど多く接種している傾向にあります。成人以降の年代で野菜の接種量が極端に少ないのが男女とも20歳代となっており、若い人たちに野菜の摂取量が少ない傾向がありました。
 また、そのほかの食品では、肉類については、男女とも15歳から19歳の年代が最も多く接種されておりまして、年齢が上がるごとに接種が少なくなっておりました。
 また、乳類、乳製品ですけれども、学校給食を受けている6歳から14歳までの年代では最も多く乳類を取っておりましたが、それ以降になりますと、急激に少ない摂取量になっております。
 次に、生活習慣調査ということで、アンケートにより回答をいただいた部分を少し紹介していきたいと思います。
 ずっと飛びまして、21ページです。
 ここでは、健康にかかわることで関心のあることは何かとお聞きしまして、上位三つずつを男性、女性、それから年代ごとに出しています。男性は、1位に食品の安全性、2位に栄養のバランス、3位に糖尿病となっております。女性は、1位に栄養のバランス、2位に食品の安全性、3位にダイエットが挙げられております。女性のところを見ていただくと、15歳、20歳代、40歳代のとても関心のあることの第1位がダイエットとなっています。
 最後になりますけれども、27ページをごらんください。
 そこに、身体状況調査ということで、調査の結果が載っております。
 BMIという肥満の判定基準に基づいてグラフ化したものが載っております。ご存じの方も多いと思いますけれども、統計的にBMI22の人が疾病率が低いということで、BMI22を標準体重としております。そして、BMI25以上が肥満、18.5未満が低体重のやせとなっております。
 グラフをごらんいただきたいと思いますが、グラフの右側の薄いグレーのところが肥満の方のパーセントになっております。男性では30歳代から肥満がふえており、女性では40歳代から肥満の割合が高くなっております。また、女性では、グラフの左側のグレーがかった部分ですけれども、女性の20歳代、30歳代でやせている人の割合が高くなっております。
 以上、結果の概要をかいつまんでご説明いたしましたけれども、先ほど札幌新まちづくり計画の中で、食育推進の一つとして食生活指針の策定という事業が挙げられているという説明が柴田課長の方からありましたが、現在、今回の調査の結果を踏まえて、食育という新しい視点も加えまして、食生活指針の検討委員会を立ち上げており、来年3月には新しい食生活指針ができ上がる予定になっております。
 今後、この調査結果をもとにしまして、健康さっぽろ21の推進と、先ほどお話ししました食生活指針の普及に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 私の方からは以上です。
○川初会長 ありがとうございました。
 ただいま事務局からございました3件の報告に対しまして、質問を賜りたいと思います。
 ご質問がある方は、マイクをお持ちいたしますので、挙手でお知らせいただきたいと思います。議事録を残す観点でも、マイクを使ってご発言いただきますようお願いいたします。
 いかがでしょうか。
 どうぞ。
○石井委員 1点、教えていただきたいと思います。
 先ほどご説明いただきました、新まちづくり計画の32ページの「地域での健康づくりの促進」のところに、東区パートナーシップヘルスケア事業というものがありますけれども、これは、各区へ広がっていく事業なのでしょうか。それとも、東区だけで終る事業なのでしょうか。
○川初会長 それでは、事務局の方から説明をお願いします。
○事務局(小林部長) 東区パートナーシップヘルスケア事業につきましてお答えいたします。
 この事業につきましては、今、東区の方で健康づくりの事業を5地区で展開しておりますけれども、それを東区全域に広げていくということで、新まちづくり計画の中で計画を持っております。
 今、石井委員の方からご質問がありましたように、この事業につきましては、行く行くは全区に広げていくという意味で、東区が一つの起爆剤ということで考えております。
○川初会長 ありがとうございました。
 ほかにご質問はいかがでしょうか。
 どうぞ。
○新田委員 この計画は大変立派ですばらしいと思いますけれども、ちょっとよくわからないのは、具体的にだれがどこでこれを実施していくのかというところがちょっとのみ込めません。
 もう一つは、私どもの場合は健康保険組合ですので、主として職域であります。そうすると、せっかくのこの計画を実施していくために、職域としてどういうかかわりをすればいいのか、あるいは職域にどういう情報の提供をしていただけるのか、その辺を知りたいと思います。
○川初会長 事務局からお願いします。
○事務局(服部課長) 私の方から説明させていただきます。
 職域との連携ということは、健康づくりを進めていくためには大変重要なことと考えております。先ほど説明させていただきました健康さっぽろ21推進事業等についても、これからは市民の皆様と職域で活動されている方々にも十分情報が伝わるようにしてまいりたいと考えております。
 もう一点は、この中に載せておりませんが、働き盛りの方たちの健康管理ということで、小さな企業や商店等の方々の健康管理ということも大変重要になってまいりますので、私どもといたしましては、そういう方を対象にした研修会、情報提供の場ということも今後考えていきたいと考えております。
 あくまでも、この事業については、職域の方、市民の方それぞれの立場で健康さっぽろ21という考え方を踏まえていただきまして、それぞれのところでできることを一緒に取り組んでいきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
○川初会長 ありがとうございました。
 そのほかいかがですか。
 それでは、議事を進行させていただきます。
 さらにご質問を思いつかれた方がございましたら、前回と同じように、連絡メモを席上に配付しておりますので、そちらでご質問いただければ、また事務局の方から回答がなされるというふうになっております。よろしくお願いします。
 前回の協議会で、たばこ対策の説明がございました。受動喫煙の防止に関するガイドライン作成ということでお話があった件ですが、今般、「札幌市受動喫煙防止対策ガイドライン(案)」として皆様方に資料が配付されております。
 これに関しまして、事務局からご説明をお願いします。

  (4)札幌市受動喫煙防止対策ガイドライン(案)について
○事務局(請井部長) 歯科保健担当部長の請井でございます。
 先ほど会長からお話がございましたけれども、7月の協議会で受動喫煙防止に関するガイドラインを今年度作成するということでご報告したところですが、このたび素案ができましたので、この場で委員の皆様方にいろいろご意見をいただきたいと思っております。
 まず、このガイドラインの目的ですけれども、市民・事業者・行政が一体となって受動喫煙の防止に取り組むことによりまして、たばこの煙りから市民を守る健康な街さっぽろの実現を目指すものになっております。
 それでは、資料3の「札幌市受動喫煙防止対策ガイドライン(案)」に沿って説明をさせていただきます。
 まず、表紙でございますけれども、タイトルは「札幌市受動喫煙防止対策ガイドライン」としております。その下に、サブタイトルとして「たばこの煙から市民を守る健康な街さっぽろ」とありますが、これは、今後、スローガンのような形で使っていきたいということで置かせていただいています。
 次に、2ページめくっていただきますと、目次がございます。
