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レッサーパンダのココ 待望の双子の赤ちゃん誕生 |
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カンガルー館の人気者レッサーパンダのココちゃん(メス4歳)が7月10日(土曜日)に待望の双子の赤ちゃんを出産いたしました。 昨年、難産のため赤ちゃんが亡くなってから丸1年。少しでも良い出産環境を作れるよう、6月末よりカンガルー館を閉鎖し、出産に備えておりましたところ、7月10日朝からココちゃんの繁殖行動(産箱に入ったり出たりする行動)が顕著になり、同日21時頃1頭目を出産し、その1時間後に2頭目を出産いたしました。 出産直後は少し戸惑っていたココちゃんも、すぐに赤ちゃんのグルーミングを始めるなどすっかりお母さんらしくなりました。 現在、ココちゃんは産箱内で育児中ですので、赤ちゃんを直接観察することはできませんが、鳴き声からは元気に育っていることが窺えます。 現時点では育児環境保護のため、カンガルー館の閉鎖を継続しており、お父さんの「セイタ」も含めて公開しておりませんが、この後、赤ちゃんが順調に成育いたしましたら、8月下旬を目途に一般公開を予定しておりますので、もうしばらくお待ちください。
【個体情報】 分類:食肉目 アライグマ科 分布:ヒマラヤ南部と中国南部の山地や森林形態:頭は丸く、尖った耳と太く長い尾を持っており、尾には淡い褐色のリング模様があります。腹側は黒い毛で覆われており、樹上にいるとこの部分が保護色になり、地上の肉食獣に見つかりにくくなるといわれています。体長は60cm前後、体重は4~7kgです。雑食性ではありますが、孟宗竹(もうそうちく、竹の一種)のタケノコや柔らかい葉を好みます。他にはドングリ、キノコ、木の根、まれに小動物や鳥、卵を食べます。円山動物園では葉を食べる動物のためのペレット、果物(リンゴ、オレンジ、バナナ)、野菜(ニンジン・サツマイモ)、牛乳、孟宗竹を食べ易いように加工して与えています。動作はあまり俊敏ではないのですが、木登りが得意で、樹上で休息することが多く、木から木へと移動することもあります。基本的に単独性で、早朝と夕方によく活動し、日中はひなたで眠っていることが多いようです。ネパールレッサーパンダとシセンレッサーパンダの2亜種がおり、日本で飼育されているものは概ねシセンレッサーパンダです。 |
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