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更新日:2012年1月12日

テーマ2

内容
 開会、市長あいさつ
 テーマ1「高齢者や障がい者の福祉」
 テーマ2「子育てや子どもの教育」
 テーマ3「ごみ・リサイクル」
 「その他」
 市長総括、閉会


◎テーマ2「子育てや子どもの教育」

阪口さん写真○阪口貴博さん(以下「阪口」)
 子育てや子どもの教育に関することで、幼稚園や保育所の問題、子どもの安全などさまざまあると思いますが、個人的には教育水準の問題が一番大きいと思っているのです。いわゆるゆとり教育についてどのようにお考えでしょうか。
 これは数年前のことなのでまた変わっているかもしれませんが、私は、中学生のめいっ子の教科書を見ると、絵とか写真ばかりで、正直ちょっとびっくりしました。昔は、文字がもっとたくさんあって、勉強する人はひたすら勉強できるような教科書を使っていたような気がしました。

○市長
 とても大事な観点ですが、今の教育水準というお話は、どういう側面でということが非常に問題だと思います。いわゆる学力テストなどで達成度をはかることができる学力と、市民として生きていく力、自分で切り開いていける人格をどうやって養うかということもあります。学力偏重という形で、英語、国語、数学、理科、社会の5教科だけ徹底してたたき込めばそれで教育ができるかというと、そうではないでしょうというのが一つの流れだと思うのです。
 札幌市としては、もちろん、読み、書き、そろばんと昔からいわれていた基本的な情報を獲得する力はどうしても必要なわけですから、どこの学校でもしっかりやらなければならないことだと思っております。
 多くの場合、主要科目ができるということは進学に通じることですから、親たちはそれを徹底してやってくれというのが学校に対する要求です。ですから、先生方も一生懸命にならざるを得ないのです。しかし、それだけではだめだというのが今の札幌市教育委員会の教育目標です。札幌らしい市民を教育するということが大事だと。それは何かということで、今、重点を置いているのは、読書と環境と雪という三つのテーマです。読書というのは、総合的な力が養われます。物を考える力が出てきます。「朝読」といいまして、小学校では100%、授業開始の10分前にみんなの好きな本を読むという運動をやっております。中学校でも今では87%で実施されています。非常にいい効果があるということが実証されつつありますので、これはすばらしいなと私は思っております。
 それから、環境についてもちゃんと考える人間にしよう、自分のことだけではなくて、自分たちの地域のこと、地球のこと、将来のことを考えることができる力をつけていくような教育をしましょうということです。
 もう一つは、雪です。札幌の人間が札幌で生きていくためには、まさに雪とどうしても対面しなければいけません。それは、自分のことだけで考えるのではなくて、自分たちの住んでいる地域のことを考えることができる、雪が降ったら隣の人と声を掛け合って除雪をすることができる、お手伝いをしなければいけない、そういう人間関係をつくっていくために、雪というのは毎年頼みもしないのにちゃんと降ってくれて、私たちに課題を与えてくれるものだから、我々はどうやってそれに親しんでいくのかということを教育の目標にして、今申し上げました読書と環境と雪ということを中心に、そういう総合的な学力をつけていきましょうということで教育委員会は頑張っているということでございます。
 僕も、この間、教科書を見たのですけれども、ものすごく難しいです。1年生から3年生までの国語を見ましたら、とてもじゃないけれども、全部読めないぐらい、量も多いし、すごいですね。高校生ぐらいのもので、二、三年早まっているのではないかというぐらい、詰め込まれているのかどうかは知りませんが、量としてはすごく多いなと思ってびっくりしたところです。

○阪口
 詰め込み教育自体は私も反対です。やっぱり、生きるための常識ですね。ただ、常識は学校で教えるべきものかという問題にもなるかもしれません。

○北田
 学力とはどういうものかと考えますと、非常に多面的なものが多いのです。だから、教育課程の編成で今の教科書が難しくなっているということは、ゆとり教育の反動として教育課程が編成されて、それが今、教科書となってあらわれてきているわけです。そういうことがあるのですが、学力という考え方は、やはり総合的なものでなければいけないと思うのです。知識だけでは学力にならないと思います。
 ただ、今おっしゃったように、入試の問題がありますから、この問題と塾との関係があって、やっぱりペーパーテストにポイントを置いて学力をつけてもらいたいというのが父母の要求ではないかと思います。そこのところは大変難しいところだと思いますが、基本的には総合的な学力をつけるというのが教育の活動の根本ではないかと私は思っております。