 このガイドラインは、三つの章と資料編で構成しております。まず、第1章でございますけれども、ここには、たばこの煙に含まれる有害な物質や健康への害に関する知識と、受動喫煙防止の必要性について記載しております。第2章は、受動喫煙防止対策の基準でございまして、ここには、建物内の受動喫煙の防止対策として、禁煙、完全分煙について記載しております。第3章は、受動喫煙防止対策の推進方策というところで、市民・事業者・行政それぞれの取り組みについて記載しております。
 また、資料編につきましては、受動喫煙防止に関する関係法令や参考となる文献等について載せております。
 それでは、1ページから概要について説明させていただきます。
 第1章の内容は、先ほど申し上げましたように、知識、受動喫煙の害をまとめておりますので、ここは省略させていただきます。
 3ページの第2章をごらんください。
 ここには、まず、受動喫煙防止をするために最も適切な方法としまして、建物内または敷地内を禁煙とするということで置かせていただいております。次に、禁煙にできない場合につきましては、次善の方法として、完全分煙というものがございます。3ページの下の段には、事例紹介というところでございますけれども、札幌市が所管しております施設の建物内あるいは敷地内を禁煙とした事例を置かせていただくことにしております。
 次に、4ページをごらんください。
 4ページは、完全分煙です。これは、昨年、健康増進法が施行になりましたけれども、ここで三つの条件が提示されておりますので、これについて解説しております。
 三つの条件の第1点目は、適切な喫煙場所を設けるということ。第2点目が、喫煙場所から非喫煙場所へのたばこの煙やにおいが漏れないようにするということ。3点目には、喫煙場所のたばこの煙を屋外に排気する。この3点について説明を加えてございます。
 それから、5ページ、6ページ、7ページに関しましては、これら三つの条件を満たすためには喫煙場所や排気風量の設定を適切に行うことが必要になってきますので、具体的に喫煙室あるいは喫煙コーナーを設けた場合はこのような考え方で設定をしていただきたいということで、具体例をもとに説明しております。
 続きまして、8ページの第3章でございます。
 受動喫煙防止対策の推進方策でございますけれども、このガイドラインの目的には、市民・事業者・行政が一体となって取り組むということを置いておりますので、ここにそれぞれの役割と関係をイメージ図として置いております。
 そして、その真ん中に、先ほどから申してございますけれども、たばこの煙から市民を守る健康の街さっぽろを目指していこうというイメージで、このような形で置かせていただいております。
 続きまして、9ページ以降でございますが、それぞれの取り組みの具体的なところを載せさせていただいております。
 まず、9ページの市民の取り組みでございますけれども、ここでは、喫煙のマナーを身につけましょう、喫煙マナーを守っていただきたいということで、3点ほど置いてございます。禁煙、完全分煙をしている施設ではそのルールを守りましょう。それから、妊婦や子供、病気の人の周囲では吸わないようにしましょう。3点目に、歩行喫煙や吸い殻のポイ捨てはやめましょうということでございます。
 皆様は報道等でご存じのことと思いますけれども、今月の市議会におきまして、札幌市たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱防止等に関する条例、いわゆるポイ捨て防止条例が可決されまして、公布したところでございます。この条例では、たばこの吸い殻、空き缶などのポイ捨ての禁止、指定区域の中における歩行喫煙などの禁止ということを挙げております。現在、関係する部署におきまして、来年度の施行に向けて準備を進めておるところですけれども、この歩行喫煙の部分はこれに関係するマナーということで置かせていただいております。
 次に、10ページから12ページにかけてでございますが、ここには、施設を管理する事業者が主体的にどのような受動喫煙の防止対策をとっていただくかということを、健康増進法を基本にして記載しております。
 まず、10ページでございますけれども、施設の利用目的とその役割から、禁煙とすることが望ましい場所としまして、保健医療機関、教育機関、官公庁施設、社会福祉施設の四つを挙げさせていただいております。
 続きまして、11ページでございますけれども、禁煙または完全分煙とする場所というところで、公共交通機関、文化施設、宿泊施設、金融機関等を置かせていただいております。
 続きまして、12ページでございます。
 まず、喫煙マナーを守ることが求められる場所としまして、屋外でも人の集まる場所では受動喫煙防止の配慮が求められますので、このようなところではマナーを守って、指定場所以外は禁煙にしていただきたいというように置いております。
 それから、4番目の事務所ということでございますけれども、これは職場の対策でございますが、職場は長く時間を過ごすところでございますので、職場における受動喫煙防止対策についても載せることとしております。
 続きまして、13ページでございます。
 これは、札幌市としての取り組みになりますけれども、3点ほど置いてございます。
 まず、1点目のITを活用した情報提供と、2点目の受動喫煙防止対策を実施する施設を認証する事業の推進というところについては、先ほど健康さっぽろ 21推進事業というところで説明させていただきましたが、この事業を活用して受動喫煙の防止対策を進めていくということです。
 それからもう一点、このガイドラインをつくって作成しますので、この普及というところで市民あるいは事業者を対象として講習会等を開催して普及をしていきたいと考えております。
 事前に送らせていただきましたので、大ざっぱに説明させていただきました。
 また、素案で使っております図等につきましては、最終的には色刷りで見やすく整理させていただきますので、その中で、もう少し見やすく、わかりやすい図に整えていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 それでは、私の説明はこれで終りますけれども、皆様方からいろいろ意見をいただいて、この素案をたたいてよりよいものにつくり上げていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○川初会長 ありがとうございました。
 第1章は、科学的根拠に基づくたばこの害の説明、第2章は、厚労省の報告書に基づく受動喫煙防止対策の具体的な手法の説明、第3章は、市民・事業者・行政の役割についてということで、このあたりはこれから大いに議論していただく点だろうと思います。
 特に、8ページ以降につきまして、表現や内容でご意見をいただけたらありがたいと思います。行政の役割、市民の役割、それぞれ皆様方のお立場からご意見をちょうだいしたいと思います。
 いかがでしょうか。
 たばこ問題はジャンルが広いのですけれども、きょうの論点は、受動喫煙の防止というところに的を絞っていただけたらいいと思います。
 あるいは、ただいまの説明の中で、わかりづらかった点なども含めてご質問をいただいても結構です。
 どうぞ。
○橋本副会長 質問になりますけれども、受動喫煙というのは、吸っている人ではなくて、周りにいる人に迷惑がかからないようにという計画ですね。我々医師会としては、完全に禁煙にしましょうという運動をやらなければならないと思っています。受動喫煙だけですと、全員が喫煙者である事業所などの場合は、受動喫煙ということはまず考えられなくて、平気な顔をしてすべての部屋でたばこを吸えるわけです。
