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ホーム > 動物紹介 > 類人猿館 > シロテテナガザル > 臨時休園特別動画「今日の円山動物園」追加情報【シロテテナガザル】

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更新日:2020年3月14日

臨時休園特別動画「今日の円山動物園」追加情報【シロテテナガザル】

札幌市円山動物園は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための外出自粛を目的として、2020年3月1日から3月19日まで臨時休園となっています。
期間中、皆さまに休園中の動物の様子を少しでもご覧いただけるようTwitterで毎日動画「今日の円山動物園」を配信しています。このページでは、配信した動画に映っている動物について紹介します。
Twitterと共にチェックしてみてください。

今回は、3月13日の動画に登場したシロテテナガザルについてご紹介いたします。

シロテ

シロテテナガザルは東南アジアの熱帯雨林に生息するサル目テナガザル科の動物です。名前のとおり、体に対して異様に長い手を持っています。この長い腕は、樹上で生活をするテナガザルが枝から枝へと移動していくのに役立ちます。

シロテテナガザルを含むテナガザル類は長い指で枝を握ってぶら下がり、体を振り子のように振って枝を渡っていく腕渡り(ブラキエーション)が主な移動手段です。この腕渡りでのシロテテナガザルの移動速度は秒速10m以上にもなると言われています。また、移動は前方向だけでなく、上下左右と自由に方向を変えることもできます。

しかし、地面を歩くのは苦手であまり地上には下りません。

ブラーン

野生のシロテテナガザルの群れは1組のつがいとその子どもたちからなる家族単位の群れで、つがいは生涯同じ相手です。円山動物園では父コタロー、母アイ、息子そらの3頭家族で暮らしています。

動画で小さく聞こえていたのがシロテテナガザルの鳴き声です。動画では囁くような小ささでしたが、大きく伸びる声で歌うようにも鳴きます。

テナガザルはオスとメスで複雑なデュエットをして互いの絆を深めます。この「求愛の歌」はメスがリードし、間にオスの歌が差し挟まれるのですが、この歌声は2km先まで聞こえるのだそうです。その他、自身の縄張りを示すためや、仲間に危険を知らせるためにも大きな鳴き声を使います。

  テナガザルの仲間は地域によってさまざまな種類に分かれていて、その歌も種類によって歌の流れ(メロディーパターン)が決まっています。進化の過程で種が分かれていく中で、歌い方にも違いが出てきたものと考えらえています。

テナガザル類の音声の出し方は人間のソプラノ歌手と同じであることがわかっており、見晴らしの悪い生息環境で遠くの個体とコミュニケーションを取る必要性があったためによく通る声の出し方を習得する必要があったのではないかと考えられています。

親子

↑コタローとアイとまだ小さい頃のそら

 

野生では主に食しているのが果実で、他に葉や芽、花などを食しており、昆虫類や鳥の卵なども食べています。円山動物園ではリンゴ、ジャガイモ、人参、バナナ、小松菜、煮干し、キャベツ、ピーマン、セロリ、キュウリ、ブロッコリー、トマト、ゴボウ、キウイ、ナス、ヒマワリの種を与えています。

シロテテナガザルはIUCNのレッドリストで絶滅危惧ⅠB類の「近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの」に分類されており、食糧や子どもをペットにする目的での狩猟、生息地である熱帯雨林の減少などが理由で数を減らしています。

 

シロテテ

シロテテナガザルは類人猿館でご覧いただけます。素晴らしい身体能力をぜひ観察してみてください。

今後も皆さまに動物達の元気な姿を伝えていきますので、開園までしばらくお待ちください。

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428