○井馬久美子さん(以下「井馬」)井馬さん写真
 今、学力の向上について市長から考えをいただいて、もっともだなと納得したのですけれども、私は体力の向上も大事だと思うのです。
 私は田舎で育ちまして、漁師町だったのですけれども、周りの男の子は朝に家のお仕事を手伝ってから学校へ行ったり、学校から帰ったら手伝いをして、そういう面でも結構鍛えられているのではないかと思うのです。都会の子は、普通に暮らしていたら体力仕事はまずないと思うのです。
 雪かきは結構な運動になると思います。ですから、雪をプラスに考えて、子どもたちに自分の学校の校庭ぐらいは、天気のいい日は雪かきをするとか、雪を活用した体力づくりも考えられるのではないかと思いました。

○市長
 豊平区で子どもたちが除雪ボランティアをやっているところはなかったですか。

○三日市豊平区長(以下「区長」)
 中学校ではございます。

○市長
 子どもたちがおじいちゃん、おばあちゃんしかいないお宅に除雪の手伝いに行くのです。そういう活動も少しずつ出ています。また、手稲の道工大でも100名ぐらいの方々が福祉ボランティアで除雪をやったり、それが東海大学に広がったりという形で、学生たちにも雪でボランティアをしようというように輪が広がりつつあります。
 昔の子どもは、自分で仕事を持っていましたね。私も田舎育ちですが、父さんが会社に行くまでの間に自宅の玄関から歩道まで10メートルくらい除雪をしましたよ。朝は、小さい庭でしたけれども、当時は泥がありましたから掃除をしたり、役割がちゃんと与えられていたと思うのです。それは、学校で勉強する教育以外に家庭の中で子どもの位置づけができるというか、アイデンティティーというか、主体性が確立される、居場所があるという状況をつくるということを本当に意識的にやらないと、あまりにも便利になり過ぎて、いろいろな人がいろいろなサービスをしてくれるものだから、サービスは提供されるものだと思いがちなところがあると思います。小さいのだから何もしなくていいよではなくて、小さいなりにやれることはやろうよというふうに教えていくことがこれからは大事ではないかと思っております。

○井馬
 現在子育て中で、私自身、海の近い田舎町で育ったものですから、このような大都会で子育てをするに当たって、子どもを安全に危険から守って子育てするということに関してすごく思っていることがあります。
 子育てする側から、日ごろ、歩道を歩いていて歩道の段差がすごく気になるものですから、フラット化できないものかと思っています。例えば、ドイツのまち並みを見ると、市電が走っているにもかかわらずフラットなのです。歩道が電車と同じ位置にあるのです。
 自転車もそうですが、知ってか知らないでか、歩道を走っている自転車が大変多くて、本来、自転車は車道を走行するものだと思います。しかし、車道は危ないし、自転車が走るにはまだまだ危険ですが、道路にも自転車専用道路をつくってあげて、歩道は子どもを連れて安心して歩けるような道であってほしいですし、人に優しい札幌市であってほしいと思います。ただ、道路の整備となるとお金も大変かかることですから、ある地区でモデルとして試しにやってみるのはどうかと思っておりました。

○北田
 歩道を自転車で走っている中学生や高校生も含めて、これは歩いていて大変おっかないのです。また、車を利用して国道を走っているときに自転車に乗っている人が私の車のところに倒れてくるのではないかと感じながら運転していました。ところが、高齢者になって車はやめたのですが、国道なんておっかなくて走れません。市道だったら何とかなると思いますけれども、国道は無理です。ですから、今おっしゃった分離の問題は緊急の課題だと思います。

○司会
 年齢によっても通行区分の問題は非常に難しくて、お子さまが自転車に乗って車道を走っていいかというと、それも難しいし、今、東京都では子どもも何歳以下だったら歩道を走っていいということをやっております。札幌市ではこれからどういうふうにいくのかは非常に問題ですし、そこのところで、いろいろな方々からこういうのはどうかというご意見がございましたら、お聞きしたいと思います。

○菊池彩乃さん(以下「菊池」)菊池さん写真
 私も実際に免許を持っていてきょうも車で来ましたが、専用道路というより、お子さんや免許を持っていない方々も道路交通法の勉強をまず先にするべきだと思うのです。というのは、私も実際に自動車学校に行ってから学ぶことがたくさんありましたし、車に乗ってわかることも結構あります。専用道路をつくるにせよ、基礎知識がなければ親御さんも心配だと思うのです。自転車をどういうふうに走らせているのか、変なところを見ているのではないかなど、結構あると思うのです。ですから、専用道路よりも、まずは基本知識だと思います。