 ですから、そういうことではなくて、たばこの害の防止という方向にもう一歩進められないものかということをお伺いしたいと思います。
○川初会長 ご説明をお願いします。
○事務局(請井部長) 副会長がおっしゃるように、この受動喫煙の防止というところだけでは、たばこに関する大きな課題に対する答えは出てこないと思っております。ただ、ある意味でたばこを吸いにくいといいますか、ある特定の場所でなければ吸えないという環境を整えていくところで、吸っておられる方もやめようというきっかけになるのではないかと考えています。
 健康さっぽろ21をつくるところで意識調査をしておりますが、その中で、たばこを吸っておられる方の5割か6割程度は本数を減らしたいとかやめたいという希望を持っていらっしゃいますので、そういう方にとっても何らかのきっかけづくりになるかと思います。
 また、先ほどのITを活用した部分におきましては、禁煙支援の情報も出させていただきまして、禁煙に踏み切った方を支援していきたいと考えております。今、区の保健センターでも、人数は限られておりますが、禁煙支援ということでやっております。これだけで喫煙率を下げるところまで行くには時間がかかるかもしれませんけれども、そういったことも含めて取り組んでいきたいと考えてございます。
○川初会長 ありがとうございました。
 続いて、どなたかおりませんか。
○山口(富)委員 先ほどから問題になっておりますけれども、たばこの税金の中から、市にどれくらいのお金が入っていますか。
○事務局(請井部長) たばこ税については、手元に詳しい数字がないのですが、大体140億か150億くらいです。簡単に言えば、除雪費と大体同じくらいのたばこ税が市に入っていると聞いております。
○山口(富)委員 名前は申し上げませんけれども、一時、たばこを買うのであれば、札幌市外では買わないで、札幌市内で買ってくださいという話もあったのです。
 私は、育ち盛りのときに両親ともたばこを吸っていました。その中で育てられても、この煙で騒ぎになるような結果は出ていません。極端なことを言えば、これほど全国的に禁煙運動をするのであれば、売らなければいいのです。そうすると、そこそこにお金が落ちないので、これまた大変なことになるのではないかと思います。
 それで、お勤めされていて15分に1本くらい吸う方は、だまって灰皿を置いておいて吸わせておけば、5分に1本くらいずつ吸うのではないかと思います。それで、今は本庁へ行ってもどこへ行っても喫煙場所は限られていますので、皆さん、そこに行かなければならないわけでしょう。その時間のロスも仕事に影響しているのではないかと思っているのです。
○川初会長 ありがとうございました。
 今のは、たばこの規制が強過ぎるというご意見でしょうか。
○山口(富)委員 結局、近場にいるお母さんがたばこが吸っていたりすると、子供が中学のときから吸っているというケースもあるのです。
○川初会長 このガイドラインは、そういうことの予防のためにいろいろ方策しているのですが、この方法が……。
○山口(富)委員 それは、ただ家の中で吸うと怒られるから、結局、陰で吸っているのです。ですから、それはだめだよと注意しますけれども、それ以上はちょっと踏み込めないでいるのです。
 ただ、お母さんには言いますよ。知っているかどうかわからないけれども、陰でたばこを吸っているから気をつけなさいと言っています。火も危ないですからね。
○川初会長 そういうご意見があったということでお伺いしたいと思います。
 ほかにいかがでしょうか。
 石井委員、お願いします。
○石井委員 認識不足かもしれませんが、教えていただきたいと思います。
 札幌市として、中学校とか高校教育の中でたばこの害という授業的なものはお持ちなのでしょうか。
○事務局(請井部長) カリキュラムの中でどの程度やられているかということは把握しておりませんけれども、私どもの授業の中で、高校、中学、小学校まで対象になっておりますが、区の保健センターの専門職が授業にうかがって、たばこだけに限らず、健康問題について授業を持たせていただいております。これは、各学校からの要請にこたえるという形で実施しているところです。もちろん、保健体育という時間の中でもそういうことはやられていると思っております。
○石井委員 望むべくは、教育委員会さんと共同ででも、たばこの害については小さいときからたたき込んでいただければありがたいと思っています。お願いいたします。
○川初会長 ありがとうございました。
 ほかにありますか。
○佐藤(和)委員 今、私は、とても喜んで拝聴させていただきました。喫煙する側からの発言もあると思いますけれども、私の周りには喫煙する人が少ないせいか、喫煙する場所が規制されている公共の場所を見るにつけても、こういうことがだんだん普及していくことにとても喜んでいる人が多い状況です。
 そこで、受動喫煙防止というのは随分PRなさっていて、広報さっぽろなどにはこれから掲載されるのだと思いますが、市民的には、もう少しPRをしていただければと思っています。
 私は、こういう会議などで情報を得る機会がございますので、この会議の後に、私ども札幌市の女性団体の役員会、理事会等で、詳しくはできませんけれども、私が得た情報を提供させていただいたり、冊子などを事務局に置いて、見たい方は見てくださいという形でPRしております。ただ、私どもには若い会員がいないものですから、今は喫煙する女性の場合も若い人が多いと聞いておりますので、札幌市でこういうことがなされているということをわかりやすくPRしていただければ、一般市民の理解度も深まるのではないかと思います。そういうことをよろしくお願いしたいと思います。
○川初会長 委員からのお願いでございましたが、加えるご説明はありますか。
○事務局(請井部長) 先ほどITの活用と申しましたけれども、それも一つの方法でございまして、従来からの方法や、ここにお集まりの委員さんそれぞれの団体や組織の中でも広めていただきたいと思っておりますので、随時、情報提供させていただきまして、ご協力のほどをよろしくお願いしたいと思います。
○川初会長 ほかにいかがでしょうか。
 それでは、たばこの件は奥深い問題だと思いますので、またお気づきの点がわいてきましたら、卓上のメモでご質問などをお残しいただければと思います。

  (5)健康づくりに関する意見交換
 それでは、(5)番目の最後の議題に入らせて頂きたいと思います。
 健康づくりに関する意見交換ということで、札幌が特に力を入れております健康づくりは皆様方も専門分野として地域で活動されていると思いますので、そのようなところで連携、協働で行っている取り組みなどがございましたら、ぜひ述べていただきたいと思います。
 私の左手、副会長から時計回りで順番にお願いしたいと思います。
○橋本副会長 私は、札幌市医師会からまいりましたけれども、医師会というのは個々の医療機関の集合体で、それぞれ個々の病院は、地域住民の要望とか治療についてはそれなりに役に立っているということは基本的なところでございます。
 医師会の組織としましては、大きくは、まず検診事業がございます。すこやか健診、乳がん、子宮がん検診、成人病検診、がん検診等は、市の委託を受けて札幌市医師会が実施しているところです。
 それから、予防接種事業があります。乳幼児の予防接種、高齢者のインフルエンザ予防接種等も市から委託を受けてやっております。
