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円山動物園には現在、メスの「ララ」、オスの「デナリ」、豊橋総合動植物公園から来たメスの「キャンディ」の3頭のホッキョクグマが暮らしています。
飼育下での繁殖が難しく、なおかつ野生下でも環境の悪化によりその数を減らし続けるホッキョクグマですが、ここ円山動物園では2003年、2005年、2008年、2010年に赤ちゃんが誕生しています。
大勢の人々に待ち望まれ、祝福されてデナリとララの間に生まれた子供たち「ツヨシ」と「ピリカ」、「イコロとキロル」、「アイラ」は元気に育ち、将来の繁殖を目指して他園に転出しました。
子供たちは巣立った先の動物園でも愛され、彼らを通して地球環境について考えるようになった方もいるそうです。
地球の平均気温の上昇や、極地へと集まる有害化学物質の影響を受け易いホッキョクグマは、我々人間に警鐘を鳴らす存在でもあります。
世界中の動物園でも年に数頭しか成功しないホッキョクグマの自然繁殖。
2000年以降、国内で唯一ホッキョクグマの自然繁殖に成功しているのが円山動物園です。
そして、デナリとララのペアには今後も期待が持てます。
ララとその子供たちは私たち人間にどんなメッセージを伝えてくれるのでしょうか。
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ララ(メス) 生年月日1994年11月20日・大分県別府市生まれ 1996年来園 やや丸顔の美女です。 デナリとの間にもうけた4頭のこども「ツヨシ」と「ピリカ」、「イコロ」と「キロル」を立派に産み育てた経験があります。 頭がよくて警戒心が強く、気性は荒いです。 飼育担当者いわく、ホッキョクグマのメスはそういった性格の方が子供を産み育てるのに適しているのかもしれない、とのことです。 ちなみに、ララと旭山動物園のルルは双子の姉妹です。 |
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デナリ(オス) 生年月日1993年11月9日・アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ生まれ 1995年来園 面長で一番体が大きく、天衣無縫で少々子供っぽい性格です。ララやサツキほど飼育担当者に対して警戒心をあらわにせず、親しみやすいところがあります。 ホッキョクグマのオスは子供に危害を加えるため、妊娠から出産、子育ての期間はララと子供たちとは別居させています。 他の施設のホッキョクグマの中には、メスと仲が悪かったり、メスに拒絶されて交尾に至れないオスもいるそうです。出産・育児の実績のあるララばかりが賞賛される傾向がありますが、ララと仲睦まじくできて子供を作ることが出来るデナリもまた偉大なのです。 「デナリ」とは北米最高峰のマッキンリー山のことで、先住民の言葉で「偉大なるもの」を意味します。 |
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ツヨシ(メス) ※2005年1月22日釧路市動物園へ旅立ちました 生年月日2003年12月11日・円山動物園生まれ ララとデナリの間で、無事に育った初めてのこどもです。 ララの愛情をたっぷり受けて元気に成長しました。 円山動物園では18年ぶりとなるホッキョクグマの誕生で、多くの市民の皆様に愛されてきました。 現在は釧路市動物園で繁殖を目指しています。
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ピリカ(メス) ※2011年3月2日旭山動物園へ旅立ちました 生年月日2005年12月15日・円山動物園生まれ |
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さつき(メス) ※ただいま旭山動物園に出張中 生年月日1991年11月14日・アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド生まれ・1992年におびひろ動物園へ。 2007年に来園 2010年2月に旭山動物園へ貸出。 大人のホッキョクグマの中ではもっとも小柄でおとなしいですが、たまに気性の荒い面も見せます。 やや幼いところもあって、プールで遊ぶことを好んでおり、道具を使って水の中で激しく遊ぶ姿は見ていて飽きません。 時折あまりに激しすぎる遊び方をし、その振る舞いは「さつき祭り」と称されます。 |
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イコロとキロル(写真は左がキロル、右がイコロ。どちらもオス) ※イコロはおびひろ動物園、キロルは浜松市動物園に預託中 キロルは2011年3月に浜松市動物園へ移動します。 |
