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更新日:2022年1月14日

市民の皆さまへ 秋元札幌市長からのメッセージ(令和4年1月14日)
新型コロナウイルス感染拡大に伴う今後の対応について

今年に入ってから、オミクロン株の市中感染が確認されたことを皮切りに、市内の感染状況は急激に悪化しています。すでに新規感染者数と療養者数は「北海道におけるレベル分類」のレベル2を超えており、第6波に入ったといえる状況です。
現状、病床使用率はレベル2の移行目安(20%)を超えておりませんが、今後は入院患者や自宅療養者の増加により、医療への負荷が高まることが警戒され、医療現場の人材不足など、医療が危機的な状況に陥る懸念があります。

市民の皆さまにおかれましては、オミクロン株の急速な拡大により、予断を許さない状況であるということをご理解いただき、いま一度、気を引き締め、3密の回避やマスク着用、手洗い・手指消毒など、基本的な感染対策を徹底してください。
また、まん延防止等重点措置の対象である広島県、山口県、沖縄県との不要不急の移動は極力控えるよう、ご協力をお願いいたします。
ご自身やご家族の体調にいつも以上に注意を払っていただき、「いつもと違う」「体調が悪い」と感じましたら、外出を控えていただくとともに、早めにかかりつけ医もしくは「#7119」にご相談をお願いいたします。
1月8日からは、感染に不安を感じる無症状の方を対象とした無料検査所を市内40か所に開設しておりますので、そちらの活用もご検討ください。

オミクロン株に対しては、ワクチンの3回目接種が有効とされています。
先月より、医療従事者への追加接種を開始しましたが、国から追加接種の前倒しの方針が示されたことを受け、札幌市でも65歳以上の一般高齢者について、予定を前倒して3回目のワクチン接種を行うこととしました。
3回目の接種は、医療機関と集団接種会場で実施いたします。医療機関については、準備が整ったところから順次予約および接種を開始し、集団接種会場については、2月から医師会館と各区の区民センターでの接種を開始します。
接種券の発送につきましては、2回目接種から7カ月を経過する一般高齢者の方に対し、今月下旬から順次発送いたします。
今後も、接種券送付や接種場所確保などの準備を着実に進めるとともに、今後の国の方針を見据えて、一般の方への前倒しなど、さらなる追加接種にも対応できるよう体制を整えていきます。

さらに、感染拡大防止に向けた今後の対策として、以下のことについても対応を進めてまいります。

  • 医療提供体制について、第5波までに整備した体制を存分に活かしつつ、入院待機ステーションの増設など、外来診療体制の更なる強化や経口治療薬の処方体制の拡充を推し進めることで、自宅療養者の急増にも対応し得る万全の体制を早急に確保します。
  • 自宅療養者の健康観察など、保健所機能の強化も急務であることから、直ちに応援体制を増強するとともに、区コロナ対策室の設置準備を推し進め、全庁一丸となって感染症対策に取り組みます。また、体制強化とあわせて、市民の皆さまの命を守ることを最優先として業務の重点化についても検討を進めます。
  • 今後に向けて、オミクロン株の特性や市内の感染状況、医療のひっ迫度合いを見極めつつ、状況に即した対策を迅速に実施できるよう、レベルの移行やまん延防止等重点措置の要請も視野に入れて、北海道との協議を進めます。

札幌市長 秋元 克広