 それから、健康教育活動というものがあります。これが非常に大事なところですけれども、市民への啓発活動です。札幌市全体に対しましては、家庭医学講座とか、各区の市民健康教育講座とか、地域健康教室とか、各疾患についての知識を広く啓発したいということで、これには非常に力を入れてやっております。
 それから、ことしから新たに市民医療フォーラムというものを始めました。これは、年に1回、大きくやろうということで、ことしは道新ホールで約600名くらいお集まりいただきました。ことしのテーマは、生活習慣と健康ということで、糖尿病なり高血圧等の専門家をお呼びして、パネルディスカッションの形で行いましたが、非常に好評で、毎年やっていただきたいという市民の声をいただいております。
 それから、医師会でやっている健康づくりということでは、学校保健とか乳幼児保健、あるいは産業保健に関してもそれぞれ専門医が健康づくりに役立つように活動しております。
 それから、ことし、医師会の隣にウエスト19という市の施設ができました。ここには夜間急病センターも移ったのですが、新しく夜間急病センターがスタートすると同時に、札幌市のご協力によって救急医療体制を整備して、365日24時間体制が完備しまして、これも市民の皆様から非常に喜んでいただいているところです。
 夜間急病センターに来られる人が非常に増えてまいりまして、新築効果ということもあるのかもしれませんけれども、施設の整備ということでお役に立つことも多くなってきているのかなという感じをしております。
 以上でございます。
○萇崎委員 それでは、歯科医師会を代表しまして、お手元に資料を配付させていただいております。
 今、医師会の先生からもお話がありましたとおり、歯科医師会としましても、同様に、札幌市の行政と綿密に連携をとりながら、検診事業を初め、歯科の啓発的に意味合いを込めたさまざまな事業を展開しておるところです。
 お手元に配付させていただきました資料は、このたび、札幌歯科保健推進協議会、札幌ハッピーネットワークという協議会を設立する運びになりましたので、それについて概略をご説明させていただきたいと考えております。
 今、歯科的な課題として私たちが懸念をしていることは大きく二つございます。一つは、特に高齢者、要介護者の口腔ケアです。口腔ケアは全年代ですけれども、特に高齢者の口腔がかなり悲惨な状況にあります。それから、2点目としましては、歯周病の蔓延が隠れた大きな課題になっております。この2点について、日ごろから憂慮しております。
 特に、高齢者の口腔ケアについては、本日もたびたび出てまいりましたけれども、介護予防という観点、または健康寿命の延長ということに大きくかかわる問題であるにもかかわらず、ご本人を含めて、家族並びに医療職、介護職についても十分な認識があるというところまでは至っておりません。
 それから、歯周病につきましては、さまざまなところでPRしているのですが、40歳以上ではほぼ80%以上に歯周病が見られるという状況にあります。近ごろは、虫歯の方はあまり増加はないのですが、歯周病については、学童期に始まりました歯肉炎、それから成人における歯周炎、いわゆる歯の周囲の歯周組織で起こす炎症のことを総称して歯周病と言いまして、昔は歯槽膿漏などと言われておりましたけれども、これが非常に蔓延してきていると言われております。
 原因としましては、欧米並みの食生活であるにもかかわらず、貧弱な歯磨き習慣、また口腔衛生に対する認識がいろいろな面で不足しています。これは、私たち歯科医師会の責任でもありますけれども、この2点が憂慮すべき問題であろうと考えております。
 そのためにも、啓発を十分に浸透させていきたいということで、この現状にかんがみて企画したのがハッピーネットワークの設立でございます。
 1枚目の書類を見ていただきますと、かがみの文章の下段の方に、「札幌歯科医師会では」というところがございますけれども、ここに書いてあるとおり、歯科医師会のみならず、市民が何を求め、何を欲しているのか、歯科医師会だけの意見集約にとどまることなく、市民の健康づくりを支援するという立場を踏まえて、歯科医師会が主体となった協議会を歯科保健等にかかわる団体、市民及び行政とともに発足して、歯科保健医療の推進を図っていきたいということでございます。なおかつ、「歯科保健における意識の相違点」と書いてありますが、私たちが考える問題と市民の側が考える歯科的な問題にずれがあってはならないと思いますので、市民の方に対してより有効な情報発信、啓発の手段を検討、協議することにより有用的な事業推進等の展開が図れるということで企画しました。
 目的としましては、ポイントは市民一人ひとりの健康づくりの取り組みを支援するということで、草の根からの啓発と、より個人の側に立った実践ということを啓発させていただきたいと考えております。
 活動指針につきましては、1番目として、健康づくり関係団体と行政等との協働によって推進していく。2番目としては、市民への情報提供と意識の啓発を基本にして、参加していただける団体がそれぞれの活動の中で展開していただくということを指針としております。
 内容につきましては、8020運動推進のための市民への情報提供ということで、歯周病をメーンテーマとし、それにとどまらず、口腔ケアの普及ということも含めて、特に歯周病にテーマを絞りたいと考えております。
 取り組みについては、ここに書いてあるとおり、2月ごろに立ち上げて、3月以降に市民健康講座等を皮切りにこの活動を展開してまいりたいと考えております。
 2枚目にフローチャートがついていると思いますけれども、仮称さっぽろハッピーネットワークということで、歯科医師会、札幌市、大学の歯学部、関係団体等で構成しまして、市民への情報発信等を行い、8020運動を推進していこうということでございます。
 8020というのは、80歳で20本の歯をということでございまして、札幌市の方では市長もおっしゃっておりますけれども、5024と聞いております。 50歳で24本の歯ということでございますが、60歳で20本ないというのが現状でございます。やはり、歯の本数が減りますと、医療費にも大きく影響が出ているというデータがございます。今は虫歯よりも歯周病で歯を失うことが多いので、なるべく歯を失わないという意味では、歯周病を予防していくということが大きなかぎになります。
 そういうことで、8020運動の推進が、とりもなおさず、健康さっぽろ21へ貢献できればということで、積極的に推進していきたいと考えております。
 そして、一番最後のページですけれども、趣意書が案として添付しておりますので、お読みいただきまして、できましたら、ハッピーネットワークのサポートメンバーということで、きょうお集まりの関係諸団体の皆様におかれましては、振るってご参加いただいて、この中から市民に対して大きく啓発事業を展開していただければと考えております。
 できましたら、1月中くらいに札幌歯科医師会の方まで、また、市の健康衛生部も共同して行っておりますので、健康衛生部の方までご連絡をいただければ、一緒に啓発をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上です。
○柳瀬委員 札幌薬剤師会でございます。
 毎年、お薬について出前をしますということで、薬と暮らしの健康教室というものを開催しておりまして、本年4月1日から10月31日まで、ほぼ全区、二十数カ所で約1,000名の受講者を得ているところでございます。話も多岐にわたっておりまして、例えば、健康食品についての講演や、高校生を対象にしまして、薬物乱用防止ということで、アルコール、たばこ、シンナー、覚せい剤、麻薬についての講演や、介護支援センター等々におけるすこやか倶楽部等々での講演などをしております。
