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更新日:2014年9月28日

ブチハイエナの性別の訂正について

カムトリ

ブチハイエナ「カムトリ」

 

当園で飼育するブチハイエナのカミ(メス)とカムトリ(オス)について、繁殖を目指して同居を試みておりましたが、闘争が多く繁殖行動に至らないことから、麻酔下で性別検査を実施した結果、カミ、カムトリともにオスであることが判明いたしましたのでお知らせいたします。

 今後は、ブチハイエナの雌を導入し、カミまたはカムトリとの繁殖を目指す予定です。

                   

●経緯 

二頭のブチハイエナは平成22年10月6日に、韓国大田広域市と札幌市の姉妹都市提携を記念して、大田O-Worldとの動物交換により、雌雄ペアとして当園に来園しました。

繁殖を目指して二頭の同居を何度も試みましたが、闘争をすることが多く、繁殖行動には至りませんでした。

また、雌のカミは性成熟年齢に達した後も発情兆候が見られないことから、カミが雄である可能性が生じたため、麻酔下で超音波画像検査、内分泌学的検査等の性別検査を実施した結果、二頭ともオスであることが判明いたしました。

なお、韓国からの導入は、国内の新たな血統となり大変有意義なものですので、将来的にはメスを導入し、繁殖を目指す予定です。

 

●ブチハイエナの雌雄判別について

ブチハイエナは雌雄の外部生殖器が類似しているため、外見上からは雌雄の判別は非常に困難な動物です。ブチハイエナの雄は多くの哺乳動物と同様に下腹部に陰茎及び陰嚢が見られますが、雌の下腹部にも雄の陰茎に大きさや形が類似した陰核と偽陰嚢(内部に脂肪塊が入った陰嚢様器官)を持ち、排尿や分娩も陰核を通して行われるため、他の動物のように外見や排尿部位による判別はできません。

そのため、当園では北海道大学大学院獣医学研究科繁殖学教室の協力により、内部生殖器の超音波画像検査、性ホルモン測定による内分泌学的検査、肉眼的検査、触診、カテーテルによる採精試験を実施し、総合的に二頭とも雄であると判定されました。

 

 

※参考情報

●個体情報

「カムトリ」    オス 2008年3月8日 韓国大田広域市O-World生まれ(父:オルパンイ、母:ハイ)

「カミ」 オス 2009年9月3日 韓国大田広域市O-World生まれ(父:チョムパギ、母:カムスミ)

 

●動物情報

種名:ブチハイエナ  英名:Spotted  Hyena   学名:Crocuta crocuta  

分類:食肉目(ネコ目)ハイエナ科

特徴:体長95-165cm、尾長25-36cm、体高70-90cm。体重40-86kg。

ハイエナ科では最大種でオスよりもメスの方が大きい。アフリカ大陸のサバンナなどの草原に生息する夜行性の動物で、単独やつがいで行動する場合もあれば、数十頭から成る群れを形成することもあります。黄褐色の地色に濃褐色から黒の斑紋が不規則に入り、「ブチハイエナ」の名の由来となっています。食性は肉食で、一般的に他の動物の食べ残しを主食としているような印象がありますが、実際は逆に自身で狩りをしてとらえた動物を主食としています。外見は犬に似ていますが、ハイエナ科という犬とは別の生き物で、腰の落ちた独特の体型をしています。

 国内飼育頭数:7園 16頭  (オス 10頭  メス 6頭) 

※平成26年9月25日現在 (公社)日本動物園水族館協会加盟園館飼育数

カミ

ブチハイエナ「カミ」

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