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更新日:2021年5月5日

札幌市医療非常事態宣言(令和3年5月5日)

全文

札幌市における新型コロナウイルス感染症患者の急増によって、入院患者が過去最多となっています。そのため、入院が必要な方であっても市内の医療機関では受入先がなく、市外の医療機関への搬送をお願いするなどの対応を行わざるを得ない状況です。
このままでは、入院ができず自宅等で待機する患者の方々が数多く発生し、入院を待つ間に亡くなる最悪の事態も発生するのではないかと危惧しています

札幌市内では、市民の皆様の命が危険にさらされており、医療の非常事態と言っていい状況です。札幌市の医療体制は、もう限界です。

 

医療体制の崩壊を防ぎ、市民の皆様の命を守るため、ここに「札幌市医療非常事態宣言」を発令します。

 

市民の皆様には引き続き、マスク着用や消毒、ソーシャルディスタンスといった基本的な感染対策をお願いするとともに、これ以上の感染拡大を抑えるため、できる限り外出を控えることの徹底や感染リスクを低減する行動の実践に、何卒ご協力をお願いいたします。
感染拡大はこれまでになく急激で大変厳しい状況にありますが、市民生活を守り抜くため、関係団体が緊密に連携し、一丸となって全力で取り組んでまいります。

  1. 札幌市内における外出や往来をできる限り避けてください
    ・札幌市内においては外出を控えるとともに、札幌市との往来をできる限り控えるよう、お願いします。具体的には、医療機関への通院、食料・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要な場合を除き、外出や往来を控えてください。
    ・体調が悪いときには、外出を控えるよう、お願いするとともに、重症化リスクの高い方と接する際には、リスク回避行動の徹底をお願いします。
  2. 飲食の場面における感染リスクを低減する行動を実践してください
    ・飲食の場面では、飛沫飛散などから感染リスクが高くなるとされています。周囲の人に感染させないためにも、食事は「黙食」で、4人以内など少人数とし、長時間、深酒、大声を避け、特に、会食の際にはマスクを着用するという感染リスクを低減する行動の実践をお願いします。
    ・特に札幌市内においては、できる限り同居していない方との飲食は控えてください。

令和3年(2021年)5月5日

札幌市長 秋元 克広
北海道知事 鈴木 直道
札幌市医師会会長 松家 治道
北海道医師会会長 長瀬 清
北海道病院協会理事長 中村 博彦
全日本病院協会北海道支部長 徳田 禎久
日本病院会北海道ブロック支部長 田中 繁道
日本社会医療法人協議会北海道支部長 西澤 寛俊
北海道看護協会会長 上田 順子

 札幌市医療非常事態宣言(PDF:162KB)

 

概要版

 札幌市医療非常事態宣言(PDF:37KB)

 

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