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更新日:2021年8月18日

がん検診受診率実態調査

目的

現在、日本人の2人に1人は生涯のうちにがんと診断され、3人に1人が、がんによって死亡すると推計されており、札幌市においても、がんは昭和51年から死因の第1位となっています。
一方、令和元年度の国民生活基礎調査によると、国が推奨する胃・大腸・肺・子宮・乳がん検診の本市における受診率はいずれも50%未満となっており、全国や他政令指定都市と比較して低い傾向にあり、受診率の向上が課題となっています。
そこで、本調査は、札幌市民を対象としたアンケート調査を実施し、がん検診受診率の実態と受診率に関連する要因を分析することで、今後の受診率向上を図るための施策につなげる基礎資料とすることを目的に実施したものです。

対象者と回答率

対象者

「がん対策推進基本計画(第2期)」で定めたがん検診受診率の対象年齢である40~69歳の男性3,000人、20~69歳の女性4,000人を無作為抽出により選定しました。

回答率

 

  男性 女性 全体
発送数 3,000 4,000 7,000
回収数 906 1,357 2,265
回収率 30.2% 33.9% 32.4%

調査内容

本調査では、がん検診受診に関連のある性別、年代、就労状況、加入している医療保険の種類、飲酒習慣、喫煙習慣、がんの既往歴、入院歴の有無、胃・大腸・肺・子宮・乳がん検診受診の有無を調査項目としました。その他、検診・検査を受診した理由・きっかけ、がんに罹患した場合の就労意向、がんについて知りたい情報などを調査しました。

他政令市と比較し本調査の結果を評価するため、がん検診受診に関する質問は、厚生労働省が実施している国民生活基礎調査の健康票のうち、がん検診受診に関する内容を引用しました。

調査票(PDF:204KB)

調査結果

調査結果については、単純集計のほか、性別、就労の有無別、加入している医療保険の種類別に分けたクロス集計や統計解析を行いました。

報告書(PDF:3,772KB)

がん検診受診率

 

胃がん 大腸がん 肺がん 子宮がん 乳がん
男性 女性 男性 女性 男性 女性 女性 女性
67.4% 48.7% 59.2% 47.7% 66.1% 53.4% 52.7% 56.1%

札幌市におけるがん検診受診者の特徴

クロス集計や統計解析の結果から、男女ともに就労していない方、国民健康保険に加入している方、札幌市がん検診(地域検診)を認知していない方、または、同居家族のいない男性、喫煙習慣のある女性のがん検診受診率が低い傾向にあり、国民生活基礎調査では示されなかった札幌市におけるがん検診受診者の特徴が明らかとなりました。

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局保健所健康企画課

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階

電話番号:011-622-5151

ファクス番号:011-622-7221