 また、札幌薬剤師会におきましては、休日当番薬局制度ということで、毎休日、3本の代表電話で、本来は休日に処方せんを受け付けるという形で電話相談を受け付けているのですが、その中で、休日の分で自前の薬剤をどう使ったらいいのか、病院にかかった方がいいのかというようなご質問等を市民から得ているところでございます。
 また、市民公開講座を年に1回開催しております。昨年は、3月に、音楽のいやしということで、胡弓奏者に演奏をしていただきました。音楽での治療と言ったらいいでしょうか、いにしえの音を聞くことによって記憶を呼び起こすとか、そういう形でさせていただきましたが、本年3月は、栄養士を招いて食育についてのお話をしていただくということを決定させていただいております。
 以上でございます。
○錦木委員 北海道看護協会でございます。
 前回のときに、今、看護協会が目指しておりますまちの保健室構想というものをお話し申し上げたと思いますが、9月から札幌市の2カ所の地区センター、太平の百合が原地区センターと旭山公園通の地区センターをお借りして、看護者のボランティア活動で1カ月に2回、土曜日にまちの保健室をモデル事業として開催させていただいております。
 内容としましては、病院に行くほどではないけれども、気になることがあるので相談したいということを中心に、子育て相談、介護の方法、心の悩み、あるいは、看護師になるにはどうしたらいいのだというような相談も含めて、まちの保健室を開催させていただいております。
 札幌市、地区センターの皆様、それから連合町内会の方に大変お世話になっておりますが、相談事業を実施してから4カ月たちました。おいでになる方は、多いときで1日30名くらい、少ないときで十数名くらいですが、いらっしゃっている方たちの年齢層は50代から60代の方が圧倒的に多いです。お見えになる理由は、病院に行くほどではないけれども、少し気になることがあるので教えてほしいとか、病院に行ったらよいのかどうかわからずに悩んでいましたというようなこと、それから、自分の健康のために来たのだということや、自営業の方は相談に行くところがあまりないのでという理由もありましたけれども、そういう方々がおいでになって、やっとモデル事業が始まったところでございます。
 保健師、助産師、看護師の3者で臨んでおりまして、88名の看護師のボランティアが登録しておりますが、研修を実施して、相談業務に当たっております。もう少し様子を見まして、来年度はもう少し箇所を増やした方がいいのか、増やせるのかということも含めて、今、検討中でございます。
 以上です。
○山口委員(代理) 栄養士会の佐藤です。
 先ほど資料2の方で札幌市民の栄養状態が報告されましたが、私どもは、この状況を改善していくため、足りないところを改善して生活習慣病を少なくしていくために実践方法をいろいろ考えていこうということで取り組んでおります。
 具体的には、健康21セミナーを10月に開催したり、栄養士派遣事業として登録栄養士を各区や要望のあった地域に講師として派遣して、少しでも食の改善が見られるような方法で取り組んでいきたいと思っております。
 栄養士の場合は、学校給食の学童期、病床期にある病院の栄養士、福祉施設にある高齢者の栄養士と、いろいろな段階で栄養状態を見ておりますが、それぞれで抱えている問題が大きいですし、何とかしなければならないと感じておりますので、チームを組んで、ほかの職域の方たちと一緒に、少しでも食の改善ができていったらいいなと思っているところでございます。
○清田委員(代理) 北海道労働保健管理協会の保健師の宮崎と申します。
 会長の清田が所用で欠席したため、代理で出席させていただいております。
 私が所属します北海道労働保健管理協会では、主に職域が対象ですが、全道で年間34万人程度の健康診断を実施しております。
 健康診断も、病気の早期発見、早期治療ということにとどまらず、予防という観点が非常に強くなってきておりまして、当協会でも早くから健康づくり事業に取り組んでおります。医師、保健師、栄養士、運動指導をするヘルスケアトレーナーがおりますので、いろいろな事業者を対象にしたり、会社の方に出向いて健康づくりの事業などを展開しております。
 先ほどご質問がありましたが、学校の方からもご依頼がありまして、うちの医師が禁煙の指導という形で出向いたこともございます。
 地域におきましては、平成15年度から札幌市の国保年金課の方と協働いたしまして、厚生労働省の事業に国保ヘルスアッププランモデル事業というものがありまして、この中で禁煙指導に取り組んでおります。具体的には、気軽にたばこをやめてもらおうということで休煙コースというものに取り組んでおりまして、国保加入者ですこやか健診を受診された喫煙者の方にダイレクトメールをお送りして、休煙ケースをご案内しています。それは3カ月のコースで実施しております。
 この目的は、休煙をしていただくということと、私たちが実際に指導する立場として効果的な指導方法を確立しようということも考えてやっております。まだ最終結果は出ておりませんが、非常に高い休煙達成率が示されております。
 その中の個別面談で感じているところは、先ほど受動喫煙防止対策のお話もありましたけれども、だんだんたばこが吸いにくい環境になってきているということが、禁煙、休煙しようとする動機になっていると思います。また、ダイレクトメールが届いたことで、やめようと思っていたけれども、一つ背中を押してもらって参加したということもございますので、できるだけ啓蒙とか動機を高めるような工夫が今後もっともっと必要になってくると感じております。
 今、地域と職域の連携ということが言われていますけれども、今後、私たちは職域の立場でどのように地域にかかわって健康づくりを進めていけるかということを考えておりますので、皆様方のいろいろなご意見を伺いたいと思います。
 ありがとうございました。
○早坂委員 国保連合会です。
 国保連合会でございますので、保険者は各市町村なものですから、特に札幌市民の方を対象にという保健事業は進めておりません。
 市町村が対象でございますので、私どもの方では、市町村においでになりました栄養士さん、保健師さん、それから保健推進員という住民の方のグループの方々を集めて研修会をするということが一つの大きな目的です。
 それから、国保サイドでは保健事業を各市町村で進めておりますので、その支援といいますか、市町村と共同しながら進めております。例えば、閉じこもりをなくすとか、今は生活習慣病が話題になっておりますけれども、そういった各保険者さんで取り組んでいる事業を私たちも支援しながら進めているという状況です。
 大きく、全道規模で申し上げますと、10月1日から10月31日を健康増進月間と定めまして、各保険者や関係機関にポスターなりをお配りして周知徹底していただいていますが、その期間に、テレビ放映やコマーシャル、スポットを流すとか、いろいろな形で進めております。
 この中の一番大きな事業として、毎年、都市持ち回りで健康増進研修大会という大会を1,000人規模で開かせていただいております。都市持ち回りですので、たまたま16年度は千歳市で開催させていただきまして、1,000人ちょっとお集まりいただきました。これは、全道の保健推進員の方や、国保、衛生、その他福祉関係の方、あるいは千歳市民の方もお集まりいただいて開催させていただきました。
 このように、私どもは、個々ではなくて、市町村と共同しながら保健事業を進めているという状況でございます。
 以上です。
