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更新日:2021年4月12日

市民の皆さまへ 秋元札幌市長からのメッセージ(令和3年4月12日)
感染拡大防止に向けた皆さまへのお願いについて

市民や事業者の皆さまには、感染対策にご理解・ご協力いただいておりますこと、また医療従事者の皆さまには、長期に渡り、懸命に治療にあたっていただいておりますこと、心より感謝申し上げます。

4月5日、大阪と兵庫、宮城に「まん延防止等重点措置」が適用され、また12日から東京、京都、沖縄においても、同じく重点措置を適用することが決定されました。全国的に感染が拡大しており、昨年11月に発生したいわゆる第3波を上回る第4波の発生に警戒感が強まっています。

そのような中、札幌市においては、北海道が講じた「警戒ステージ4相当」の強い措置のもと、市民の皆さまに、基本的な感染対策の実践に加え、感染リスクを避けられない場合における不要不急の外出と、市外との往来を控えることにご協力いただくことで、急激な感染拡大にならず、何とか踏みとどまっている状況です。
しかし、直近では、変異株の割合が増加しており、その影響による入院患者数の増加が病床をひっ迫していることに加え、重症者数が過去最大値を超える事態となるなど、医療提供体制にかかる負荷や市民の皆さまの健康を脅かすリスクが一層高まってきております。
これらのことから、9日に対策本部会議を開催し、改めて変異株を含めた新型コロナウイルス感染症への対応を下記のとおり指示したところです。

  • 市内の感染状況に応じた情報発信について
    引き続き、変異株症例の分析を進めるとともに、今後も分析結果などの情報を、具体的な事例なども含めて、きめ細かく発信すること
  • 医療提供体制の整備について
    入院受入病床や後方支援病院、医療従事者の拡充などに取り組むとともに、大型連休に向けて医療提供体制の更なる整備に努めること
  • 市有施設における感染防止対策の徹底について
    公園や炊事広場における感染症対策を着実に実施するとともに、他の市有施設においても、利用制限や飲食自粛などについて、柔軟に対応すること

これまでの経験則から、新規感染者の数を見て、危機感を持つことが多いと思いますが、現下の状況は、新規感染者数が示す値以上に厳しい状況にあることをご理解いただきたいと思います。
また、変異株感染者の症例を分析したところ、若年層の重症化リスクが高まっていることや、発熱がないにも関わらず全身の倦怠感を訴える方が多いことなど、従来株とは異なる特徴が分かってきました。

市民の皆さまにおかれましては、

  • いつもと違う、体調が悪いと思ったら、外出を控えてください。
  • お店以外での飲食におきましても、会話の際にはマスクの着用を徹底してください。
  • 発熱がなくても、もしかしたら感染しているかもしれない、という意識で、かかりつけ医や#7119に電話をしてから、早期に受診いただくようお願いします。

最後に、北海道の気温も徐々に高くなってきており、これからの季節は、花見やバーベキューなどを楽しみにされている方も多いと思います。
市中における感染拡大が懸念されていることを踏まえて、特にバーベキューなど大人数で飲食を伴う場面では感染リスクが高まることから、花見期間中の円山公園での火気使用や公園などにおける炊事広場の利用を中止とします。また、豊平川河川敷でのバーベキューの利用も中止とします。

今年の春につきましても、市民の皆さまには、引き続きご負担をお掛けいたしますが、感染拡大防止のために、感染リスクを回避できない場合の不要不急の外出、市外との往来の自粛、日常生活における感染防止対策の徹底についても、改めてご協力をお願いいたします。

札幌市長 秋元 克広