• ホーム
  • 総合案内
  • 施設案内
  • 動物紹介
  • イベント情報
  • ドキドキ体験
  • 環境を学ぼう

ホーム > 動物紹介 > 総合水鳥舎 > タンチョウ > 臨時休園特別動画「今日の円山動物園」追加情報【タンチョウ】

ここから本文です。

更新日:2020年3月23日

臨時休園特別動画「今日の円山動物園」追加情報【タンチョウ】

札幌市円山動物園は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための外出自粛を目的として、2020年3月1日から3月31日まで臨時休園となっています。
期間中、皆さまに休園中の動物の様子を少しでもご覧いただけるようTwitterで毎日動画「今日の円山動物園」を配信しています。このページでは、配信した動画に映っている動物について紹介します。
Twitterと共にチェックしてみてください。

今回は、3月22日の動画に登場したタンチョウについてご紹介します。

redcrownedcrane01

タンチョウは北海道東部を中心に生息しており、1967年に国の特別天然記念物に指定された日本で最大級の野鳥です。頭頂部が赤いことから「丹頂」と名付けられたと考えられ、アイヌ語では「サロルンカムイ(葦原の神)」と呼ばれています。タンチョウは江戸時代には日本各地に生息していましたが、乱獲や開発に伴う生息地である湿原の減少により個体数が激減し、20世紀初頭には絶滅したのではないかと言われていました。しかし、1920年代に少数が北海道東部に生存することが報告され、保護増殖事業によりタンチョウの保全が行われた結果、現在は約1800羽まで回復しています。そのため、タンチョウは環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、ワシントン条約では付属書Ⅰに分類されています。

redcronwedcrane02

一夫一妻制で、つがいとなった場合は一生離れず、もし一方が死んだ場合は単独で生活します。タンチョウは2月頃に求愛行動を行いつがいになり、3月頃に産卵します。鳥類では、ふ化時の雛の発育段階は鳥類研究者により6つに区分されており、ツル類はふ化時の雛は巣から離れて、親と行動を共にする「早成性」とされています。ツルの雛はふ化後すぐに自分で食物を食べることはできますが、自分で食物を見つけることが難しいため、親鳥に助けてもらいます。しかし、ふ化して翌年には親鳥が幼鳥を追い払い、子別れをします。幼鳥は生後100日前後で飛べるようになり、湿原や人里付近で食物を探します。

redcrownedcrane03        redcrownedcrane04

タンチョウは木に止まることができませんが、タンチョウの足指は長く、体重を分散させることができ、湿原の様な柔らかい地面を移動することができます。加えて、ツル類の足には主に冬や眠っているときに働く、特徴的な機能があります。一般的に鳥の眠り方は腹を地面か止まり木につけ、首を背中に埋めて眠りますが、タンチョウの主な生息地は湿原や水辺であるため、腹を地面につけて寝てしまうと体温を奪われてしまうので、タンチョウは片足で立ち、首を背に埋めて眠ります。足からは体温を奪われてしまいそうですが、身体を支える足の付け根で、足先から冷やされて帰った静脈血が、体内から送られてきた熱い動脈血の熱を奪い、温められて体内に戻っていくため、雪や水などに奪われる体温を抑えることができます。

今後も皆さまに動物達の元気な姿を伝えていきますので、開園までしばらくお待ちください。

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428