○新田委員 私は、北海道にあります健康保険組合を束ねております連合会にいる者です。
 健康保険組合というのは、職域の医療保険を司っておりまして、保険者という立場にあります。昔から、保健事業と称して健康増進、健康管理事業をやっておりましたけれども、保険者という観点からすると、医療費の負担が少ないに越したことはないわけです。どうしても、切り口はそういうところから出てくるわけですが、やはり原点は加入者の健康がそもそもでありますので、従来から保健事業に取り組んでおります。
 しかし、どうしても職域が中心ですので、私どもは被保険者本人と言っておりますけれども、職場で働いている方々が中心になっております。従来からやってきたのは、そういう人たちの検診あるいはドックということで、どちらかというと2次予防に近いものですが、最近は、健康日本21ということもありますので、1次予防に対する取り組みが徐々に浸透してきております。
 生活習慣改善キャンペーンなどを取り上げてくる職域も多くなっておりまして、先ほど来、話題になっておりますたばこの問題なども、分煙ということではなくて、ストレートに禁煙キャンペーンという切り口で職場で開いているところが増えてまいりました。
 もう一つ、職場ではメンタルヘルスが問題となっております。これはなかなか難しいところですけれども、これからの課題になっております。
 先ほど来、職域本人ということを申し上げておりましたけれども、医療費ということからいえば、職場で働いている人方だけではなく、家族という視点があります。我々は、この方々のところに健康づくりで手を差し延べることができないといいますか、そこに穴があいているというのが現状です。当然、家族は地域で暮らしているわけですし、立派な札幌市民でもあるわけですから、従前から市がやっているいろいろな検診事業などを十分活用できるように、チャンスをPRしております。我々も、細かいことまでは知りませんので、そういう意味での情報のご提供があれば大変助かると思っております。
 職場で働いている人は、自分が住んでいるまちがどういう健康づくり事業をやっているということについては意外に無知です。家庭に入っている方は、広報が入ったりしてよく知っておりますが、職場にはそういう入り口がなかなかないので、職域というのは実際に自分のまちでどういうことがされているかということは情報不足になっています。
 先ほどもお願いいたしましたとおり、これから進められる事業についていろいろ情報提供していただけると、我々のところを通じて家庭に入っていく、あるいは職域でも普及できるのではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 以上です。
○黒坂委員 小学校長会の黒坂でございます。
 知、徳、体と調和のとれた子供たちを育てるために、体は本当に基礎になりますので、先ほどから出ておりますように、ヘルスプロモーションの考え方を大事に子供たちを育てていきたいと考えております。ですから、子供たちも検診の結果をしっかりと受けとめる、家庭も受けとめてもらうということです。
 それから、健康管理の面については、栄養士の先生または栄養教諭の指導を得ての食指導、それから養護教諭との協力で保健指導、それから、養護教諭との協力のところでは、先ほどからも出ておりましたように、区からの派遣を受けまして、助産師または保健師の方々の協力による保健指導ということも各学校で鋭意取り入れて進めております。
 学校には学校保健委員会の設置が義務づけられておりまして、各学校にあります。そこでは、風邪での集団閉鎖とか、そんなことを話し合っていますが、今後の学校における課題として、地域の方や学校医の先生、それからPTAの方を含めまして、子供の健康管理についての各学校の課題をしっかり見つめながら、これから育てていきたいと考えております。
 以上です。
○岩田委員 中学校長会の岩田です。
 先ほど来、非常に話題になっておりますたばこの件では、恐らく、中学校が一番ターゲットになりやすいのではないかと思いますので、最近の状況をお話しさせていただきたいと思います。
 10年、20年前ですと、校内での生徒による喫煙というのが新聞報道で随分たたかれました。この数年、中学校の生徒による校内の喫煙というのは、九分九厘、耳にしなくなりました。ただし、校外ではやっているかもしれません。今申し上げましたように、10年、20年前に比べると、それくらい変わってきているということは言えると思います。
 それから、皆さんもご存じのように、9月1日から市内の各校とも校地内禁煙完全実施になりました関係で、先生方も吸えません。その結果、喫煙者は急激に減っておりますが、完全にやめているとは言えません。そうしますと、校地内では吸えないものですから、郵便局に行きますとか、銀行に行きますとか、校区内を巡視しますとか、そういう形で吸わざるを得ないというのが実態です。
 そういう意味で、禁煙というのは随分広がってきておりまして、たばこで生徒を指導する件数は本当に少なくなりました。ただ、先ほど言われた方がいますが、保護者である両親が吸っている家で育っている子は、恐らく、近隣では吸っているケースが多いだろうと思います。ただ、我々の耳に入ってくるケースが非常に少なくなったということだけは事実です。今、市内の傾向としてはそうなってきております。
 ただ、中学校長会としては、毎年、健康教育ということに関して、いろいろな課題を研究テーマにしながら発表しております。最近の性行動の低年齢化、若年層の性感染症の罹患数の増加ということはご存じだと思いますが、札幌市は全国平均の倍以上を占めているというデータが出ております。それで、今年度、養護教員の10名ほどの研究グループが、札幌市の保健福祉と教育委員会と連携をとりまして、中学3年生と市立高校2年生の生徒に対する性に関する意識調査をしたいという要請がありました。
 それを受けまして、中学校長会の保健体育部を中心に、中学校が6区11校の約2,000名、それから市立高校6校の約800名からアンケートをとりました。これは、札幌市の中学3年生の男女と高校2年生の男女を対象にしておりますが、アンケートの内容はかなり具体的で、特に高校生については読んだらびっくりするような内容が書かれているのではないかと思います。
 そして、9月、10月でアンケート結果が集計されまして、今は集約している最中だと思います。恐らく、来年度にはデータが出ると思いますので、何らかの形で皆さんの方にも入ってくると思います。それによって、新聞では石狩市のデータが出ていたと思いますけれども、札幌市の中学生と高校生の性に関する考え方がかなりはっきりしてくるのではないかと思います。
 ただ、全市的にできなかったものですから、一部の学校になってしまいましたけれども、これを機会に、そちらの方がどんどん検証されていくのではないかという感じを持っております。
 以上です。
○高橋委員 学校現場で健康教育を進める学校保健委員会の仕事をしております。保健主事という立場の高橋です。
 校長先生方が現場のお話を詳しくなさってくださいましたので、保健主事の関係のことをちょっとお話ししたいと思います。
 ことし、全国の学校保健の大会がありまして、四つの分科会がありました。その中の一つの分科会で札幌市の提言を行ったのですけれども、その中で一つ感心されたことがあります。学校の健康教育の中で、札幌市は小学生向けに歯に関する冊子を出していたのです。私どもは、それは当然だと思っていたのですが、それを紹介したときに、「すばらしい」と言われました。学校現場にとっては、札幌市がそのように出してくださることによって、非常に指導しやすくて、同じレベルで指導できますので、改めて感謝した次第です。
