ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 札幌市長のページ > 秋元市長のサッポロスマイルニュース > 市民の皆さまへ 秋元札幌市長からのメッセージ(令和3年6月11日)新型コロナウイルスの札幌市の現状とワクチン接種の加速化について
ここから本文です。
5月16日に「緊急事態宣言」が発出され約1か月が経過しますが、この間、市民や事業者の皆さまのご協力もあり、新規感染者数は減少傾向となっております。
市民や事業者の皆さまには、長期間に渡る感染対策にご理解・ご協力いただいておりますことに感謝申し上げます。
また、札幌市医師会をはじめとした医療関係者の皆さまには、市民の皆さまの命と健康を守るため献身的に治療にあたっていただき、発熱外来やワクチン接種にもご協力をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます。
市内の感染者数は、ピーク時の3分の1程度まで減少するなど改善の兆しも見えておりますが、10万人あたりの週合計の感染者数は6月9日時点で45人と、北海道の警戒ステージ4相当の目安である25人未満に比べるとまだ高い水準にあり、予断を許さない状況が続いております。
医療提供体制についても、医療機関の皆さまのご協力により病床数は増加しておりますが、いまだ入院待機を余儀なくされている方がいらっしゃるなど、医療の危機的な状況は解消されておらず、今の高い水準から落ち着くには、もう少し時間が掛かるものと考えています。
さらにもう一段階感染者数を抑え込むとともに、リバウンドを起こさせないためにも、市民の皆さまには、引き続きご負担をお掛けいたしますが、人と人との接触を極力減らすため、外出自粛の徹底とマスク着用、手指消毒など、一人ひとりの基本的な感染防止対策の徹底に、そして事業者の皆さまには、営業時間短縮や出勤者の削減、職場内における感染防止対策の徹底など、緊急事態宣言下における対策へのご協力をお願いします。
新型コロナウイルス対応において、今後はワクチン接種を加速化させ、感染再拡大を未然に防ぐことによって、市民の皆さまの生命や生活の安全・安心を確保することが重要です。
そのために、まず、市民の皆さまが速やかにワクチンを接種できるよう、医療機関のご協力のもと個別接種枠の更なる拡大に努めるとともに、新たな集団接種会場の整備によりワクチン接種能力をより一層向上させるように取り組んでまいります。
さらに今後、65歳未満の方へのワクチン接種について、基礎疾患のある方、保育士や教員などの優先接種の対象者となる方から始め、段階的に拡大していく予定ですが、予約状況に応じて接種券の送付時期や接種開始を前倒しして実施できるように準備を進めていきます。
あわせて、ワクチン接種の更なる加速のため、より多くの企業や事業所などに、職域接種にご協力いただけるよう働きかけていきます。
また、市民が安心してワクチン接種を受けられるよう、必要な情報を適時かつ十分に提供するとともに、ワクチン接種の予約や会場までの移動などに不安や困難を抱える方に対しても、民間企業や医療関係者とも協力して、必要な支援を実施していきます。
今後とも、札幌市としましては、関係機関や北海道とも連携をしながら、感染対策、そしてワクチン接種の加速化にしっかりと取り組んでまいりますので、市民、事業者の皆さまにおかれましては、引き続きのご協力をお願いいたします。
札幌市長 秋元 克広
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.