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ホーム > 動物紹介 > 飼育員のおはなし > No14.国内2番目の長寿アジアゾウの花子59歳

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更新日:2011年2月24日

No14.国内2番目の長寿アジアゾウの花子59歳

マルッとまるごと円山動物園-札幌タイムス掲載記事

国内2番目の長寿アジアゾウの花子59歳

ゾウの花子は59歳。よく「人間で言うと何歳くらい?」って聞かれるけど、ゾウの最高年齢は87歳っていうから、人間とあまり変わらないと思いますよ。
花子は国内で2番目に長寿のアジアゾウです。ゾウは暖かいところの生物ですから、冬になると暖房に張り付いているんですよ。屋内のヒートパネルの柵は花子が体をこすりつけて塗装が剥げているんですよ。
私がゾウの担当になったのは8年前。そのときはメスのリリーと花子の2頭がいました。担当になっても、すぐには慣れません。私の事を警戒して、なかなか近くに寄らせてもらえませんでした。私が担当になってすぐ、リリーが足の病気になってしまいました。近くに寄ることを許してくれなかったので、遠くから噴霧器で足に消毒剤を吹きかけるのですが、痛くて嫌がっていましたね。心を許してもらうことが出来ず、最後まで十分な治療が出来ないまま、1999年にリリーは亡くなってしまいました。
花子も、慣れるまで2年ほどかかりましたが、今では近くに寄れるほど仲良くなりました。
2週間に1度、足の爪を切らせてもらいます。最初の頃は嫌がっていたのですが、今はきちんと切らせてくれますね。ゾウの爪は園芸用のはさみやペンチ、やっとこなどの工具で切りますが、花子は慣れたもので、台の上に足を置いて切らせてくれるんですよ。
花子は高齢なので、健康管理には充分気をつけています。普段食べるものは青草80kgににんじんやリンゴ20kgに、滋養強壮剤や高価なビタミン剤を混ぜて与えています。
2-3ヵ月に一度、食欲不振になり、普段は残さず食べるエサを残したりするときがあるのです。そういうときは、円山ゾウ飼育員秘伝の特製黒砂糖入りみそ汁を与えると、あら不思議、喜んで飲むんですよ。人肌くらいの温度なので体も温まって、調子を取り戻すんじゃないかな?
花子はメスですが、見えないところに10cm程度の牙が生えていました。それが老朽して折れてしまい、ささくれ立った根本が、象牙の生えていた穴の中を傷つけ現在も化膿しています。毎日毎日消毒するのも健康管理の一つ。
ゾウの歯は上下左右に1本ずつ、30cmくらいのフランスパンのような歯が4本ついていて、表面の凹凸をすりこぎのように使い食べます。最近その歯が5cmほど欠け落ちていました。口の中が見えないので、どの歯が欠けたのかわかりませんが、入れ歯などの代用品がないので、すべて歯が無くならないか心配です。
※取材対応:アジアゾウ担当

以上は平成17年5月~9月まで毎週木曜日に連載された、札幌タイムス「マルッとまるごと円山動物園」8月4日号の記事で、許可を頂き掲載しています。

飼育係のおはなしへ

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428