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8頭のスローロリスが仲間入りしました

本来なら東南アジアの森で一生を終えるはずだったロリスたち。
これからは円山動物園で平和に暮らしていきます。
去る9月12日、スローロリスが円山動物園にやって来ました。東南アジアの熱帯雨林で捕獲されて日本に持ち込まれ、ワシントン条約違反により税関で保護されたものです。今回、経済産業省から(社)日本動物園水族館協会を通じて、当園がこのロリスたちの飼育を委託されました。
検疫や展示場の準備のため一ヶ月を要しましたが、ようやく一般公開が始まります。
8頭のロリスたちはエサもしっかり食べており、新しい環境にも慣れたようです。樹上をゆっくりと移動する様子や、大きな丸い目には独特の魅力があり、目が離せなくなってしまいます。
新たな動物の仲間入りは喜ばしいことではあるのですが、そのことの裏にある意味、彼らが当園で暮らすことになった理由についても思いを馳せていただけると幸いです。
【公開日時】10月20日(土)
【展示場所】カンガルー館 夜行性動物の部屋
<スローロリス> 霊長目、ロリス科
バングラデシュからベトナム、マレーシア、スマトラ、ジャワを経てボルネオまでの東南アジアに分布。
原猿の仲間で、ゆっくりとした動きと大きな目が特徴的。体長25cm、体重600g前後。
果実や種子、虫などを食べ、夜行性で、樹上での単独生活を営みます。目立たないようにゆっくり動くことで身を守るようになったといわれています。
漢方薬の材料や、食肉用、ペットとしての需要があるために密猟され、さらに森林伐採により生息地を奪われ、その数を減らし続けており、今年9月にワシントン条約附属表I類に移行しました。
※ワシントン条約 付属書I類
絶滅のおそれのある種で、最高レベルの保護をされている。
各国の政府の許可証がない限り、国際的な取引が禁止されている。
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