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更新日:2015年7月15日

2011年 夜の動物園で、ゆっくりと過ごす

夜の動物園で、ゆっくりと過ごす 「円山ZOO LOHASナイト」で参加者と動物園スタッフのつかんだものは

 先週末、円山動物園で、いい夜の企画があった。よく晴れて、この時期としては気温も高く、過ごしやすい静かな夜。動物園の入り口で出迎 えられた客たちは、まず、ソムリエたちから、グラスを手渡され、スパークリングワインを注がれた。園長以下、動物園のスタッフが出迎える。役割分担で、普段作業着の飼育員がスーツ姿でおもてなしというのもカッコいい。

 キーボードが奏でる音楽とカンガルーを見ながら、ワインを傾け、フクロウ、ミミズクの前でフルートの曲が流れる。猿山を眺めるときには、空は夕焼け。サル達もまどろんでいる。しばらくすると、大倉山ジャンプ競技場のライトアップが闇に浮かび上がる。円山原生林から吹く心地よい風と闇に包まれるころに、猿山のレストハウスで、北海道内の素材でできたディナーにワイン。アイリッシュハープの演奏が続く。世界的に例がない、 動物園で繁殖に成功したモモイロインコなどが、「レストラン」で披露される。

 野生動物、特に絶滅危惧種を動物園が、繁殖保存する機能を持つこと、その動物たちがメッセンジャーとなって、地球環境を大事にする考え方を広げることなど、楽しくスタッフが説明をする。普段、ヒゲの猿山担当のお兄さんもヒゲを剃って、ご案内。郷愁をそそる静かなハープの音のなか「あの子はチョウコです。それは、娘のチョウヨ。メスの名前の付け方は、頭に親の名前一部。最後に、その年生まれで統一して、○○ヨとか、○○コとかつけていくんです」低く、優しい声が響く。ガラス越し、10センチ先にいる猿たちをみながら、「だんだん、個体の識別がつくようになりますよ」。「ほんとうだ、みんな顔が違う」。会話が延々と続いていく。

 レストランを出るときには、虫除けスプレーとランタンが渡される動物園の気配り。海獣のプールはブルーにライトアップ。そこを優雅にアザラシが泳ぐ。まるでバイオリンの音色に合わせているようだ。普段エサやりで人慣れしているため、観客の前に首を出したり、場を沸かせていた。演奏の間、ずっとスタッフが、楽譜を小さなライトで照らしている。シロフクロウを左手に載せて、触わらせてもらったり、記念撮影をしたり。参加者はなかなか帰れない楽しい、静かな夜。

 「本当に贅沢だ。すばらしい思いをさせてもらった」、「円山動物園の努力はすばらしい」、「参加費は安すぎる」などの賛辞が、私のところにも聞こえてきた。残業が続く、スタッフに聞くと「やりがいがある」、「喜んでもらえて嬉しい。動物を飼うだけが僕達の仕事ではないと思っています」と応えが返ってくる。

 LOHASは、Lifestyles of Health and Sustainabilityの頭文字。直訳すれば、健康と持続性の生き方。アメリカのコロラド州で、90年代に生まれた経済活動の思想を表す言葉だそうだ。この企画に際して、円山動物園事務係長の北川憲司さんは「環境に関心の高い大人たちに、地産地消のメニューと音楽でゆったりと楽しみながら、人と動物と環境の関わり方を考えていただける機会」とメッセージをくれている。

(2006年8月28日・杉山幹夫)

画像:サル山のレストハウス
闇の中に、猿山レストハウスの明かりがくっきりと浮かび上がる。食後、1階でハープの演奏。この日のレストランとなった2階では、モモイロインコの説明が続く。エサやりのタイミングが絶妙にコントロールされ、サルが自然に集まる。

画像:アザラシ
プールのライトが観客の気分をさらに豊かにする。ここで、参加者同士の会話が弾んだ。

画像:シロフクロウ
作業着をスーツに着替えた飼育員。鷹匠の資格を持つ猛禽類のエキスパートだ。


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札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428