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更新日:2018年10月18日

第3回躯体工事

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neco(nEco):今回は、躯体(くたい)工事を見学するよ。躯体工事とは、建物の骨組みをつくる工事だよ。それでは、見学を始める前に、新しいお友達を紹介しよう。

akari(あかり):kenZoくんです!

kenZo5(kenZo):はじめまして。kenZoだよ。円山動物園に新しいゾウ舎を建設していることを聞いて、遊びにきたよ。ミャンマーという国から、メス3頭、オス1頭の合計4頭のアジアゾウがやってくる予定なんだってね。どんなゾウ舎ができあがるのか楽しみだな。

neco:では、いっしょに工事現場を見ていこう。

 


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akari:外部足場(がいぶあしば)ができているわ。

neco:外部足場は、建物の外周部につくって、通路や外壁面の作業をする作業床として使われるよ。高い場所でも安全で快適に作業することができるよう、計画的につくられるんだ。

kenZo:工事を進めるうえで、安全で作業しやすい足場がとても重要なんだね。


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akari:鉄筋と型枠(かたわく)が組みあがってきたね。

neco:工事現場で鉄筋・型枠を組み立てて、コンクリートを流しこんでつくる工法を「現場打ち工法」というんだよ。型枠は、設計図面どおりに建て込んで、コンクリートが固まるまで、形を保つために必要な器になるんだよ。

kenZo3:あれっ、型枠に何かがとりつけられているよ。これは、なにかな?

neco:コンクリートを流しこむ時に、型枠にかかる圧力で型枠がゆがんだりしないように、型枠の外側にとりつけて補強(ほきょう)しているんだ。この補強材のことを端太材(ばたざい)とよび、鋼管のときは「鋼管端太(こうかんばた)」、10cm程度の角材のときは「端太角(ばたかく)」などとよばれているよ。


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akari:この壁も工事現場でつくられたのかな?

neco:これは、「プレキャストコンクリート工法」でつくられたもので、PCパネルとよぶよ。

kenZo3:「プレキャストコンクリート工法」?

neco:専用工場であらかじめコンクリート製品をつくって、その部材を工事現場に運び込んで設置する工法だよ。工事の期間を短くしたり、天候に左右されることなく高い品質のコンクリート製品をつくったりすることができるなどのメリットがあるんだ。


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kenZo4:さっきのPCパネルの裏側にまわってみたよ。

neco:PCパネルの裏側にあるのは断熱材(だんねつざい)だよ。

akari:そこから飛び出している細長い棒はなにかな?

neco:「セパレーター」といって、向かいあう型枠の間隔を一定にするためのもの。それから、灰色の鋼材(こうざい)は、PCパネルと断熱材とこれから鉄筋を組み立ててつくる鉄筋コンクリート壁を固定する役割をするんだよ。ゾウ舎では、鉄筋コンクリート壁の外側に断熱材を設置する「外断熱工法」を採用しているんだ。建物を断熱材ですっぽりとおおうことで、室内の温度を安定させたり、建物の寿命を延ばしたりすることができるんだよ。ここの壁は、さらにその外側にPCパネルを設置しているんだ。


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akari:どうして、PCパネルをいちばん外側に設置することにしたの?

neco:赤い点線で示したところのようなゾウの放し飼いをする場所に面しているところに、高さ4mほどのPCパネルを設置することで、ゾウの壁への衝突から断熱材を保護するためだよ。

kenZo:アジアゾウの体高は2.5~3mくらいで、体重は最大4~5tくらいだぞ。ゾウは頭突きをすることもあるんだ。その衝撃にも耐えられるよう、体重の2倍くらいの力が壁に加わっても壊れないように考えて建てているんだって。


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kenZo2:工事現場を上から、見てみたよ。

neco:建物のまわりを外部足場で取り囲んだら、足場の外側を養生シートでおおうよ。こうすることで、作業員さんの転落や資材などが周囲へ落下することを防止することなどにつながるよ。

akari:次回の現場見学も楽しみにしていてね。


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