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ホーム > 動物紹介 > は虫類・両生類館 > ヒラセガメの孵化に成功しました

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更新日:2015年10月30日

ヒラセガメの孵化に成功しました

子カメ

今回生まれた仔ガメ。まだ4cmくらいしかありません。

  2015年10月21日、ムオヒラセガメの孵化に成功しました。

 国内での飼育下繁殖例は一般の愛好家で数例があるのみで、動物園水族館では初の事例です。

 ムオヒラセガメはヒラセガメの基亜種で、中国南部、ベトナムの一部、ミャンマー、インドのアッサム地方に分布している甲長20cm程度の中型のカメです。名前の通り平たく角ばった甲羅と長い四肢が特徴で、孵化した仔ガメは赤みを帯びた美しい体色をしています。

 野生での生態はあまり知られていませんが、陸棲で湿った森林内に生息し、昆虫やミミズ、果物などを食べている雑食性の種であるとされています。近年は、生息地の環境悪化や縮小、また食用薬用などによる乱獲により個体数は減少しており、IUCNレッドリストでは絶滅危惧種に指定、ワシントン条約では付属書Ⅱ類に掲載され国際取引が規制されています。

 円山動物園では繁殖を目的に成体オス1匹メス3匹をセンターラボ内で飼育していますが、飼育自体は一般的に困難である場合が多く、環境に適応するまでは細かいケアを必要とします。

 繁殖には年間を通して、日長時間、気温、湿度などの環境変化を提供しメスの発情を誘発させることが必要であり、円山動物園ではタイマーを使った日長管理、冬は冷暗室で2ヶ月の冬眠を行うなどして、発情の誘起に成功しました。

 その後4月に雌雄のペアリングを実施し、6月~7月上旬にかけメス3個体が計9個産卵しました。そのうち7つが有精卵で、温度・湿度を管理した孵化器内で管理していたところ、今月21日に1匹目、25日に2匹目が無事に孵化しました。残り5卵も間もなく孵化する予定です。

 仔ガメは現在センターラボ内にて管理しており、来園者も見学できるようになっています。

 美しく貴重なムオヒラセガメの仔を見に、ぜひ爬虫類両生類館にお越しください。

 

【仔カメの情報】

  甲長約4㎝、体重約14g

 

【親個体の情報】

  2010年6月より飼育開始。

  雌雄とも甲長約20cm、体重700g

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428