とよひら”風土”コレクション「親子おせち料理教室」を開催しました（平成30年12月27日）

豊平区民センター2階料理実習室で、『とよひら“風土（フード）”コレクション「親子おせち料理教室」』を開催しました。当日は、抽選に当選した豊平区民親子11組24人が参加されました。

この教室は、日本の伝承料理である「おせち料理」のいわれとその調理方法を親子で学ぶことによって、子どもたちの世代にもおせち料理に親しんでもらうことを目的に開催しました。
また、豊平区のシンボル「りんご」など、区にゆかりのある食材を活用した食育事業「とよひら“風土（フード）”コレクション」を広く区民に知ってもらう内容にもなっています。

この日は、料理研究家の立野豊子先生を講師に迎え、身近な食材を用いて簡単にできるおせち料理「簡単伊達巻」「彩り田作り」「みぞれなます」「桜包みご飯」「黒豆（レシピ提供のみ）」の5品の作り方を学びました。
（レシピは最後に掲載しています）

はじめに、区役所の管理栄養士から「おせち料理の意味や由来」や「調理の基礎・基本」として包丁の使い方などの講話がありました。

続いて、立野先生によるデモンストレーションで調理のポイントを学んだ後、立野先生や食のボランティアである豊平区食生活改善推進員のアドバイスを参考に親子で楽しく調理を開始。初めて包丁を握るお子さんもいましたが、上手に野菜を切ったり、巻きすで伊達巻を巻いていました。

参加者からは、「おせち料理が簡単でおいしく作れたため、家でも作りたい」「市販のものだと口に合わなかったけど、手作りでこんなにおいしくできて驚いた」などの感想をいただき、大変好評でした。

おせち料理を食べた後はかるたあそびをして、お正月気分を味わった1日でした。

 

 

とよひら”風土”コレクション「おせち料理教室」のレシピを紹介します（平成30年12月27日実施）

簡単伊達巻

材料
卵・6個
はんぺん・大2枚
砂糖・大さじ4
酒・大さじ3
みりん・大さじ1
作り方
1.オーブンは200度に温め、天板にオーブンシートを敷いておく。
2.ミキサーに、一口大に切ったはんぺん、卵、調味料類を入れ混ぜ合わせる。
3.天板に2を流し入れ、180度に熱したオーブンで25分焼く。（表面がきつね色になるまで）
3.焼きあがったら巻きすに取って巻き、3カ所に輪ゴムをかける。
4.冷めるまでおき、切り分ける。
栄養価（材料の6分の1量）
熱量139キロカロリー、たんぱく質9.1グラム、脂質4.9グラム、塩分0.7グラム

彩り田作り

材料
ごまめ・40グラム
かぼちゃの種・30グラム
くるみ・30グラム
レーズン・30グラム
白ごま・大さじ1
クコの実・大さじ2

A
しょうゆ・小さじ2
砂糖・大さじ2
酒・大さじ2
みりん・大さじ2
作り方
1.ごまめ、かぼちゃの種、くるみはこがさないように、から炒りする。
2.鍋にAを入れ煮立て、煮詰まって泡が立つ位になったら、ごまめ、かぼちゃの種、くるみ、レーズン、白ごま、クコの実を入れ、全体をからめる。火からおろし、カップに入れる。
栄養価（材料の12分の1量）
熱量79キロカロリー、たんぱく質3.8グラム、脂質3.7グラム、塩分0.3グラム

みぞれなます

材料
大根・300グラム
大根・40グラム
キュウリ・1本
柿・1個
りんご（皮が赤いもの）・半個
カニかまぼこ・4本
A
酢・大さじ3
砂糖・大さじ2
塩・小さじ3分の1
作り方
1.大根（300グラム）はすりおろし、ザルに上げ軽く汁を切る。40グラムの大根、キュウリ、柿、皮付きりんごは1センチメートル弱の角切りにする。カニかまぼこは1センチメートル長さに切る。
2.ボウルにAを合せ、大根おろし、大根、キュウリ、柿、りんご、カニかまぼこを加え、さっと混ぜ合せる。
栄養価（材料の6分の1量）
熱量65キロカロリー、たんぱく質1.8グラム、脂質0.3グラム、塩分0.6グラム

桜包みご飯

材料（2合分）
米・2合
雑穀米・25グラム
桜の葉（塩漬け）・12枚
酒・大さじ2
塩・小さじ2分の1
作り方
1.米は洗ってザルにあげておく。炊飯器に、米、雑穀米、酒、塩を入れて、目盛りを2合に合わせて水を入れ炊く。
2.炊き上がったら、一口大に握り、塩抜きした桜の葉で包む。
栄養価（材料の6分の1量）
熱量206キロカロリー、たんぱく質3.4グラム、脂質0.7グラム、塩分0.5グラム

黒豆

材料
黒豆・1カップ
水・3～5カップ
A
砂糖・1カップ
塩・小さじ4分の1
しょうゆ・小さじ1
重曹・小さじ3分の1
作り方
1.鍋にAを入れ火にかけ煮溶かし冷ます。洗った黒豆、重曹、鉄材（色止め）を入れ一晩つけておく。
2.鍋を強火にかけ、沸騰したらアクを取り、落し蓋をして弱火で1～2時間煮る。
3.煮汁が少なくなったら、差し水をして、常に煮汁が豆にかかっているようにする。
4.豆をはさんで押しつぶれる位まで煮る。そのまま汁につけ一晩冷ます。
栄養価（材料の10分の1量、漬け汁含む）
熱量104キロカロリー、たんぱく質4.8グラム、脂質2.9グラム、塩分0.3グラム
ポイント
・新しい豆を使う。
・差し水。びっくり水ともいい、水を加えることで、湯の温度を下げ、豆の表面だけ煮えず、中まで均一にやわらかく煮えるようにするために加える。吹きこぼれを防ぐ役目もある。
・落し蓋をする。煮汁を全体にまわし、煮くずれを防ぐ。

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