○中野
 私もよく自転車に乗るのですけれども、一番おっかないのは、車道を走っている自転車が反対に走ってくるのです。あれは徹底的にやめさせた方がいいですね。
 もう一つ、自転車は音がしないので、後ろから行くとびっくりするのです。私が今やっているのは、ラジオを小さくかけて行っているのですが、クラシックでも何でもいいですからきれいな音をかけて、後ろから近づいてきているよというような音が何かあった方がいいのではないか、どこかで発明してくれないかなと思っています。

○清野
 先ほどの段差の話ですが、段差がなくなってしまったら、歩行者が通れなくなるまで端っこまで車をとめてしまうのではないかと思うので、ちょっとうまくないかもしれないと思います。

○井馬
 テレビで見たのですが、海外のまち並みでは、車道と歩道の間にポールを立てているのです。ポールを立てる方が高いのか、段差をつくる方が高いのか、どっちがお金がかかるのかわかりませんが、ポールを立ててしまったら、歩道に乗り上げてくる車はなくなるのではないかと思います。歩道を歩いていると、歩道に駐車している車もたまにあるのです。ベビーカーを押していると、結局、歩道からおりて、車道に出て、また歩道に上がらなければいけないのです。車が歩道にとまっていることがたまにあるのですが、ポールだったら歩道まで車は入ってこられないのではないかと思いました。三日市区長写真

○区長
 先ほどの道路のフラット化の話で、ポールの話もすごくいいと思うのですが、今、都心部や地下鉄周辺ではバリアフリーを兼ねてやっています。ただ、歩道と車道の間はどうしても境目をつくっているのです。
 あとは、歩道をなるべく平らにして、横断歩道もすんなり渡れるようなフラット化をしています。ですから、駅周辺は徐々にそうなっていくと思いますし、できれば拡大していけるといいかなと思います。
 それから、先ほど自転車の話がありましたが、自転車はすごく便利ですね。震災があってからは、見直しされるようになりました。一方で、マナーの問題があります。交通事故の2割が自転車に類する事故であると全国的にもいわれておりまして、そのうちの3分の2くらいがマナーが守られていないためでして、ようやくこの間、警察庁が本腰を入れました。
 今、琴似のイトーヨーカドーの裏の方に川添通というところがあるのですが、分離をして歩道から2メートルくらいのうち1メートルくらいに色をつけてそこを走ってもらう実験をしています。そういった方法で歩行者と自転車を分離するという実験をやっていますので、その成果を見て、また道警ともお話をすることになると思います。
 これはすべての道路ではできないと思うのですが、今、2メートルぐらいの歩道でも自転車利用可となっている道路があるのです。そこはスピードを出すと非常に危険なので、警察では3メートル以上のところは可にしようかというような話をしていますね。
 それから、もう終わりましたけれども、11月の中ごろくらいまで、それぞれの駅で旗を持っているのを見たことはありますか。指導員が、交差点で自転車に乗った方に、歩道を走るときにはなるべくゆっくり走って歩行者の方とぶつからないようにという指導をしているのです。区役所でも自転車に乗るマナーについていろいろとやっているのですが、今後も継続してやっていきたいと思っております。

○市長
 菊池さんがおっしゃるように、これは教育の問題だと思います。立場によって感じる危険が違うのです。自転車に乗っている人が危険だと思うことと車のドライバーが感じる危険、歩行者の感じる危険が違うのです。そこでみんなの共通のルールをつくることが大事でしょうね。どんなことがあっても、交通強者と弱者がいるわけです。自動車は自転車よりも強いですし、自転車は歩行者よりも強いのです。ですから、強い者が弱い者を保護するという義務をみんな負っているのです。これは共通の最低限のルールです。このルールだけは変わりません。強者は弱者を保護しなければならない、そういうルールだけは徹底的に教え込まないと、自転車に乗っている方は自分が弱者だと思っている。しかし、歩行者との関係では完全に強者です。
 これは本当に徹底的に教育をしなければだめです。危険を回避できればいいではないのです。危険だと思わせたこと自体がだめだというぐらいのルールですね。危ないと思わせたことがいけないんだ、安心して歩行できるような環境をつくらなければだめだという意識を持って利用することが大事だと思います。また、道路の構造の問題については、それができるだけ可能になるような道路のつくり方を我々がやらなければいけないと思います。ハードの面は、それが可能な場所は行政でできる限りやっていこう、不可能なところは意識で改革してやっていこうということになっていくと思います。
 学校教育の中でもそれをやっていただけるように、教育委員会の方には私から強く申し入れをさせていただきたいと思います。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな誤りがあったものなどを整理した上で作成しています。

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