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更新日:2019年3月12日

第7回内装工事2

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neco(nEco):今回は、建物内部の工事見学の2回目だよ。まずは、ゾウのトレーニングルームを見てみよう。

akari(あかり):わぁ、大きな柵(さく)で囲まれたスペースだね。

neco:ゾウの飼育は、柵ごしにゾウの飼育や健康管理を行う「準間接飼育法(じゅんかんせつしいくほう)」で行うよ。この方法は、飼育員に安全で、かつ、ゾウにかかるストレスも軽くできるんだよ。

kenZo3(kenZo):具体的には、柵越しに棒(ぼう)や号令をつかって、ゾウに足や耳を柵の外に出させて治療や体の手入れをしたりするんだ。そのために、飼育員の指示にしたがう練習が欠かせないんだよ。ここで、その練習をするんだね。

akari:そうなんだ。あれ、kenZoくんは何をしているの?

kenZo5:体重をはかっているんだよ。ここの床には体重計があって、ゾウがここに入ると体重をはかることができるんだって。


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neco:ゾウ舎で使う柵はとても大きくて、クレーン車で決まった位置に運んだ後、しっかり固定するんだ。この柵の高さは3.5mもあるよ。

akari:柵の一部分にあいているところがあるね。

neco:ここには、耳を出す扉や足を出す扉を取り付けるんだ。体の大きさに合わせて開ける場所が変えられる扉なんだよ。飼育員の指示で、柵の外に耳や足を出し入れするのに使うんだ。

kenZo:いつもは、飼育員さんとゾウがトレーニングルームで行っていることを、ここで見学できるんだね。


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neco:ここは、屋内放飼場の中に設置する屋内プールだよ。多くの時間を屋内放飼場で過ごすゾウの生活環境を豊かにするため、冬でも水浴びができるように国内で初めて屋内プールを設置することにしたよ。

kenZo5:ゾウは水浴びが大好きだからね。体温調節や体調を整えるためにも水場があるのはとてもありがたいな。

neco:プールのつくり方は、コンクリート造の壁をつくったときと同じように、まずは鉄筋を配筋して、型枠の中にコンクリートを流し入れ、固めていくよ。今は、配筋し終えた状態だね。

akari:プールに面する壁の部分は、どうするの?

neco:窓をとりつけて、1階の部屋から水中を泳ぐゾウの様子などをガラスごしに観察できるようになるよ。


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akari:コンクリートが固まって、形が見えてきたね。

neco:屋内プールの形は、広い浅場(あさば)とゾウの体全体を水に入れることができる深場(ふかば)をつくって、様々な活動ができるように工夫されているんだ。最も深いところは3mもあるんだよ。

akari:プールの水はどうやってきれいにするの?

neco:プールの水をろ過して、水の中に含まれる汚れを取り除くんだよ。さらに、ろ過設備に、ろ過する時の水の流れとは逆に水を流す逆洗機能(ぎゃくせんきのう)を設置することで、長期的に水をきれいにすることができるようにしているよ。

kenZo3:プールの掃除をするときに排水する水を一時的に貯めておく場所をつくっておくことで、水の入れ替え量を大幅に少なくする工夫もしているんだって。


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kenZo:さっきとプールの床の色がかわったみたいだよ。

neco:あぁ、FRP防水工事をおこなったんだよ。強度が高く、耐久性に優れたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)でつくる防水層なんだ。

akari:窓ガラスをとりつけたんだね。

neco:最も大きな窓は、1枚の大きさが幅2.7m、高さ4mもあるんだ。さらにその厚さは17cmもあって、ゾウの姿を見やすい透明性と耐久性をあわせもつように、アクリル板と強化ガラスでつくられているよ。

kenZo3:プールの床に何かを設置しているね。なんだろう?

neco:それはね、擬土(ぎど)や擬岩(ぎがん)をつくるのに必要な鉄筋だよ。擬土や擬岩とは、人間が本物に似せてつくりだした土や岩のことだよ。詳しくは、「円山動物園アフリカゾーン新築工事」の現場レポートにある擬岩工事を見てみてね。

【リンク】「円山動物園アフリカゾーン新築工事第5回擬岩工事」


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neco;ほら、工事を終えて、屋内プールができあがったよ。本当の岩場に水場があるみたいでしょ。

kenZo3:すごい。本物みたい!

akari:さっきの窓が水の中につかっているのがわかるわ。だから、水中の様子を見ることができるって言っていたのね。

neco:ゾウ舎ならではの特別な工事をたくさん見学することができたね。いよいよ、次回は完成したゾウ舎の見学だよ。


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