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更新日:2023年9月22日

新型コロナワクチンの副反応について

ワクチンの副反応について

副反応の症状

  • 主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱などであり、自ら症状を訴えることができない生後6か月~1歳のお子様の場合は、易刺激性(機嫌が悪い)や食欲減退、傾眠傾向(眠たくなる様子)などがあります。これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復していきますが、症状が長引くことがあれば医療機関を受診してください。
  • まれに重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーが起こる可能性があります。接種会場では、万が一アナフィラキシー等が起こった場合にもすぐに必要な対応がとれる体制を整えています。
  • ごくまれではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後、4日以内に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら(生後6か月~4歳のお子様の場合、胸の痛みを訴える、息苦しそうにしているなどの症状がみられたり、食欲や活気がない等が続くようであれば)、すみやかに医療機関を受診してください。
  • ごくまれではあるものの、mRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社)接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら(生後6か月~4歳のお子様の場合、手足を動かさない、力が入らない等の症状が見られる、食欲や活気がない等が続くようであれば)、すみやかに医療機関を受診してください。
  • mRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社)は、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状がある場合は、接種医またはかかりつけ医などに相談してください。

副反応の症状が出たときの対応

ワクチン接種後の発熱や痛みに対しては、医師が処方する薬以外にも、市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン等)※)で対応いただくことができます。また、発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。なお、症状が特に重かったり、長引くなどがあれば、接種医、かかりつけ医などの身近な医療機関への受診をご検討ください。

※製品ごとに対象年齢等が異なりますので、対象をご確認のうえご使用ください。

関連リンク・参考資料

関連リンク

参考資料(令和5年9月15日更新)

 

接種後の副反応を疑う症状に対応する相談・診療体制について

相談窓口

北海道新型コロナウイルスワクチン接種相談センターにご相談ください。

ワクチンの副反応等に関する相談、副反応発生時の受診に関するアドバイス、ワクチンの有効性・安全性に関する情報提供などを行っています。

  • 電話番号:0120-306-154(フリーダイヤル)
  • FAX:011-799-0338
  • 受付時間:9時00分~17時30分(土曜日・日曜日・祝日も受付)

※相談のための専用ダイヤルです。接種予約などには対応していませんのでご注意ください。

診療体制

  1. 副反応等を疑う症状がみられた場合は、まずは身近な医療機関(接種を受けた医療機関やかかりつけ医等)を受診してください(※)。
  2. 身近な医療機関において、専門的な対応が必要であると判断した場合には、当該医療機関から、専門的な医療機関を紹介します。

※身近な医療機関がない場合は、「副反応を疑う症状に対する診療受け入れ医療機関リスト」より医療機関をお探しください。

 副反応を疑う症状に対する診療受け入れ医療機関リスト

医療機関リスト

※ 2023年9月20日更新

注意事項

  • 副反応等を疑う症状に対する診療受け入れ可能な医療機関のうち、ホームページ公表に同意のあった医療機関一覧を掲載しています。
  • 医療機関によっては受診時に予約や事前連絡が必要な場合があるため、医療機関リストにある「患者受け入れに当たっての条件等」、「予約の要否」の項目を必ずご確認ください。
  • 医療機関の混雑状況によっては、すぐに受診できない場合も考えられますので、あらかじめご了承ください。
  • 通常の保険診療となりますので、受診の際は保険証をご持参ください。
  • 患者様の年齢、容態に応じて別の医療機関を案内される場合があります。
  • 症状に応じた診療科目の受診をお願いします。

副反応疑い報告について

厚生労働省では、ワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集した報告は厚生労働省の審議会で専門家による評価を行っており、こうした結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供などを行っています。

副反応疑い報告では、ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。透明性の向上等のため、こうした事例も含め、報告のあった事例を公表しています。

詳しくは厚生労働省のホームページ(新型コロナワクチンの副反応疑い報告について)をご覧ください。

ワクチン接種後に生じる様々な事象について

※報告は、予防接種後に現れた症状を報告するものであり、予防接種との因果関係や予防接種健康被害救済制度と直接結びつくものではありません。

厚生労働省から札幌市に情報提供があった副反応疑い報告件数(令和5年8月末時点)

札幌市の総接種回数(令和5年8月末時点)

6,219,770回
札幌市に情報提供された副反応疑い報告 報告件数

(参考)報告頻度

(1万回あたり)

380件

0.61件

(1)上記報告のうち症状の程度が重くないもの 292件

0.47件

(2)上記報告のうち症状の程度が重いもの 88件 0.14件

副反応疑い報告のあった症状の程度と治療後の経過や結果(札幌市・年代別)

症状の程度050914-4

※ 医療機関から報告のあった当時の状況です。

なお、全国の報告数等については、厚生労働省のホームページ(厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会))をご覧ください。

健康被害救済制度について

予防接種では健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、発生をなくすことができないことから救済制度が設けられています。

新型コロナワクチンの予防接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金の給付等)が受けられる場合があります。

制度の詳細や申請件数などは、新型コロナウイルスワクチン接種に伴う健康被害救済制度についてのページでご確認ください。

 

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