 同じように、薬物乱用防止に関しても、多分、高学年からだと思いますけれども、小学校高学年、あるいは中学生に向けて各学校に配付されています。そういうものが手元に来て、学校ごとにカリキュラムを組んで実践されております。
 学校保健委員会の全国大会は毎年場所をかえて行われまして、各都道府県から提言があるのですが、全国に誇る部分を持っていけるなと思っています。
 ほかのことにつきましては、食指導など、栄養士が配置されている学校では盛んに栄養指導が行われます。おかたい給食に関する栄養というものではなくて、総合的な学習の時間の中で、植物、大豆などを扱ったときに、栄養士の先生に来ていただいて栄養の勉強をしましょうということで、いろいろなチャンスを得て活動していただいております。
 そういう形で、子供たちの健康づくりに関する感心を深めているところです。
 以上です。
○野田委員 保育所連合会の野田と申します。
 食について限定してお話しさせていただきます。
 子供たちの食事については、市の保育課の統一献立を中心にしながら、各保育園の調理室で離乳食から完全食までの何段階かに分けて調理をして、子供たちに食べていただいております。
 ここ一、二年の傾向として、献立の中に和食メニューが非常に増えてきました。家庭では和食はほとんど食べていないということがあるものですから、色合いもあまりよくないということで、初めは取っつきが非常に悪かったのですけれども、やはり和食の必要性ということは、各園の栄養士たちにも職員の方にもかなり強調して、何とか食べさせるように努力してほしいということで、このごろは私の園でも残食は随分少なくなってきたように思っております。
 それから、親に対する指導ですけれども、結局、親が食べさせないから子供が食べないということがございますので、親向けには、食育の必要性ということで、市の管理栄養士の方にも原稿を書いていただいて、パンフレットを全家庭に配りました。それから、各園では、参観日等の折に試食をしてもらったり、レシピを配布したりということで、何とか親が食に対する感心を深めていただきたいという努力を重ねております。
 それから、職員向けには、私どもはそれぞれ研究会を持っておりますけれども、その研究会の折には、食育に関する分科会も5年前くらいから必ず設けて、その中で栄養士職員が勉強を深めているところでございます。
 以上です。
○大西委員 民生児童委員協議会主任児童委員連絡会の大西です。
 健康づくりという事業はこれといってやっておりませんが、一人一人の個別訪問、特に65歳以上のひとり暮らしのお宅を訪問して、介護予防事業等の啓発活動や、何か困ったことがありませんかということで相談に乗ったりしております。
 主任児童委員の活動として力を入れておりますのは、子育てサロンの立ち上げでして、2年くらい前から全民児協を通して児童委員活動の強化プランとしてやっております。特に、札幌市は全国に先駆けて進んでおり、小学校区に一つ子育てサロンを立ち上げるという目標を持っております。2006年までに 80%、2008年度までに100%を希望しております。
 今の段階では、西区があと4カ所、手稲区はあと2カ所でして、その二つの区では90%ほど進んでおりますが、逆に、白石区はまた3カ所しか立ち上がっておりません。そういう中で、親子連れが私たち委員に対して健康相談などをしてくるようになり、また保健師さんを招いて健康の講演なども考えております。
 今後とも、地域の中で子育てサロンのお話を聞いたときには、皆さん、ご協力のほどをお願いしたいと思います。
 また、主任児童員の個別訪問の相談では、青少年の性感染症、特に女の子からの相談が増えてまいりました。男の子からは、シンナーや、身近に覚せい剤が手に入るようになったので、そういう相談件数も増えており、個別訪問では常に頭を悩ませているところです。
 以上です。
○石井委員 札幌市食生活改善推進協議会の石井と申します。
 私たちは、女性の立場から健康づくりをしようということで活動して30年たちました。全国的な活動なものですから、全国的に健康づくりの活動をして地域へ広げていこうということです。
 札幌市としては、健康さっぽろ21が立ち上がりましたときに、札幌市民の栄養食生活の面から、野菜を食べる人の割合、それから朝食の欠食が非常に多いということから、「野菜を食べよう、朝食を食べよう」という活動目標を掲げて、去年から活動を始めております。
 それから、食育に関しましては、昭和57年から、親子の料理教室を通して、子供たちとお母さんに食に関する勉強会を開いております。ことしから、全国的に、親子の料理教室の名称が親子食育教室に変わりました。そういうことで、子供のときから食に感心を持ち、地場産品を利用しながら生活しようということで進めていっております。これからも活発化していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○山口(富)委員 札幌市老人クラブ連合会の山口でございます。
 日ごろは、行政に、一方ならずお世話になっておりますことを、この場を借りて厚く御礼申し上げますとともに、本日ご出席の皆様方にも、何らかの形で高齢者がお世話になっているのではなかろうかと存じております。
 健康づくり問題につきましては、私ども札老連は、厚生労働省全老連の指導のもとにずっと取り組んできております。現在、老人クラブは520くらいございまして、会員が5万人をちょっと切ったくらいです。これは、札幌市ばかりでなくて、全国的な傾向ですが、それだけ会員さんが高齢化してきたということでございます。何とかお医者に通うくらいの方はよろしいのですが、なかなか家から出られない方もいらっしゃいます。核家族化のために、子供さんやお孫さん方と一緒ということがなくなってきて、ひとり暮らしも多いという状況でございます。
 そこで、会員増強運動も17年度は委員会を設けて展開しますけれども、何せ60代半ばから70代の方が会員にならないのです。政令都市の会議に行きましても、全国の政令都市の中で札幌の会員数は最低です。その上が千葉市です。なかなか会員さんが入らないのですが、どうして札幌は180万都市なのに会員が少ないのかという理由の一つは、行政がいろいろなところにサークル活動などを設けているので、お年寄りが老人クラブに入らなくても活動の場があるということです。それは、行政が福祉に力を入れていただいているあらわれではないかと私は感じております。
 それから、先ほど歯科医師会の方からお話がありましたけれども、8020運動は、私は十五、六年前から取り組んでおります。80歳になって20本の歯をということで、毎年9月の敬老月間に8020運動を展開するのですが、8020に該当する方は100人のうち、せいぜい1人か2人くらいです。あとは大体は入れ歯です。ですから、入れ歯に関しても、専門家のお医者さんから見れば、ただ入れ歯を入れておくのではなくて、処置法とか、今テレビのコマーシャルでやっているような洗い方とか、そういうことがあるのではないかと思いますが、まずは各10区、それから10区の中にある単位クラブがそれぞれのカラーを出して健康づくりに取り組んでいるというのが現状でございます。
 来年2月に、全老連の健康づくり推進セミナーというものが東京で開かれますが、これも70歳以下という年齢制限があります。札幌市で70歳以下の健康づくりセミナーに出ていく方を探すのは、なかなか至難のわざです。
