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2012年2月18日
雪のブロックで家を作ろう!
~東月寒緑地でイグルー作り体験~
2月18日(土曜日)午前9時30分から、東月寒緑地(札幌市豊平区月寒東4条18丁目)で、イグルー作りが行われ、しらかば台小学校と羊丘小学校の児童70人のほか、地域住民、学校関係者、札幌大学学生、区役所職員など、合わせて約140人が参加した。
これは、子どもたちが「安全で安心して暮らせるまち」を目標に掲げてさまざまな活動を行う東月寒まちづくり協議会「童夢(どーむ)」(船越一珠子(ふなこし・かずこ)会長)と、東月寒東栄町内会(藤野稀一(ふじの・きいち)会長)、豊平区が主催したもので、今年で6回目。札幌大学学生はボランティアとして初参加。
札幌市では、地域と話し合いながらより良い冬の環境づくりを行う「地域と創る冬みち事業」に取り組んでおり、この一環として東栄町内会では、小学生の通学路に積もった雪を東月寒緑地に堆積して道幅を広げるなど、登下校時の安全対策を図っている。今回のイグルー作りは、堆積した雪を使って、冬の公園利用活性化と子どもたちに雪に親しんでもらうことを目的に開催された。
イグルーとは、北極地方に住むイヌイットの人々が移動しながら狩りを行うときに作る簡易住居のこと。
東月寒白樺会館(札幌市豊平区月寒東4条18丁目)に集合し、イグルーの作り方について説明を受けた子どもたちは、5つのグループに分かれて東月寒緑地に移動。雪の降る中で作業を開始した。子どもたちは、初めに壁や土台になる部分の雪をみんなで並んで踏み固め、のこぎりを使って雪の塊を切り出し、力を合わせて積み上げていった。2時間ほどでイグルー4基が完成。12人が中に入れるほど大きなものもあった。
完成後、中に入った子どもたちは「雪でこんなものが作れるんだね」、「すごい広い」などと声を上げて楽しんでいた。
その後、東月寒白樺会館に戻り、甘酒を飲みながら皆で作業の感想を話し合った。子どもたちは「掘り出した雪が割れて残念だった」、「時間ぎりぎりだったけど、完成できてうれしかった」などと話していた。
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