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キャンディ(メス) 1992年11月2日 ドイツ・ヴッパータル動物園生まれ 1994年5月22日 豊橋総合動植物公園へ移動 2011年3月8日にオスの「デナリ」との繁殖を目指し円山動物園へやってきました。 2012年にはデナリとの間に交尾が確認され赤ちゃんの誕生に期待が持てます。 |
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アイラ(メス) ※おびひろ動物園に預託中 生年月日2010年12月25日 円山動物園生まれ デナリとララの間に生まれた子です。 好奇心旺盛で、お転婆な女の子。これからの成長が楽しみです。 |
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昭和38年(1963年)よりホッキョクグマの飼育を開始
昭和60年(1985年)12月21日 ポール(♂)とシロ(♀)の間にポロ(♂)誕生
平成7年(1995年)5月 アメリカ合衆国ユタ州からデナリ転入
平成8年(1996年)5月 大分県からララ転入
平成12年(2000年)12月16日 ララ出産/産子数1(死亡)
平成13年(2001年)12月21日 ララ出産/産子数2(死亡)
平成14年(2002年)12月15日 ララ出産/産子数2(死亡)
平成15年(2003年)11月 ララ妊娠の兆候あり。これまでの失敗を踏まえ、世界の熊館を全面閉鎖
平成15年(2003年)12月11日 ララ出産/産子数2(ツヨシ、一頭死亡)
平成16年(2004年)3月19日 ツヨシの一般公開
平成17年(2005年)1月22日 ツヨシ、釧路市動物園へ転出
平成17年(2005年)11月 ララ妊娠の兆候あり。世界の熊館全面閉鎖
平成17年(2005年)12月15日 ララ出産/産子数1(ピリカ)
平成18年(2006年)4月1日 ピリカの一般公開
平成19年(2007年)2月2日 ピリカ、おびひろ動物園へ転出
平成19年(2007年)7月 メスのさつきがおびひろ動物園から転入
平成19年(2007年)11月 ララ妊娠の兆候あり。世界の熊館全面閉鎖
平成19年(2007年)12月? ララ出産/産子数不明(死亡)
平成20年(2008年)1月 世界の熊館の観覧を再開
平成20年(2008年)2月 デナリとララの同居再開
平成20年(2008年)3月~4月 デナリとララ繁殖期
平成20年(2008年)5月 デナリ・ララ別居、デナリ・さつきお見合い開始
平成20年(2008年)5月 デナリ・さつき同居開始
平成20年(2008年)8月 さつきに発情みられずデナリ・さつき別居
平成20年(2008年)11月 ララを産室に収容(11日)、世界の熊館閉鎖(17日)
平成20年(2008年)12月9日 ララ出産/産子数2(イコロ・キロル)
平成21年(2009年)3月20日 イコロ・キロルの一般公開
平成21年(2009年)3月31日 デナリを釧路市動物園に貸出
平成22年(2010年)2月9日 さつきを旭川市旭山動物園へ貸出
平成22年(2010年)2月21日 イコロとキロル、おびひろ動物園へ一時的な預託契約として転出
平成22年(2010年)2月22日 ピリカがおびひろ動物園より一時的な預託契約として転入
平成22年(2010年)3月4日 釧路市動物園よりデナリ帰還、同月6日よりララと同居再開
平成22年(2010年)5月7日 デナリ・ララ別居
平成22年(2010年)11月21日 ララを産室に収容。世界の熊館閉鎖(24日)
平成22年(2010年)12月25日 ララ出産/産子数1(アイラ)
平成23年(2011年)3月2日 ピリカ、旭山動物園へ移動
平成23年(2011年)3月8日 キャンディが豊橋総合動植物公園より来園
平成23年(2011年)3月18日 キャンディ・デナリ 同居開始
平成23年(2011年)4月1日 アイラの一般公開
平成23年(2011年)6月25日 キャンディ・デナリ別居
平成24年(2012年)2月20日 アイラ、おびひろ動物園へ移動
平成24年(2012年)3月17日 ララ・デナリ同居
平成24年(2012年)3月25日 キャンディ・デナリ同居(発情の状態を見ながデナリの同居先を変更)
平成24年(2012年)4月27日 ララ・キャンディ・デナリ別居
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ツヨシ (メス) |
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ピリカ (メス) ツヨシと同じくデナリとララの子で、2005年12月15日生まれ。 母親似で頭がよく、可愛らしい顔立ちです。 ここには幼少期の記録を掲載しています。 ピリカの思い出 |
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