 ですから、会員増強のPRも兼ねさせていただきますけれども、本日ご出席の皆さん方のお知り合いに、クラブに入っていない方がおりましたら、とにかく520クラブありますので、どうぞクラブに加入していただくことをお薦めしていただきたいと思います。
 それから、健康づくりについては、札老連、区老連ではとっくに取り組んでおりますが、そこそこの高齢者向きの健康づくりということを考えなければならないと思っています。60歳くらいの人を対象にした健康づくりは80歳以上の人には向きません。太極拳をやってあばら骨を2本折った高齢者もいます。ですから、高齢者の方はそのくらい骨ももろくなってきているので、自分に合った健康づくりをするということです。
 この前、私は全老連の会合に行ってまいりましたけれども、厚生労働省から課長がいらして、やはり健康づくりの話をされていました。そうしましたら、長野県の元全老連政策委員長をやっていらした池上会長さん、この方は94歳ですが、その方がおっしゃるには、年寄りというのは、まず、体を適当に動かして、自分に合った動き方をして、食べるものを食べて、睡眠をとることである。この三原則を守ったら医者は要らないのだと頑張っておりました。やはり、80歳以上の方はその年齢に合った健康づくりをこれからも推進していこうと思っております。
 以上です。
○川初会長 予定の時間が来てしまいましたが、議長裁量で許していただきまして、もう少し頑張ってみたいと思います。
 引き続き、佐藤委員、お願いします。
○佐藤(和)委員 札幌市女性団体の佐藤と申します。
 私どもも、健康問題については毎年取り組んでおりますが、ことしは、9月の理事研修会のときに、管理栄養士の方にいらしていただきまして、健康と食生活についてのお話を伺いました。日常、ちょっとした注意の積み重ねが大事であるということを学ばせていただきまして、大事だということはみんなわかっているのですけれども、お話を聞いて、改めて実感しました。
 それから、11月の幹部研修会の分科会でも健康問題を取り上げました。このときは、札幌市精神保健福祉センターの相談指導担当課長の中野育子さんに、精神面での健康問題について専門的なお話をしていただきました。私どもはこういう関係の話を伺ったのは初めてでしたので、会員たちにもとても好評でした。
 これは来年度も取り組むのですけれども、きょうのお話を伺っていて、8020は私どももすぐに行く道でございますので、歯についてのお話を具体的にお聞きしたいなと思ったところです。その節は、よろしくお願いします。
○中條委員 連合の方から出させていただいております。
 連合というのは、労働組合の集合体でありまして、主に職域での活動が中心になります。労働安全衛生といいますか、働く人たちが健康で安全に仕事ができるということを目指して、労働組合としてもさまざまな取り組みを行っております。健康診断の充実を求める取り組みや、あるいは、過重労働が増えて、家庭のストレスと合わせてたまると、メンタルヘルスにかかる可能性が高いということで、そういう労働環境を守るということにも全力を挙げております。
 私たちとしては、これからも職域の中で頑張らせていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
○川初会長 時間が迫ってきましたが、きょうは副会長総括の時間はぜひとりたいと思っておりますので、連町の方からは、ぜひこのことを言っておきたいという方からご発言をいただければと思います。
○城木委員 私は、北区の連合町内会から参りました。
 私は、新川というところにおりまして、新川は田舎ですから、運動会とか、歩く会とか、運動を盛んにやっておりますが、その中で、健康づくり事業というのは非常に助かっておりまして、非常にいい事業だと思っています。特に、パークゴルフを入れてからは、パークゴルフに参加したいという人が非常にふえて、予算もオーバーして、なぜ一つのスポーツだけなのかと言われますが、大衆的なスポーツだからどんどんやりなさいということで、これはクリアしております。
 それから、先ほど岩田委員が言われた問題ですが、うちの町内会でも、携帯電話を中学生や高校生に持たすのはよそうという運動を起こしました。しかし、最近、小学生の携帯電話のことが出まして、これはどう扱ったらいいのかなということで、やりかけたのですけれども、中途で挫折しております。
 それから、たばこのガイドラインの10ページから12ページまでの間に、町内会の集会施設ということが全く書かれていません。これは、市に言っても予算がないので、なけなしの町内会の予算の中で、この前にお話を聞いてからきょうまでの間に何とか分煙施設をつくりました。まだ、まちづくりセンターのほかに各単位町内会の会館が四つくらいありますので、そこも何とか予算を工面してやるようにしました。全館禁煙だというふうにすると、ますます使う人がいなくなるものですから、何か補助をするようなことを考えてから禁止としてほしかったと思っています。
○櫻井委員 各団体の委員の方からいろいろお話がありましたけれども、私ども地域の者として、その話の大部分は地域で受けとめて実行に移すことになりまして、全面的な協力をしたいと思いますけれども、連合町内会の事情もございますので、ひとつよろしくお願いいたします。
 それから、手稲区の場合は、地域保健課で相当積極的に事業を進めていただいておりまして、ことしはシンポジウムまで開いていただきまして、大分意識も高まってきております。
 それで、この計画の中に、地域の健康づくり推進事業の予算づけもされているわけですけれども、これから先はここの部分を十分考えていただかないと、今お話がありましたように、我々の地域もお金の面で相当苦労しておりますので、そこは減らさないでやっていただければと思っております。よろしくお願いいたします。
○川初会長 どうもありがとうございました。
 それでは、終りにかえまして、きょうの会議の総括を副会長にお願いしたいと思います。
○橋本副会長 総括というほどのことではございませんけれども、きょうの議題は、まず、市からの報告としまして、札幌新まちづくり計画の中での健康づくり事業についてのご報告がございました。続いて、健康さっぽろ21計画の近況、昨年度の札幌市民の健康栄養状態、それから新たに策定を計画中でございます受動喫煙のガイドラインについての協議が行われました。今後とも、札幌市の方でも、市民の健康づくりにしっかり取り組んでいただきたいと思っております。
 受動喫煙防止については、私も先ほどちょっと発言したように、日本医師会を初め、北海道医師会も札幌市医師会も禁煙運動を進めておりますが、吸いにくい状況をつくるということから一歩進んで、たばこはこういうふうに有害なのであるということを我々は一生懸命キャンペーンをしていきたいと思っておりますので、ご協力をお願いいたします。
 最後に、各団体から現状あるいは計画をお聞きしまして、それぞれの団体はいろいろご工夫やご苦心なさっている様子がよくうかがえました。健康づくりに関しまして、それぞれの団体のお立場で努力なさっているわけですけれども、常に一歩前進ということを念頭に置かれて、今後ともご活躍くださいますようお願いいたします。
○川初会長 ありがとうございました。
 繰り返しますが、連絡メモがテーブルにございますので、特にご発言の時間をとれずご迷惑をおかけした委員の方には、ぜひ連絡メモでご意見を伝えていただきたいと思います。
 それでは、会議を閉じまして、マイクを事務局にお返ししたいと思います。よろしくお願いします。

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