ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 札幌市長のページ > 秋元市長のサッポロスマイルニュース > 市民の皆さまへ 秋元札幌市長からのメッセージ(令和3年5月2日)感染拡大に伴う皆さまへのお願いについて
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5月2日の新規感染者数は過去最多の246人となり、緊急事態宣言レベルの感染状況となっております。
現下の感染状況と医療提供体制の危機的状況を踏まえ、第13回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、「まん延防止等重点措置」の適用について国に要請するよう北海道に求めることとし、また、重点措置の適用を見据えて、即座に対応できるよう関係部局に指示しました。
人と人との接触を減らすため、市有施設は原則休館するとともに、市有施設におけるライトアップを中止することとし、準備が整い次第、順次、実施します。
加えて、民間事業者に対して、主要な観光施設や繁華街の広告などの消灯へのご協力をお願いさせていただくこととしました。
市内の感染状況については、新規感染者数の増加傾向が続き、5月1日時点の新規感染者数の週平均は124人、10万人当たり44.3人にまで上昇しています。
また、1週間の新規感染者数の合計も、昨年11月以来の1,000人を超える見通しであることから、まさに感染が急拡大している危機的な状況になっています。
入院患者数は、4月30日には即応できる病床数が390床であるところ、過去最大の362人に達しており、札幌市においては医療の非常事態と言っていい状況にあります。
札幌市としましても、緊急的な対応としまして、市立札幌病院の20床を増床したことをはじめ、入院受入医療機関のご協力により、あわせて40床程度を増床して対応することとしました。
今後は、救急搬送される患者の搬送先が決まらず、救急車内で待機する事態を避けるため、一時的に患者を待機させる「入院待機ステーション」の整備を検討するほか、宿泊療養施設でも患者の容態悪化に対応できるよう、看護師の増員や医療資機材の準備など、医療提供体制の強化に向けた整備も進めます。
市内中心部の人流を見ますと、4月24日からのゴールデンウイーク特別対策期間以降、札幌駅、大通駅において一定の減少がみられますが、すすきの駅では微減に留まっています。
また、夜10時時点での比較においては一定の減少がみられているなど、時短要請等の効果が表れているものと考えられますが、第3波が収束に向かい始めた11月下旬の水準には達しておらず、もう一段階の人の動きの抑制が必要と考えております。
市民の皆さまにおかれましては、感染力が強い変異株が広がり、病床も大変ひっ迫している状況を踏まえ、人と人との接触を徹底的に減らすため、不要不急の外出と市外との往来をお控えいただき、5月11日までのゴールデンウイーク特別対策期間中は「ステイホーム」の徹底をお願いいたします。
また、飲食店等、事業者の皆さまにおかれましても、大変なご負担をおかけしていることと承知しておりますが、ご理解とご協力をお願いします。
連休中も医療機関のご協力をいただきながら医療体制等の確保に努めてまいります。
市民の皆さまには体調管理に十分ご留意いただくとともに、体調がすぐれない場合は、無理をせず、救急安心センターさっぽろ「#7119」にご相談いただくか、医療機関に必ず電話をしてから受診していただきますよう、お願いします。
最後に、改めまして、市民、事業者の皆さまにお願いです。
札幌は緊急事態宣言レベルの大変危機的な状況となっております。今は人と人との接触を、徹底的に減らさなければならない局面にありますので、「ステイホーム」の徹底をお願い申し上げます。
札幌市長 秋元 克広
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